手は頻繁に物を触ったり動かしたりするため、一度荒れると悪循環になりやすく、改善しにくいです。
特に冬場は乾燥しやすいので、手荒れが原因で、家事や仕事に支障が出ている方もおられることでしょう。
自社調査の結果、75.2%の方が「手荒れやあかぎれに悩んだことがある」ことがわかりました。
そこでこの記事では、手の乾燥に悩む方に向けて、ワセリンの使い方や肌の基礎知識や、燥の原因について詳しく解説します。
乾燥による手荒れ対策としてセルフケアを行う際の参考にしてください。
1. 手の乾燥・手荒れにワセリンは使えます
ワセリンは、乾燥肌だけでなく、皮膚炎やアレルギーなどのトラブルにも使われる、全身用の保湿剤です。
手の乾燥を改善・予防するためには、保湿効果の高い「ワセリン」が使いやすいです。
ハンドクリームや美容液もいいのですが、香りに好き嫌いがあったり、成分が肌に合う・合わないがありますよね。
ですから、単一の成分で無香料のワセリンはおすすめです。
ワセリンを知らない方も多いと思いますので、この章ではワセリンの基礎知識や種類、副作用などについて解説します。
1-1. ワセリンとは
ワセリンとは、石油から得られるペースト状の物質。
保湿効果が高いため、多くの化粧品や医薬部外品、医薬品に含まれています。
石油からできていると言うと心配になる人もいるかもしれませんが、不純物はしっかりと取り除かれていますし、赤ちゃんの肌にも使えるほど安心な保湿剤です。
保湿剤は、働きによって以下の2種類に分けられます。
保湿剤の働き
- 水分を与える
- 水分を守る
通常の化粧水や乳液は「水分を与える」保湿剤にあたり、角質層に直接水分を届ける働きがあります。
一方ワセリンは、「水分を守る」保湿剤であり、肌表面を覆って水分蒸散を防いでくれます。
つまり、ワセリンには化粧水のように肌に水分を供給する働きではなう、表面をしっかりとコーティングしてくれるもの。
そのコーディング効果は他の保湿剤と比べても特に高いため、ワセリンは頑固な乾燥肌にもおすすめです。
1-2. ワセリンの種類
一口にワセリンと言ってもいくつかの種類があり、純度の違いによって黄色ワセリン・白色ワセリン・プロペト・サンホワイトなどに分類されます。
黄色ワセリンは最も純度の低いタイプで、黄色っぽい色をしています。
「雑貨品」という区分になるので、医薬品や医薬部外品には含まれませんが、最も安く購入できます。
特に女性はリップなどで使われている方も多いかもしれませんね。
白色ワセリンは、黄色ワセリンを精製し純度を高めたもの。 「医薬品」「化粧油」として販売され、肌への刺激も少なめです。
さらに純度の高いワセリンにはプロペト、サンホワイトなどがあります。
これらは刺激が少ないため、敏感肌やアトピー肌にも使えますが、黄色ワセリンや白色ワセリンよりも高価です。
一般的に、ワセリンは純度が高いほど色が白く低刺激、使用感が良いと言われています。
ただし、保湿効果自体には顕著な差はありません。
そのため、日常的な乾燥ケアであれば品質・価格のバランスから、白色ワセリンがおすすめです。
さらに、安全性を求める場合は、プロペト、サンホワイトも検討してみましょう。
1-3. ワセリンの副作用
ワセリンは安全性が高く、赤ちゃんのスキンケアにも使われるほど広く普及しています。
しかし、白色ワセリン以上の純度のものは医薬品としても販売されているため、副作用についても知っておかなければなりません。
正しく安全に使うため、ここではワセリンの副作用や注意点について説明します。
ワセリンで赤みやかゆみが出る?
