混合肌とは?1ヶ月集中スキンケアで肌状態の改善を目指す方法を紹介

混合肌とは

カサカサ乾燥しているのに、ベタベタしてテカっている部分もある。
こんな異なる肌悩みが混在していると、「乾燥肌」なのか、「脂性肌」なのか迷い、どんな肌用のスキンケアをすればいいのかわからなくなることがあります。

まずはあなたがどんな肌状態にあるのか、チェックしてみましょう。

肌状態は大きく分けて5つに大別されます

肌状態別の水分・油分比較のイメージ図

肌状態 特徴
乾燥肌 皮脂の分泌量が少ないため、肌内部の水分維持がしづらく、肌がカサカサしたり肌荒れを起こしたりしやすい
肌のキメはとても細かく、全体的に乾燥状態。
普通肌 皮脂量と水分量のバランスが取れているので、脂っぽくなりすぎず、なめらかで、しっとり感のある肌
キメの大きさや形も揃い、健康的な色ツヤがある。
脂性肌 皮脂の分泌量が多く、脂っぽくなりがちだが、しっとりとツヤのある肌状態。
全体的に肌のキメは粗めで、毛穴は大きく見えることが多い。
オイリー肌 油分が多く水分が少ないため、べたつきが多くなりがち
ニキビや炎症などの肌トラブルも起こりやすく、全体的にキメが粗くなりがち。
混合肌 オイリー肌と乾燥肌の特徴が合わさっており、水分が少ないことが共通の特徴。
皮脂分泌が多い部分と少ない部分が同じ顔の中でも混在しているが、比較的、肌トラブルは少なめ。

どれか当てはまるものはありましたか?

もし、「どれが自分に当てはまるかわからない」という場合には、以下の3つをチェックしてみてください。

あなたの肌にこんな特徴があるならば、「混合肌」だと言えます

この記事では、混合肌を解消して、本来の肌状態を取り戻す方法をご紹介します。

実は混合肌は、洗顔や保湿ケアを見直すだけで、かなり状態が変わります
私が肌状態を改善できた実体験を元にお話ししますので、ぜひ参考にしてください。


1. 混合肌を解消し、本来の肌を取り戻すために知るべきこと

  • サラサラ~ガサガサした部位
  • しっとり~べたべた・ぬるぬるした部位

この2つが、ひとつの顔に混在している。
あなたの肌が今、こんな状態であれば「混合肌」の可能性があります。

混合肌とは、「乾燥肌」と「オイリー肌」の2つを合わせ持っている状態のことです。

しっとり~べたべた・ぬるぬるが生じるのは、主に、額・鼻・アゴのいわゆるTゾーン。
サラサラ~ガサガサとした状態になるのは、主に、目元・頬・口周りなどのいわゆるUゾーン。
混合肌になるのは、皮脂や汗の分泌量が、顔の部位によって差異が生じている現れです。

ですから、悩むことはありません。

つまり、本来の生まれ持った肌質ではないのです。
生活環境やスキンケア方法など、何らかの影響を受けてできている肌状態に過ぎません。
解消することが、可能です。

乾燥とオイリー2つが混在している肌へ対処をし、本来の肌状態を取り戻すには、まずは「混合肌の進行を止めること」が必要です

この章で詳しくご説明しますので、なぜ混合肌になっているのかを知ってください。

1-1.混合肌とは「皮脂分泌量の差」がある状態

皮脂の分泌量は、同じ「顔」であっても部位によって異なります

皮脂腺は、「顔面中央部すなわち額、眉間、鼻翼、鼻口唇のいわゆるTゾーンといわれる部分でよく発達している」といわれるように、皮脂腺が発達しているかどうかで、その分泌量が違っています。

身体の各部位によってその大きさ、形態、分布密度は異なる。
顔面、頭部では数も多く、平均800個/㎠で、四肢では少なく平均50個/㎠である。
顔面の中でも分布に大きな差があり、顔面中央部すなわち額、眉間、鼻翼、鼻唇口のいわゆるTゾーンといわれる部分でよく発達している

引用:新化粧品学 理学博士 三井武夫著(南山堂)

