汗疱とは?原因と症状を【画像付き】で紹介!予防には保湿力抜群のハンドクリームがおすすめ

汗疱 原因や対処方法を紹介

手のケアについて詳しく学びたい方は、ぜひこのブログをご覧ください。汗疱の原因と予防法、ハンドクリームの選び方や正しい使い方、おすすめの高保湿ハンドクリームなどを丁寧に解説しています。乾燥による手荒れやかゆみからお悩みの方も、このブログの情報を活用すれば改善の糸口が見つかるでしょう。

目次

1. 汗疱(かんぽう)の原因と症状は?【画像付き】

汗疱(かんぽう)は、主に手のひらや足の裏、指の間などに現れる小さな水ぶくれや皮むけを伴う肌トラブルです。水ぶくれの大きさは約0.5mmから数mmで、これが集まることで大きくなることもあります。一般的に、かゆみや赤みを伴ったりすることがありますが、自覚症状がない場合も見られます。汗疱は特に、汗をかきやすい夏に発症しやすい傾向があります。水ぶくれが次第に大きくなり破れ炎症が起こった状態を「汗疱状湿疹」と呼びます。 汗疱(かんぽう)が悪化して、湿疹が広がり、症状が重くなった状態を「異汗性湿疹」と呼びます。

汗疱(かんぽう)の原因

汗疱の原因ははっきりと解明されていない

汗疱の原因は、はっきりとは解明されていません。しかし、夏場に症状が出やすいことから、汗腺から分泌される汗が皮膚の角層に詰まり、水分が溜まることによって引き起こされることが多いとされています。この現象は、主に高温多湿の環境や、急な温度変化によって悪化することがあり、長時間の手洗いやゴム手袋の着用など、手足の湿度が高くなる状況も発症リスクを高めます。また、金属アレルギーやアトピー体質、ストレス、感染症などが原因になることもあるとされています。

汗疱(かんぽう)ができやすい人

汗疱ができやすい人の特徴には以下のようなものがあります:

  • 汗をかきやすい体質:特に多汗症の人は発生しやすいです。
  • 小児や思春期の子ども:この時期は体の変化が激しく、汗腺の働きも盛んです。
  • 気候の影響:高温多湿や寒暖差が激しいと、汗が詰まりやすくなります。
  • 乾燥した手足:パソコン作業や頻繁な手洗いにより、指先の皮膚が乾燥すると、手肌のバリア機能が低下します。

汗疱(かんぽう)の症状とその影響【画像付き】

小指の側面にある汗疱

汗疱が発生すると、日常生活に支障をきたすこともあります。水ぶくれが破れたり、赤みが出たりすることでかゆみが悪化し、無意識のうちに掻いてしまうことも少なくありません。これにより、二次感染のリスクが高まり、皮膚がさらに悪化することがあります。また、手荒れや爪のトラブル、浸出液が出ることもあります。手だけでなく、足の裏に汗疱が発生することもあります。

こうした症状が続くと、心理的なストレスや不安を招くこともあります。

汗疱の症状:水ぶくれ・かゆみ・赤み

2. 汗疱(かんぽう)予防におすすめのハンドクリームの選び方

適切なハンドクリームを選び、日常的に使用することで、手肌のバリア機能を正常に保ち、汗疱などを予防することが大切です。以下に、汗疱の予防に役立つハンドクリームの選び方のポイントを紹介します。

成分に注目

水分・油分・保湿成分をバランスよく補給できるハンドクリーム

まず最初に考慮すべきは、成分です。

手肌のバリア機能を正常に保つためには、水分と油分、保湿成分がバランスよく補給できるアイテムを選ぶことが大切です。

一般的なハンドクリームは、「油分を補うこと」を目的としてつくられており、しっとりとした使用感のアイテムが多いです。

しかし、水分が元々少ない状態で蒸発を抑えても、手肌のトラブルを根本から解決することはできません。

水分を与えた上で油分で蒸発を抑える必要があります。油分だけではなく、油分と水分の両方を一度に補えるハンドクリームを使用しましょう。

使用感(テクスチャー)