低刺激で安全性に問題のない成分とされているワセリンですが、100%トラブルが起こらないとは限りません。
前述した通り、ワセリンは肌表面をコーティングし、水分の蒸散を防ぐことで保湿をします。
このとき、汗の蒸散を妨げて熱が内部にこもり、かゆみが生じることがあります。
ワセリンを使用後、赤みやかゆみ、発疹などが出た場合は、すぐに使用を止め、医師や薬剤師、登録販売者に相談しましょう。
また、副作用や品質変化を避け安全に使うためには、以下の点に注意しましょう。
- 直射日光を避け湿気の少ない涼しい場所に保管する
- 容器の蓋をしっかりと閉めて保管する
- 使用期限を過ぎたものは使わない
- 少量を薄く塗る
- 強い力を入れて塗らない
- 心配な人は使用前にパッチテストを行うこと
ワセリンで日焼けはしない?
「ワセリン=石油由来=オイル」というイメージから、「ワセリンを塗ったら日焼けしやすいのではないか?」と思う方もいるかもしれません。
また、ひと昔前の純度の低いワセリンは油焼けするとも言われていたため、そのイメージが残っている人もいるでしょう。
しかし現在のワセリンは純度が高く、日焼けしやすくなる心配はいりません。
むしろ、ワセリンには紫外線をブロックする効果があるという研究結果も耳にします。
日焼け止めのような高い紫外線カット効果が期待できるものではありませんが、ワセリンにより日焼けしやすくなるということはありません。
1-4. ワセリンの正しい使い方
ワセリンには高い保湿効果がありますが、前述の通り、肌に水分を供給するものではありません。
そのため、ワセリンだけ肌に塗るのは私たちの期待する効果を得られないので、使い方としては誤りです。
ワセリンを塗る前には、化粧水や乳液を塗って水分をたっぷり補うことが大切です。
また、ワセリンは伸びがあまり良くないので、そのまま塗ろうとすると摩擦による刺激を与えてしまいます。
そのため、塗り広げる前に、手の平であたため柔らかくしてあげましょう。
効果的なケア方法については、後で詳しく説明します。
2. ワセリンを使ったハンドケア
手のかさつきやごわつき、かゆみなどが気になるときは、保湿効果の高いワセリンでハンドケアを行ってみましょう。
ポイントは、十分な効果を発揮できるように正しく使うこと。
そこで次に、ワセリンを使ったハンドケアの方法を3パターン紹介します。
2-1. 日中のハンドケア
繰り返しになりますが、ワセリンには肌に水分を与える働きがありません。
そのため、より高い効果を発揮するには、化粧水や乳液などの基礎化粧品と一緒に使うのがおすすめです。
STEP1 まずは手を洗ってから、化粧水や乳液を塗ります。 |
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STEP2 ワセリンを手指に取ります。 |
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STEP3 手のひら・手の甲の両方に、ワセリンを広げます。 |
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STEP4 指の間や爪先なども、丁寧にワセリンを広げます。 |
ワセリンは保湿力が高い反面、「べたつく」というデメリットがあります。
そのため、必要以上に塗り込まず、薄く広げるようにしましょう。
2-2. ナイトパック
手荒れや乾燥を徹底的にケアしたいという人には、日中のハンドケアに加え、ナイトパックもおすすめです。
準備するのは、以下の3つ。
- 基礎化粧品
- ワセリン
- シルク素材かコットン素材の手袋
手を洗ったら化粧水や乳液で肌を整え、その上にワセリンを薄く塗り広げます。
そのまま手袋を着用し、就寝しましょう。
シルク素材だと通気性がいいため眠ったままつけていても大丈夫です。
コットン手袋は価格が手軽で肌あたりが柔らかいですが、少しムレるかもしれません。
どちらも通販で手軽に入手できるので、気になる人はぜひ試してみてください。
寝ている間ならべたつきも気になりませんし、時間をかけてじっくり保湿ができます。
日中のケアだけでは満足できない人は、ぜひ試してみてください。
2-3. プロのハンドケア
