中学生は、肌悩みが多いお年ごろ。
ニキビがたくさんできてつらい、顔がテカってあぶらとり紙を手放せないという人は多いでしょう。
鏡を見るたびにため息が出たり、肌のキレイな友達やアイドルを見て悲しい気持ちになったり・・・・・・。
肌が気になるその気持ち、とてもよく分かります。
当メディアを運営する株式会社アースケアのスタッフも、その子供たちも少なからずニキビなどの肌トラブルに悩まされてきました。
しかし、肌のケアで大切なことが何かを知ったら、たくさんの情報に惑わされることもなくなり、自分に合うケアができるようになります。
肌の状態は年齢や季節、生活習慣に左右されますし、個人差も大きいのです。
この記事では中学生のスキンケアを徹底解説し、正しいスキンケアのやり方や、おすすめ商品なども紹介します。
自分の肌に合ったケアを見つけて、すこやかな肌を目指しましょう。
1.中学生も知っておくべきスキンケアのオモテ・ウラ
中学生は、心も体も大人へと変化する思春期のまっただなか。肌にも変化が出てきますが、その変化は人それぞれ違います。
「中学生にスキンケアが必要?」という問いに対しては、「肌の状態に合わせたシンプルなケアが必要」というのが答えです。
スキンケアの基本は、以下の3つです。
これができているとできないのとでは、数年後の肌に大きな差が生まれます。
- 肌を清潔にする
- 保湿をする
- 紫外線対策をする
この3つを正しく行い、毎日の習慣にしましょう。
ここで大切なのは「正しく行うこと」。
清潔にしたいからといって、1日に何度も洗顔したり、脂を取り過ぎたりするのはNGです。
間違ったケアは肌の状態を悪くする可能性があるので、ここで紹介する中学生のスキンケアに必要なことと、知っておいてほしいことをぜひ参考にしてくださいね。
1-1.シンプルなケアで十分
まず肝心なのは、シンプルなケアを心がけることです。
スキンケアはやり過ぎてしまうと、かえって肌に負担をかけることがあります。
世の中には多くの化粧品メーカーがあり、数え切れないほどの商品がありますが、たくさんのアイテムを持つ必要はありません。
スキンケアは、自分の肌に良いなと思ったものを選んで使うことが大切なのです。
スキンケアの基本は、洗顔で肌を清潔にしたあと、化粧水、乳液、クリームの順番で塗っていくというもの。
ただし、肌の状態は人それぞれ違います。
化粧水と乳液、クリームが誰にでも必要というわけではないので、使うアイテムは調整すればOKです。
特に、思春期のころはオイリー肌やニキビ肌になりやすいので注意しましょう。
詳細は5章で紹介します。
1-2.ニキビなど自分の肌悩みに合ったケアを行う
思春期には、「第二次性徴」と呼ばれる体の変化があらわれ、ホルモンの分泌が変わるため肌質にも影響を与え変化します。
男女とも皮脂の分泌が増えて、脂性肌に傾くため、ニキビや毛穴の詰まりなどの肌トラブルを招きやすくなるのです。
肌に脂が浮いたりテカったりしやすくなるのも、脂性肌に傾いたことによる思春期の肌の特徴です。
このような肌の変化は、もともとの肌質や体質によっても違うため、思春期の肌悩みは人によってさまざま。
自分の肌の悩みに特化したケアを取り入れることを検討しましょう。
1-3.保湿をきちんと行う
「肌はさらさらしているほうがいい」と洗顔後そのままで過ごす中学生は少なくありません。
保湿というとベタつくイメージがあるかもしれませんが、乾燥は肌トラブルの原因になるため、スキンケアには保湿が欠かせません。
乾燥すると風邪を引きやすくなるので、冬は部屋に加湿器をつけたりしますよね。肌も同じと言えるでしょう。
ただし、やみくもに保湿をすればいいというわけではなく、肌のバランスを整えるケアが必要です。
水分と皮脂のバランスが取れた肌を目指して、水分と保湿成分、油分を補うケアをしましょう。
1-4.紫外線対策は必ず行う
紫外線対策は、中学生には必ず必要です。