ですから、「鼻はベタベタするのに、ほかはサラサラ」ということが当たり前に起こります

1-2.混合肌は「肌の水分量が少ない」状態

皮脂分泌量が多くなっている部分がある「混合肌」は、「オイリー肌」にとてもよく似ています
その違いは、「全部がオイリー」なのか、「一部がオイリー」の違いです。

カサカサとベタベタが混在していると、どちらのスキンケアをすればいいのか悩みます。
べたつく部位があるから「オイリー肌」のスキンケアを選びがちです。

でも実は、一部だけがオイリー肌になってしまっているのは、肌の水分と油分のバランスが崩れているから。
べたつく部位は、皮脂分泌量が多く、水分が少ない。
サラサラ部位は、皮脂分泌量が少なく、水分も少ない。

つまり、肌全体的には「水分が少ない」状態だということ

行うべきケアは、「乾燥肌対策」なのです。

1-3.混合肌は「インナードライによるオイリー」な状態

乾燥した肌は、「水分量」も「皮脂量」も少ない状態です。
そうすると肌は、肌内部の少ない水分を少しでも守ろうと、必死で皮脂分泌を活発化させることがあります。
いわゆる、「インナードライ」です。

もともとが普通肌や脂性よりの肌質だと、分泌機能はよく働きますので、皮脂分泌量は増えていきます。

常に皮脂分泌が過剰な状態になると、水分の量は増えないまま、皮脂の量だけが増えてしまうことがあるのです。

水分 < 油分(皮脂)

そうして肌表面の水分・油分バランスを崩してしまうと、混合肌が悪化していきます。

ですから、インナードライを改善することが、混合肌を悪化させないポイントです。


2.混合肌におすすめ「1ヶ月間・Tゾーン中心の集中ケア」

まずは、1か月間だけ、混合肌におすすめする「Tゾーン中心の集中ケア」をおすすめします。

これを行うことで、

  • どのように肌状態が変わるか
  • 水分不足が改善できるか
  • このケア方法が有効か

この3点がわかります。

オイリー肌用の化粧品はあっても、混合肌用はあまりありません
ですから、「ケアはどうすればいいの?」とお悩みの方も多くいらっしゃいます。

基本的には、乾燥肌対策のスキンケアがおすすめ
水分が少ないままにしておくと、オイリーが進行してしまい、混合肌が悪化してしまう可能性が高いからです。

ですから、乾燥している部位・オイリーな部位どちらもが「水分不足」状態なので、まずはこれを改善しましょう

2-1.保湿も洗顔も、全部「Tゾーンから」行う

皮脂分泌の多い場所と少ない場所
同じ顔でも、部位によって皮脂分泌量・肌状態は少しずつ違います。

「Tゾーンは、しっかり洗顔をして、保湿を控えています」
という方がとても多いですが、これは間違いです。

ベタつくからと皮脂を取り去るケアを熱心に行ったり、保湿を控えることで、乾燥が進んでしまうことに。
そうすると、皮脂は余計に分泌量を増やしてしまう可能性があります。

クレンジング・洗顔時のポイント

洗うときは、皮脂の分泌が多いTゾーンからクレンジング料や泡をのせていきましょう。

保湿時のポイント

皮脂分泌量も多く、皮膚が硬い部位であるTゾーンは浸透にも時間がかかります。
一番に化粧水やクリームを塗りはじめましょう。

2-2.Tゾーンであっても、乾燥する部位に併せてクリームもしっかりと使う

乾燥している部位にはクリームのように油分が多いものでフタをするケアも有効です。
私たちの体は、肌表面の皮脂が薄まると、皮脂分泌を活発化させる働きを持っているからです。

洗顔をしたり、皮脂を取ったりしても、2時間程度で肌表面の皮脂量は元に戻るというわけです。
ですから、皮脂分泌そのものを抑えるために、避けられがちなTゾーンこそクリームを使いましょう

皮脂の分泌は絶え間なく一定に行われているわけではない。
皮脂の分泌がある一定量まで達すると、皮脂腺に圧力を加えて、排泄を抑制するようになる。これを飽和皮脂量という
実験的に皮膚表面の皮脂をアルコールでぬぐいさると、皮脂は2~3時間以内に急速に分泌される。しかし、皮脂量がもとに回復すると、それ以降の分泌は緩慢になる。

引用元:美容皮膚化学事典 第7版 (中央書院発行)