ワンランク上のハンドケアをして、もっと美しい手を目指したい人は、日中も手袋を着用しましょう。
手袋をして生活することで、気温や湿度、紫外線、摩擦などさまざまな刺激から肌を守れます。
当メディアを運営する株式会社アースケアのスタッフも10年と手の荒れに悩まされていましたが、今ではすっかりキレイに。
「日中に手袋を着用する」という発想は、プロの手タレさんくらいしかいないと思いますが、手の乾燥で悩んでいる人には、ワセリンのハンドケアにプラスしてぜひ試して欲しい方法です。
中でもおすすめなのが、シルク100%の「シルク手袋」を使うこと。
綿や混合、シルクなどの素材を使った手袋をいろいろと試した結果、やはり一番おすすめは「シルク」でした。
通気性がよいのでムレもなく、どんな場面でも使えました。
3. ワセリンを使う上で注意してほしい2つのポイント
高い保湿力と安全性で人気が高い「ワセリン」。
ただ、2点だけ、ワセリンを使う上で注意してほしいポイントがあります。
それが、「ベタつき」と「水分を補給しない」という点。
今から詳しく記述していきます。
3-1. ワセリンは「ベタつき」が気になる
ワセリンは、保湿クリームやオイルよりも強力に水分蒸散を防ぎますが、一般の方が慣れ親しんでいる乳液や保湿クリームなどとは、使用感がだいぶ異なります。
肌の表面に強力な油の被膜をつくるため、どうしても「ベタつき」や「テカテカ感」が出てきてしまうからです。
肌荒れで基礎化粧品が使えなかったり、肌が乾燥しやすい環境に長時間滞在するときは良いですが、日常生活ではできれば避けたい場面も。
そのような場合は、後程紹介する「オールインワンタイプ」の保湿商品がおすすめです。
オールイワンであれば、これから紹介する2つ目の注意点、「ワセリンは水分を補給しない」の問題も解決できる優れモノですから、1つ常備しておくだけでも安心です。
3-2. ワセリンは「水分」を補給しません
冒頭でも述べましたが、保湿剤は、働きによって以下の2種類に分けられます。
保湿剤の働き
- 水分を与える
- 水分を守る
通常の化粧水や乳液は「水分を与える」保湿剤にあたり、角質層に直接水分を届ける働きがあります。
ワセリンは油分のコーティング力をもとに、肌の「水分を守る」役割です。
水分を補給することはできません。
しかし、手の乾燥や手荒れ(特に「手荒れ」)がなかなか治らず、繰り返される理由として、「油分」と「水分」の両方が足りていないことによる「乾燥」が大きいのです。
ワセリンだけではなく、市販のハンドクリームの中には、油分を与えるだけの応急処置となっており、手荒れを根本からケアするのに必要な水分が足りていない場合も多くあります。
もし
「何度も手荒れを繰り返していて、なかなか治る傾向がない…」
「肌に水分を補給したあとにワセリンを塗るのは面倒なので、一気にハンドケアを終わらせたい…」
と考えている方がいらっしゃったら、これから紹介する「オールインワンタイプ」の保湿化粧品(ハンドケア用)を参考にしてみてください。
4. 最もおすすめ|オールインワンタイプの保湿アイテム
ワセリンと切っても切れない課題、「ベタつき」と「水分を補給しない」という点を、見事に解決してくれるのが「オールインワンタイプ」の保湿アイテムです。
肌にきちんと「水分」と「油分」を補給してくれるアイテムを選べば、ワセリンほど強くは無くても、「肌の潤い」と「閉塞性」を両立することができます。
潤い |
閉塞性 |
使用感 |
特徴 |
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オールインワンタイプ |
◎ |
〇 |
◎ |
|
化粧水+ワセリン |
〇 |
◎ |
△ |
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化粧水+乳液+保湿クリームなど |
〇 |
〇 |
△ |
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今回は、手の乾燥や手荒れの予防・解消におすすめの「オールインワンタイプ」ハンドクリームを3つ厳選してご紹介します。
価格やブランドではなく、「本当に効果が期待できるか」という観点から真剣に判断しました。