紫外線は季節や天候を問わず降り注いでいるため、1年を通してしっかり対策しましょう。
紫外線というと日焼けをイメージするかもしれませんが、実はそれだけではないのです。
紫外線はシミやシワ、たるみなどといった「光老化」を引き起こします。
光老化は紫外線を浴びてすぐにあらわれるのではなく、長年にわたって肌ダメージが蓄積することによって起こります。
ですから、すぐにシミやシワができなくても油断は禁物。
今浴びている紫外線のダメージも、確実に肌に蓄積し、何十年後かに肌の表面へと現れてきます。
紫外線対策には帽子や日傘などさまざまな方法がありますので、その時々に使いやすい方法を選択しましょう。
「日焼け止めで赤くなる敏感肌向け・合わない理由と選び方5つの条件」で詳しく解説していますが、人気の日焼け止め62商品のSPF数値や成分・形状などを徹底的に調査したところ、おすすめするための条件をすべてクリアした日焼け止めは、以下の2商品しかありませんでした。
商品名 | やさしいUVカットミルク | ちふれ・UVサンベール クリーム |
商品画像 | ||
SPF / PA | SPF25・PA++ | SPF30・PA++ |
紫外線カット成分の種類 | 紫外線散乱剤100% | 紫外線散乱剤100% |
ウォータープルーフ機能 | 〇 | 〇 |
使用感 | クリームに近いミルクタイプ | クリーム |
お試し使用 | 〇 550円(6回分)のお試しセットあり |
× |
容量・価格 |
税込2,800円(25g) |
税込605円(50g) |
記事の情報を参考にして、あなたの肌にあう日焼け止めを見つけてください。
1-5.「SNSやメディアの情報を鵜呑みにしない」ことを知る
CMやSNSで話題になっている商品を見ると「効果がありそう」と思うかもしれません。
でも、実は化粧品メーカーは商品がたくさん売れてほしいから、CMを打ったり雑誌に掲載してもらったりして、商品を宣伝します。
インフルエンサーに依頼して商品をSNSで紹介してもらうのも、販売戦略の一つです。
肌状態には個人差があるため、SNSで話題のアイテムが全ての人にとって合うわけではありません。
つまり、メディアで話題になっている商品や、人気インスタグラマーが紹介している商品を使えば、必ず肌がキレイになるわけではないということを知っておいてほしいのです。
1-6.「タレントおすすめが自分に合うとは限らない」ことを知る
YouTubeやInstagramなどで、好きなタレントやインスタグラマーが化粧品を紹介しているのを見ると、「この商品を使えば、あんなキレイな肌になれるかも」と思うかもしれません。
しかし、その商品が必ず自分に合うというわけではありません。
たとえば、洋服やリップグロスは「似合う・似合わない」がすぐに判断できますよね。
しかし、スキンケアの場合は使ってすぐ効果があらわれるわけではないので、自分に合っているかどうか判断するのが難しいのです。
また、スキンケアは化粧品なので「効果」を明記することはできません。
化粧品の効果については、次の項目で詳しく説明します。
1-7.「化粧品は肌がキレイになる薬ではない」ことを知る
解熱剤を飲むと熱が下がるのは、解熱剤が「医薬品」で効果があるからです。
それに対して、スキンケア用品は「化粧品」に分類されます。
化粧品とは、肌や髪、爪の手入れや保護をしたり、色や香りをつけたりするためのもので、人体への作用がそれほど大きくないもの、と厚生労働省により決められています。
つまり、スキンケア用品は肌を清潔にしたり、乾燥を防いですこやかに保ったりする目的のもので、肌そのものをキレイにする薬のような効果はないのです。
また、化粧品の中には「医薬部外品」や「薬用化粧品」と表記されているものがあります。
医薬部外品(薬用化粧品)と化粧品の違いは何かというと、「有効成分」が入っているか、いないかです。
