2019年09月02日
気候や肌状態が違う夏と秋だからこそ!
ポイント 夏と少し変えると、さらに効果的!
紫外線対策がスキンケアにとって大事だということは、広く知られるようになりました。
しかし、紫外線について間違った認識をされている方も、まだいらっしゃいます。
夏と秋の紫外線対策は、少し違います。
ですから、もう一度、秋~冬にかけての紫外線対策を確認しましょう!
Q 「曇り空の日は、日焼けしないから日焼け止めは塗らない」これでいい?
A 曇り空の日も、外出時には日焼け止めが必要です。
雨の日も、曇りの日も、紫外線は降り注いでいます。
波長の短いUV-B波はいくぶんかやわらぐため、日焼けはしにくくはなります。
そのため、「黒くならないから、日焼け止めはいらない」と勘違いされている方がおられます。また、涼しくなると、「気温が低いから、日焼けしにくいので日焼け止めはいらない」と言う方も。
しかし、波長の長いUV-A波は、秋冬もしっかりと肌の深部に届いています。
それも、UV-A波は肌の内部に到達し、細胞を破壊することから、シワや皮膚がんを引き起こす元となります。
紫外線量と暑さは無関係です。
9月~11月は、紫外線量もまだまだ多いです。しかも、曇りの日の紫外線量は、晴れの日の70~80%もあります。
SPFとPA効果のある日焼け止めをしっかりと塗りましょう。
SPFとPAが『商品』に表記されたものを選びましょう。
商品説明には書いているのに、商品自体に表記がないものは、測定テストが行われていない可能性がありますので、注意が必要です。
きちんと効果のある
日焼け止めを選びましょう
SPFとPAが『商品』に表記されたものを選びましょう
商品説明には書いてあるのに、商品自体に表記が無いものは、測定テストが行われていない可能性がありますので注意が必要です
Q「SPF値が高いから、効果が一日中持続する」これって正しい?
A 一日中紫外線カットできる日焼け止めは、ほぼありません。
まずは紫外線カットする成分から考えてみましょう。
『紫外線吸収剤』だと、カット成分が紫外線を吸収し、熱に転換することで効果が発揮されます。紫外線量が多い日の場合、カット成分が尽きてしまうと、その効果はそこで終わります。
『紫外線散乱剤』だと、粉状のカット成分が、紫外線を物理的に遮ることで効果が発揮されます。汗をかく日や水に入ると粉は流れ落ちてしまうので、カット効果はそこで終わります。
どちらのカット成分を使っても、一日中は不可能です。
次は、SPF値について見てみましょう。
SPFの数値は、「太陽光中のUV-B波によって皮膚に紅斑ができるまでの時間を、何倍伸ばせるか」を示したものです。
この測定方法は統一はされておらず、だいたいの場合は、「ヒトの背中に何も塗布しない部位とカット成分を塗布する部位を作り、ここに紫外線を照射し、24時間程度後に反応を確認する」という方法が用いられています。
こうして、何も塗っていない(素肌)状態と、カット成分を塗布した状態を比較して、紫外線の影響度合いを数値化します。
『紫外線を照射する』というSPFの測定方、実は、『照射する時間』に統一された規則がありません。多くの場合、1~2時間程度です。
SPF値は、一日中、紫外線を浴びた時間で測定されているわけではないのです。
つまり、そもそもの話、SPF値というのは「一定時間だけ、紫外線の悪影響を軽減する」ための目安となる数字であり、持続時間はまったく関係がないのです。
また、紫外線量や汗の量により、効果は変化します。
そのため、あくまでも『効果の目安』なのです。
【塗り方のポイント】外出時は、2~3時間ごとに塗りなおし
洗い流せない場合は、肌あたりの良いタオルやティッシュをそっと顔全体の肌にあてて、汗や皮脂を吸い取らせます。
その後、適量の日焼け止めを塗りなおしましょう
Q 「日差しが弱まる秋は、日焼け止めを塗らなくていい」これって正しい?
A 秋だからこそ、塗っておきたい部分があります。
夏は真上から照り付ける太陽、その位置は78度で、頭から全身に太陽を浴びています。
これが、秋になると約55度に位置が変わり、冬に向けてさらに低い位置に移動します。
夏に比べると、秋~冬にかけての太陽は、低い位置から照り付けてくるということになります。
そのため、日差しが弱まった気になりますが、実際には、日傘や帽子では防御しにくい位置から差し込んでいるのです。
つまり、秋~冬は、夏と同じ対策では、紫外線の悪影響を受けやすいと言えます。
ポイント① 顔の真横から紫外線が差し込みます
額・頬・こめかみなど、シミを作りたくない部位に、しっかりと塗りましょう
ポイント② 鼻の下~唇も塗っておきたいポイント
日焼けは唇もしてしまうので、唇と口周りもしっかりと塗っておきたい部位です
また、鼻の下など、照り返しにも焼けやすい部位もきちんと押さえておきましょう
ポイント③ 秋だからこそ、ここもしっかりと
あご下やエラ部分、デコルテから首全体も、夏の紫外線よりは影響を受けやすい部位なので、しっかりと塗りましょう
Q 「日焼け止めを塗っても、日に焼けてしまった……どこを変えたらいいの?」
A 押さえておきたいポイントはこの5つです。
「ただ塗れば効果がある」というわけではないのが、日焼け止めです。
塗り方のポイントを押さえておかないと、「日焼け止めを塗ったのに、日に焼けた!」という事態になることがあります。
ポイント① 保湿で肌を整える
ゲル計量器で量る『さくらんぼ』3分の1~半分程度のアクアテクトゲルを手の平に薄く伸ばし、その手の平で顔を覆います
肌の表面がなめらかに整うと、日焼け止めもまんべんなく塗ることができます
ポイント② 効果のある量を使う
日焼け止めは適した量を使ってこそ、表記されているSPFやPAが発揮されます
やさしいUVカットミルクを使用される場合は、顔に対して0.8~1gを使いましょう
ポイント③ むらなく塗る
・額・右頬・左頬・鼻・アゴ
の5点にのせて、『トントン塗り』
トントンと軽く叩くように広げることで、伸ばしすぎずに、顔全体に塗り広がります
ポイント④ 紫外線散乱剤は、手アイロンでフィットさせカット効果アップ
やさしいUVカットミルクなどの紫外線散乱剤は、粉が物理的に紫外線をカットします
だから、顔全体を手の平で包みこみ、そのぬくもりでフィット感をアップ!
そうすることで、肌への紫外線侵入をさらに防げます
ポイント⑤ 秋の塗り直しは西日も考慮
日差しが弱まったように思える夕方も、しっかりと顔に紫外線が当たるのが秋の西日
夕方であっても、夏と同じく2~3時間で塗り直しをすることをおすすめします
いかがでしたか?
涼しくなってくると、真夏よりも力が抜けてしまう『紫外線対策』ですが、秋~冬にかかけてはまだまだ必要です。
今一度見直して、秋冬の肌も紫外線から守ってくださいね。
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