4-1. アクアテクトゲル|水分・油分を同時に補える高保湿クリーム
おすすめポイント
- 水分と油分を8:2の黄金バランスで補える
- 第三者機関でのアレルギー/パッチテスト済み
- 香料/アルコール/着色料不使用
アクアテクトゲルは、水分・油分・保湿成分によるトリプル浸透で潤いを与えてくれます。
水分と油分のバランスは、赤ちゃんと同じ8:2の黄金バランスで配合されています。
肌の弱い開発者が自身のために開発した商品で、「低刺激性」と「安全性」にこだわって作られているのが特徴です。
敏感肌でも使える3つの安全テスト済みで、刺激となるアルコールや、保湿に直接関係のない香料・着色料は使用されていません。
- 「これまでハンドクリームを使用しても、手の乾燥や手荒れの改善を感じられなかった方」
- 「ハンドクリームがシミたり、合わないと感じたりしている方」
におすすめです。
値段 |
【初回限定】20g/330円
|
1gあたりの金額 |
16.5円~ |
配合成分 |
水、BG、グリセリン、アボカド油、ぺンチレングリコール、ベタイン、アルギニン、スクワラン、オリーブ果実油、ホホバ種子油、マカデミア種子油、カニナバラ果実油、イチョウ葉エキス、カワラヨモギ花エキス、アルニカ花エキス、モモ葉エキス、キダチアロエ葉エキス、トゲキリンサイ/ミツイシコンブ/ウスバアオノリエキス、グリチルリチン酸2K、コメヌカスフィンゴ糖脂質、ヒアルロン酸Na、水添レシチン、リゾレシチン、(アクリレーツ/アクリル酸アルキル(C10-30))クロスポリマー、カルボマー、水酸化Na、クエン酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン |
安全テスト |
パッチテスト済み ※すべての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらない、ニキビの元となるコメドができないというわけではありません |
香り |
無香料 |
使用感 |
ジェルタイプで高保湿のため多少のべたつきあり |
アクアテクトゲルは、今なら20gのミニサイズを初回限定で58%OFFの330円でお試し可能です。
送料・手数料も無料ですので、是非この機会にお試しください。
\初回330円!送料無料/
4-2. キュレル|潤いに欠かせないセラミドを補う成分配合
出典:花王HP
おすすめポイント
- セラミドの働きを補い潤いを与えてくれる
- ひびやあかぎれを防ぐ消炎剤を配合
- 手肌保護膜成分で外部刺激から守ってくれる
キュレルのハンドクリームは、セラミドの働きを補い潤いを与えてくれます。
また、ひびやあかぎれを防ぐ消炎剤であるアラントインを配合。
手肌保護膜成分(湿潤剤)により、外部刺激から手肌を守る働きも期待できるのが特徴です。
「ひび・あかぎれが起こりやすい方」におすすめです。
値段 |
50g/1,100円 |
1gあたりの金額 |
22円 |
配合成分 |
アラントイン*、酢酸トコフェロール*、精製水、シクロジメチコン、グリセリン、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、流動イソパラフィン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、イソステアリルグリセリルエーテル、ジメチルパルミチルポリシロキサン、イソステアリン酸コレステリル、ユーカリエキス、長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド、POE水添ヒマシ油、硫酸Mg、BG、コハク酸、水酸化ナトリウム液、パラベン *は「有効成分」無表示は「その他の成分」 |
香り |
無香料 |
使用感 |
こってりしたテクスチャーだがベタつきが少ない |
4-3. ニベア| スクワラン・ホホバオイル配合で全身に使える
出典:ニベアHP
おすすめポイント
- スクワラン・ホホバオイル配合で潤いを与えてくれる
- 顔にも身体にも全身に使用できる
- チューブタイプと缶タイプあり
ニベアクリームは、スクワラン・ホホバオイルを配合しており、手肌にうるおいを与えてくれます。