この有効成分とは、肌あれやニキビを防ぐ、美白、デオドラントなどの効果がある、厚生労働省が許可した成分です。
ただ、医薬部外品(薬用化粧品)も、「治療」を目的としたものではないので、医薬品のような確かな効果は期待できません。
スキンケア用品の中にも医薬部外品として、「シワを改善する」「シミ・そばかすを防ぐ」などといった効果をうたっているものがたくさんありますが、これらは基本的には中学生向けではないので今は気にしなくても良いでしょう。
2.中学生の肌悩みについて
体に大きな変化がある思春期のころは、肌悩みもたくさん出てきます。
この章では、中学生の肌悩みの原因と対策について見ていきます。
2-1.ニキビ
ニキビとは、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚の病気です。
ニキビは、皮脂の分泌が多過ぎたり、毛穴が詰まったりすることで、毛穴の中に皮脂が溜まることでできやすくなります。
とくに思春期は、男女とも男性ホルモンの影響で皮脂の分泌が多くなるので、ニキビができやすいのです。
毛穴が詰まって、中に皮脂が溜まった状態のものを「コメド(面ぽう)」といい、白ニキビや黒ニキビがこれに当たります。
白ニキビや黒ニキビはニキビとしては初期の段階ですが、詰まった毛穴の中は皮脂が多く、アクネ菌が増殖しやすい環境。
増え過ぎたアクネ菌が赤く炎症を起こすと、赤ニキビができます。
赤ニキビがさらに悪化して炎症が激しくなり、膿が溜まったものが黄ニキビです。
アクネ菌は誰の肌にもいる常在菌ですが、毛穴の中で増え過ぎると炎症を起こします。
ニキビをケアするなら、アクネ菌対策として殺菌成分や抗炎症成分が配合されたアイテムを使うのも一つの手です。
ただしニキビは皮膚の病気なので、炎症がひどい場合や早く治したいときは、皮膚科で治療薬を処方してもらうのがおすすめ。
この記事を書いている私の娘たちも中学生・高校生のときにはニキビケアの一環として、皮膚科通いをしていましたよ。
薬の治療と、化粧品のスキンケアは効果が異なります。
それぞれを使い分けることをおすすめします。
2-2.オイリー肌
オイリー肌とは、皮脂の分泌が多過ぎる状態の肌のことで、「脂性肌」とも呼ばれます。
思春期は男性ホルモンの分泌が盛んになるため皮脂腺が発達し、皮脂がたくさん出てオイリー肌になりがち。
ただし、思春期のオイリー肌は一時的なもので、年齢とともに変化することも少なくありません。
女性の場合、20歳前後で皮脂の分泌が落ち着いたあとは、乾燥肌やインナードライ肌へと変化する人が多いようです。
男性は、20歳を超えても皮脂の分泌量に女性ほどの変化はありませんが、30歳を過ぎてから乾燥肌になるケースもあります。
また女性の場合、生理前にニキビができやすかったり肌が脂っぽくなったりするのは、ホルモンバランスの影響です。
男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れると、皮脂の分泌が過剰になるためです。
2-3.毛穴
オイリー肌と同じく、思春期のころは毛穴が気になる人も多いでしょう。
というのも、皮脂の分泌が多くなり過ぎると、皮脂が毛穴に詰まって出口を押し広げ、毛穴を目立たせてしまうことがあるからです。
毛穴の詰まりはニキビができやすくなりますし、毛穴に詰まった皮脂や汚れが参加すると、毛穴周りが黒ずんで目立ちやすくなります。
3.中学生の肌について
中学生は男女ともに、男性ホルモンの影響で脂性肌に傾きやすく、さまざまな肌悩みが出てくるものです。
しかし、思春期に皮脂分泌が活発になるのは一時的なもので、肌の皮脂量は年齢とともに変化します。
やり過ぎケアやストレスが肌状態を悪化させることもあるので、気にし過ぎず、おおらかな気持ちでいることも必要です。
何歳になっても肌の状態は常に一定ではなく、季節やメンタル、生活習慣などで変わります。
だからこそ、肌の構造を知り、自分の肌の状態や正しいケアを見極められるようになりましょう。