ただし、ベたつきもありますので、使用感はあまり期待しないでください

「べたつく部位はサラサラになって、カサカサ部位がしっとりする」

これは化粧品の効果だけでは実現できません。
肌そのものを変化させて、混合している肌状態を整えることが必須です。

混合肌状態を抑えるために、まずは1ヶ月は試してみてください

2-3.メイク用品は、粉をTゾーンにだけ使う

混合肌の状態を改善するために、この1ヶ月間は軽いメイクにしてみませんか。

具体的には、保湿ケアの後は、日焼け止めとパウダーのみ。

実は、「こする」「摩擦」も、皮脂分泌量を増やす元です。
ですから、この期間中は以下のようなカンタンメイクにとどめることをおすすめします。

オフィスなど外出する場合

化粧水・クリーム → 日焼け止め → パウダーファンデ

肌にやさしく仕上がりも〇

休日など家にいられる場合

化粧水・クリーム → ルースパウダー

肌にもやさしく、ナチュラルな仕上がりに


3.混合肌を解消するために知っておきたい肌のQ&A

混合肌は、部位によってその特徴が異なるため、どんなケアがいいのか悩まされます。
そこで、この章では、混合肌が疑問に思うことにお答えします。

Q1.混合肌にはどんなメイク料を使えばいいですか?

A.基本的にはどんなメイク料でもOKです。
ただし、混合肌は肌の水分量が少ない状態です。
これを悪化させてしまうような、洗浄力が強いメイク落としが必要なメイク料の使用は避けましょう

Q2.2~3時間で顔がべたべたするので、混合肌ではなくオイリー肌なのでしょうか?

A.全部がべたつきがあるのならばオイリー肌、カサカサする部位も顔にあるのならば、混合肌だと言えます。

皮脂を取り去った後でも2~3時間は皮脂分泌量が増えます。
ですから、2時間ほどでべたつきだすのは当たり前のこと
悩む必要はないので安心してくださいね。

Q3.顔全体がつっぱるのですが、化粧水を使う量が少ないのでしょうか?

A.まずは化粧水の量を増やしましょう
もしそれでもつっぱり感に変わりがなければ、次は、使うクリームの量を増やしてみましょう

肌に水分が入る量は決まっています。
ですから使用量を増やすことでも改善しないときには、水分を閉じ込めるためのフタの厚みを増やすことが大切です。
クリームや乳液の量を増やしてみてください。

Q4.テカりだしたとき、どんなケアがおすすめですか?

A.実はそんなときこそ、保湿を行ってみてください。
テカりだすと誰もが皮脂を取るケアをやりがちですが、とってもすぐに分泌されます

ですから、「皮脂分泌をしなくていいんだな」と肌が正しく認識できるように、テカりが気になるときには肌に水分・油分を補うことがおすすめです

化粧水を塗るときのポイント

  • メーカー推奨の基本の量を使いましょう。
  • テカる部位、ゴワついている部位どちらにも化粧水は重ねづけを行いましょう。

クリームを塗るときのポイント

  • メーカー推奨の基本の量を使いましょう。
  • 日中、脂が浮きやすい部位にもきちんと塗り込んでおきましょう。

まとめ

  • オイリー肌は水分が少ない状態のため、行うべきは「乾燥肌対策」をする
  • テカりが気になるときは、皮脂をとるのではなく、「うるおい補給」をする
  • 混合肌を改善するには、まずは「インナードライを改善」する

この3つが、混合肌対策です。

この記事では、一般的な化粧水・乳液・クリームの使い方を中心にお話をしました。
今お持ちの化粧品で行っていただけるかと思いますので、早速今日から試してみてくださいね

もし、今お持ちの化粧品がない場合や、改善のために見直したいというお気持ちであれば、私は、当メディアを運営する株式会社アースケアの「アクシリオ」をおすすめします。

どんな肌状態であっても使えるスキンケアであることが最大の特長。
その形状は、刺激ゼロを目指したジェル状のメイク落とし・洗顔料と、保湿クリームです。

乾燥とオイリーが混在している「混合肌」に必要な水分補給が、必要なだけできること
オイリーな部分にもベタつきなく使える、水溶性ジェルであること。
そして、私自身がオイリー肌を改善できたのが、このジェルのおかげだと言えます。

ですから、混合肌にぜひおすすめしたいです。
今なら肌に合うかどうか試せる「お得なお試しセット」がありますので、興味があればぜひお試しください。

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