顔や身体、全身に使用できるスキンケアクリームです。
人の肌本来の天然の皮脂膜を補う成分で肌馴染みが良く、ベタつきが少ないのが特徴です。
容器は、持ち運びに便利なチューブタイプと、クリームを手に取りやすい缶タイプがあります。
「手だけでなく全身に使用したい方」におすすめです。
値段 |
50g/56g/169g※オープン価格 |
1gあたりの金額 |
ー |
配合成分 |
水、ミネラルオイル、ワセリン、グリセリン、水添ポリイソブテン、シクロメチコン、マイクロクリスタリンワックス、ラノリンアルコール、パラフィン、スクワラン、ホホバ油、オレイン酸デシル、オクチルドデカノール、ジステアリン酸Al、ステアリン酸Mg、硫酸Mg、クエン酸、安息香酸Na、香料 |
香り |
独特の香りが強め |
使用感 |
柔らかいクリームタイプでベタつきが少ない |
5.手が乾燥する4つの原因
冬は、特に手が乾燥しやすい季節。
スマホを触るときや仕事をするとき、家事をするときなどあらゆる場面で、カサカサやヒリヒリが気になります。
手の乾燥を改善するためには、ケアと併せてその原因を知って対策しましょう。
主な「乾燥の原因」は以下の4つです。
- 紫外線や乾燥した空気
- 冷え
- 洗剤や薬品など
- 消毒剤
日常生活の中にある「乾燥の原因4つ」を解説します。
5-1.紫外線や乾燥した空気
手は年中、紫外線や外気にさらされています。
日焼け止めやハンドクリームを塗っていても、摩擦や手洗いで落ちてしまうので油断はできません。
湿度が低いと、肌の水分も蒸発しやすくなるため、手も乾燥しがち。
秋冬はもちろん、夏場でもエアコンを継続的に使用すると肌が乾燥しやすいので注意しましょう。
そして、「紫外線」も乾燥の原因となりえます。
日焼けすると肌は軽いヤケド状態になります。
ヤケドをした肌は水分不足となり、乾燥します。
これと同じで、日焼けをした手肌も乾燥しますので、紫外線対策が手肌にも必要です。
5-2.冷え
手や足など体の末端の冷えは、血行不良などが原因。
血行が悪いと肌の細胞に栄養が行き届かなくなり、肌のターンオーバーが乱れます。
そのため、肌のバリア機能が低下し乾燥しやすくなるとともに、荒れが治りにくくなります。
また、冷たい風や乾燥に繰り返しさらされると「しもやけ」や「あかぎれ」になることも。
この場合の症状としては、赤みやかゆみ、痛み、水泡などが見られます。
5-3.洗剤や薬品など
食器用洗剤や洗濯洗剤には、汚れを落とすための洗浄成分が含まれています。
この洗浄成分は手の汚れや皮脂も洗い流すため、頻繁に使うと必要な皮脂や角質、常在菌も取り除いてしまいます。
石けんやハンドソープにも汚れを落とす成分は含まれていますが、食器用洗剤や洗濯洗剤はより強力な洗浄力を持つため、特に乾燥しやすいのです。
そして冬場はお湯で食器を洗う人も多いですよね。お湯と洗浄力の強い洗剤の組み合わせは、肌のさらなる乾燥を招いてしまうので要注意。
家事や仕事で洗剤を触る機会が多い人は、ゴム手袋を着用したり手早く終わらせるなどの工夫をしましょう。
また主婦の方でなくても、例えば美容師の方であれば、繰り返す熱湯・ドライヤーの接触、染毛剤(刺激の強い薬品)などが手荒れに繋がることもあります。
関連記事:美容師の手荒れ原因と改善法8選
5-4.消毒剤
感染症対策として、アルコール消毒をする人が増え、乾燥や手荒れに悩む人が増えてきました。
アルコールには肌の油分を奪う働きがあるため、バリア機能が低下してしまいます。
一度使ったからといってすぐに乾燥してしまうわけではありませんが、1 日に何度も消毒をしていると次第に手がカサカサしてくることも。
ですから、2章でご紹介した「日中のハンドケア」など参考に、保湿ケアをぜひ行ってください。
まとめ
手は、紫外線や湿度、冷え、洗剤、消毒剤などさまざまな原因で乾燥します。
手の乾燥ケアには、肌の表面をしっかりコーティングして水分の蒸散を防いでくれるワセリンがおすすめです。
ワセリンを使うときは、
- 化粧水や乳液を一緒に使う
- 手の平で温めてから広げる
- 必要以上に厚く塗らない
といった点に注意してくださいね。
この記事で紹介したハンドケア方法を参考に、自分に合ったワセリンの使い方をぜひ実践してみてくださいね。