知っておいて欲しい肌のことを3つ紹介します。
3-1.肌の構造
私たち人間の肌は、「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっています。
表皮 | 厚さ0.2ミリととても薄いのですが、異物の侵入を防ぎ、水分を保持する「バリア機能」を持っています。 |
真皮 | 血管やリンパ管、汗腺などがある部分で、肌の弾力やハリを保つための中心的役割を果たしています。 |
皮下組織 | 肌の3層構造の1番内側にあり、ほとんどが皮下脂肪でできています。クッションのように体を守る働きや、栄養や老廃物を運ぶ働きがあります。 |
薄い肌にはこのような働きがあることを知ると、自然と肌にはやさしく触れようと思いますよね。
ぜひ意識してみてください。
3-2.バリア機能
雑誌や化粧品の紹介を読んでいると、「肌のバリア機能」という言葉が出てくることがあります。
バリア機能とは、紫外線やほこり、細菌といった外部の刺激から体を守り、肌の水分を保つ役割のこと。
この大切な役割は、厚さが0.02ミリしかない表皮の1番外側にある「角質層(角層)」が担っています。
しかし、肌のバリア機能は、間違ったスキンケアや肌への刺激など、さまざまな原因によって低下することがあります。
バリア機能が低下した肌は水分をうまく保持できなくなり、外からの刺激にますます敏感になって荒れやすくなるなど、悪循環になることも。
バリア機能が正常に働くすこやかな肌とは、肌の水分と保湿成分、油分のバランスがうまく取れている状態とされます。
そのためスキンケアでは、水分と保湿成分、油分のバランスを整えることが大切なのです。
3-3.ターンオーバー
そしてもう1つ、肌のことで知っておいて欲しいのが「ターンオーバー」。
ターンオーバーとは、肌が一定のサイクルで新しく生まれ変わるしくみのことです。
表皮は外側から「角層」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層」の4層に分かれています。
表皮の1番奥にある基底層で新しい細胞が作られると、形を変えながらだんだん上へと押し上げられ、約2週間かけて角層まで出てきます。
角層に到達してさらに約2週間が経つと、役目を終え、垢としてはがれ落ちるのです。
この一連の働きをターンオーバーと呼んでいます。
ターンオーバーの周期は人によって差があるものの、28日~56日と、それなりに時間がかかります。
そのため、「スキンケアをしてもすぐに肌の状態がよくなるわけではない」と覚えておいてください。
4.正しい洗顔のやり方
ここからは、中学生向けスキンケアの、具体的な方法を見ていきましょう。
まずは正しい洗顔のやり方から紹介します。
4-1.洗顔の手順
洗顔は、肌にダメージを与えないよう心がけ、以下の手順で行いましょう。
- 洗顔の手順
- 1. 手をキレイに洗う
2. 顔をサッとすすぐ
3. 洗顔料を泡立てる
4. やさしく洗う
5. 丁寧に洗い流す
6. 清潔なタオルで水分を取る
汚れが残った手では、洗顔料の泡立ちが悪くなることも。洗顔料が手の汚れを落とすことに使われてしまうためです。
洗顔の前にはまず手を洗い、汚れやホコリなどを落としておきましょう。
肌をこすると摩擦が刺激になるので、洗顔料はたっぷり泡立て、なでるようにやさしく洗うのもポイントです。
すすぐときは、残った洗顔料や汚れが肌トラブルを招くのを防ぐため、生え際や小鼻、あごなども丁寧に洗い流してください。
また、タオルでゴシゴシ拭くと肌への負担が大きくなるので、やさしく押さえるようにして水分を取りましょう。
4-2.注意点
べたつきが気になると何度も洗いたくなってしまいますが、洗顔料を使った洗顔は1日1~2回にとどめましょう。
朝はぬるま湯のみでの洗顔でもいいのですが、不十分な場合は洗顔料を使います。
洗顔をし過ぎると肌のバリア機能が崩れ、かえって皮脂の分泌を活発にしてしまうこともあるので注意してください。
また、お湯を使う場合は必ずぬるま湯にしましょう。
熱いお湯は皮脂がよく落ちるように感じるかもしれませんが、洗顔後の乾燥を招くので、皮脂の過剰分泌につながることがあります。
5.正しいスキンケアのやり方
正しいスキンケアを行うために、スキンケアの種類と役割、手順や注意点を押さえておきましょう。
5-1.スキンケアの種類と役割
スキンケアの主なアイテムといえば、化粧水、乳液、クリームです。
化粧水には、肌に水分を与え、次のアイテムをなじみやすくする役割があります。
乳液は肌に油分を補い、水分の蒸散を防いでうるおいをキープするためのものです。
クリームも乳液と同じ目的で使いますが、配合成分が違うため、より油分が多く、エモリエント効果が高くなっています。
さらに蓋をする役割がクリームにあります。
なおエモリエントとは「皮膚から水分が蒸散してしまうのを抑え、うるおいを保ち、さらに皮膚を柔らかくすること」です。
脂っぽくて悩んでいるなら、クリームは乾燥が気になるときや部分的な乾燥に使うのみで良いかもしれません。また、乳液とクリームの両方をつけても良いのですが、肌の状態に合わせて調整してみてください。
スキンケアにワセリンのみを使ったり、ワセリンをニキビにつけたりする人もいますが、ワセリンの効果は肌に油分の膜を作ること。
水分が逃げないよう肌にフタをする以外の効果は期待できないので、ワセリンを使うなら水分や保湿成分を含んだアイテムも一緒に使いましょう。
また、ニキビにワセリンをつけると毛穴の出口をふさいでしまい、症状を悪化させてしまうことがあるので注意してください。
5-1-1.中学生に乳液やクリームは必要?
「中学生に乳液やクリームは必要ですか?」というのは、よく寄せられる質問です。
すこやかな肌のためには、水分と保湿成分、油分のバランスが大切なので、基本的には乳液やクリームも使った方がいいでしょう。
ただ、思春期まっただ中の中学生の肌は、油分が多い傾向があります。
化粧水のみでも肌トラブルがなかったり、乳液やクリームを使うとかえってニキビができたりする場合は、無理に使う必要はありません。
しかし、化粧水のみのスキンケアで何らかの肌トラブルがあるのなら、乳液、もしくは乳液とクリームを取り入れてみましょう。
乳液やクリームをさっぱりタイプにしたり、使う量を控えめにしたりと調整しながら、自分の肌に合うケアを見つけてください。
また、「べたつきがひどいから、乳液やクリームを使う気になんてなれないよ」という場合は、オールインワンアイテムを選ぶのも一つの方法です。
化粧水、乳液、クリームなどの要素が1つになっていて、ベタつかないタイプを選ぶことで、必要な要素を補うことができます。
肌は一人一人違うので、正解は一つではありません。
普段から自分の肌をよく観察して、肌の状態に合うアイテムを選ぶことが大切です。
5-2.スキンケアのやり方
スキンケアの基本の手順は以下のとおりです。
1. 化粧水
↓
2. 乳液
↓
3. クリーム
化粧水で肌に水分を与えたあと、水分が蒸発しないようキープするために、乳液やクリームを重ねます。
クリームの代わりにオイルを使ってもいいのですが、美容オイルは一般的に油性成分がメインで、配合されている成分によってはニキビを悪化させることがあるかもしれません。
肌の状態を見ながら使うようにしましょう。
また、紫外線対策もスキンケアのうちです。
紫外線は年中降り注いでいるので、朝のスキンケアの最後には、季節を問わず日焼け止めを塗りましょう。
5-3.スキンケアでの注意点
スキンケアの際は、肌に負担をかけないことが大切です。
たとえば、化粧水を塗るときにコットンを使うと、コットンと肌との摩擦が肌に刺激を与えてしまうことがあります。
必要がなければコットンは使わず、手で化粧水をやさしくなじませましょう。
パタパタと叩くようにパッティングするのも避けた方が無難です。
肌が動いたり、シワが寄ったりするのは、力が入り過ぎている証拠。
スキンケアはとにかくやさしく行いましょう。
イメージとしては「赤ちゃんの肌に触れるかのようにそっと」と覚えておくと良いですね。
また、入浴や洗顔のあとは、肌のうるおい成分が水に流れ、乾燥しやすい状態になっています。
保湿するのは早ければ早いほどいいので、できるだけすぐスキンケアをするのがおすすめです。
入浴後保湿せずに10分経つと、肌の水分量は入浴前と同じくらいになり、そのあとも減るという研究結果もあります。
洗顔や入浴のあとは、「どんなに遅くても10分以内にはケアする」と覚えておいてくださいね。
6. 中学生におすすめのスキンケア商品
これまでの内容をまとめると、中学生のスキンケア・洗顔には、以下のポイントが重要なことが分かります。
中学生の洗顔・スキンケアに大事なポイント3つ
- 洗顔はなるべく優しく、1日に1~2回の目安で
- スキンケア商品は必要最低限でOK
- お試しセットが付きがベスト
そこで私がおすすめするのが、オールインワンタイプの保湿スキンケア商品です。
オールインワンタイプは、大半が「油分2割・水分8割」の商品のため、効率的に肌に水分を与えることができます。
ほどよく油分が含まれており、水分の蒸発も防いでくれるため、1本で効率的に保湿ができます。
思春期まっただなかの中学生の肌は、油分が多い傾向にあるので、乳液やクリームを使うとかえってニキビができたりする場合がありますが、オールインワンタイプであればその心配が小さくなります。
乳液やクリームなどの余分な化粧品の数が減るので、お財布にも優しく、かつ肌への物理的な刺激を減らすことができるからです。
おすすめの「オールインワン保湿ジェル」
今回おすすめする商品は、550円でお試しセットの購入が可能です。
肌へのパッチテストも手軽にできますし、金銭的な負担も小さく済みます。
これからスキンケアを始めようと思っている中学生は、ぜひトライしてみてください。
商品名 |
アクシリオ アクアテクトゲル |
おすすめする理由 |
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商品の特徴 |
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参考価格 |
初回お試しセット1,600円が今なら550円で利用可能(送料無料) ※ダブルクレンジングゲル(洗顔料)付き |
全成分 |
水、BG、グリセリン、アボカド油、ぺンチレングリコール、ベタイン、アルギニン、スクワラン、オリーブ果実油、ホホバ種子油、マカデミア種子油、カニナバラ果実油、イチョウ葉エキス、カワラヨモギ花エキス、アルニカ花エキス、モモ葉エキス、キダチアロエ葉エキス、トゲキリンサイ/ミツイシコンブ/ウスバアオノリエキス、グリチルリチン酸2K、コメヌカスフィンゴ糖脂質、ヒアルロン酸Na、水添レシチン、リゾレシチン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマー、水酸化Na、クエン酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン |
まとめ
中学生のスキンケアでは、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 「洗浄・保湿・紫外線対策」のシンプルなケアをする
- 化粧品は薬ではないことを知っておく
- メディアの情報を鵜呑みにせず、自分の肌に合ったアイテムを使う
- ターンオーバーには時間がかかるので、スキンケアは継続して行う
中学生のころは肌も大きく変化するため、自分の肌がどんな状態かよく観察して、そのときの肌に合ったスキンケアをするのが大切です。
この記事を参考に、毎日のスキンケアを見直してみてくださいね。