さらさらタイプか、しっとりタイプか、好みのテクスチャーを選んで継続的に使用することが大切

次に、ハンドクリームの使用感も重要です。汗疱が発生する時期や状況によっても使いやすいテクスチャーが異なるため、以下の点に注意して選びましょう。

  • ベタつかないタイプ:日中の使用を考慮し、ベタつかないさらっとしたタイプを選ぶと、仕事中や外出時にも気軽に使用できます。
  • しっかり保湿タイプ:夜寝る前など、じっくり保湿したいときは、しっかりとしたテクスチャーのクリームを選ぶと良いでしょう。

持ち運びやすさ

ミニサイズ 外出先の保湿におすすめ

ハンドクリームは、頻繁に塗り直しが必要です。そのため、サイズパッケージも考慮に入れるべきです。

バックに入れても場所を取らない小型のパッケージは、携帯しやすく、外出用におすすめです。これにより、いつでもどこでも手軽に使うことができます。

価格帯

ハンドクリームは継続的に使用する必要があります。続けて使えるかどうかは、やはり予算によります。高価な製品に手を出す前に、以下の点を考えてみましょう。

  • コスパの良い製品:安価でも効果的なハンドクリームを探すことも大切です。しっかりとした成分が含まれているものを選べば、コストパフォーマンスの良い選択ができます。
  • 定期的に試す:異なるブランドや製品を試して、どれが最も自分の肌に合うかを見極めると良いでしょう。

汗疱を予防するハンドクリームは、成分、使用感、サイズ、価格を総合的に考えることで、自分にぴったりの一品を見つけることができます。汗疱状湿疹に対する市販薬や塗り薬も同様に、選び方が重要です。

3. 汗疱(かんぽう)予防におすすめのハンドクリーム5選

手や指の乾燥を防ぎ、手肌のバリア機能を正常に保つことが大切です。ここでは、保湿力に優れたおすすめのハンドクリームを5つ詳しくご紹介します。

1. アクアテクトゲル

アクアテクトゲル

  • 特徴:水分と油分のバランスが絶妙(8:2)で、優れた保湿力を発揮します。敏感肌にも対応した低刺激性で、安心して使えます。
  • 価格:初回購入特典として、20gが330円で試せます。
  • 使用感:ジェル状のため、少しべたつく感触がありますが、豊かな潤いを得られるのが魅力です。
  • サイズ:20g・100g・250gの3つのサイズがあり、用途や使用頻度に合わせて選ぶことが出来ます。

敏感肌でも使える3つの安全テスト済みで、刺激となるアルコールや、保湿に直接関係のない香料・着色料は使用されていません。

「これまでハンドクリームを使用しても、手湿疹の改善を感じられなかった方」
「ハンドクリームがシミたり、合わないと感じたりしている方」におすすめです。

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2. キュレルハンドクリーム

キュレル ハンドクリーム 50g

  • 特徴:手肌を保護するセラミドを豊富に含み、ひび割れやあかぎれを防ぐ成分アラントインも配合されています。外的な刺激から手肌を守るバリア機能があります。
  • 価格:50gで1,100円と手頃な価格設定です。
  • 使用感:リッチなテクスチャーながら、べたつきが少なく、快適に使用できます。

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3. ニベアクリーム

ニベアクリーム

  • 特徴:スクワランやホホバオイルを含んだ全身用クリームで、肌にしっかりと浸透し、高い保湿効果を実感できます。
  • 価格:各サイズにより異なりますが、オープン価格で手に入れやすいのが魅力です。
  • 使用感:クリーミーなテクスチャーで、べた付かずに使い勝手が良いと評判です。

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4. ロクシタンハンドクリーム

ロクシタン シア ザ・バーム

  • 特徴:多彩な香りと異なるテクスチャーが選べ、魅力的なパッケージはプレゼントにもぴったりです。
  • 価格:30mlからのサイズ展開で、1,540円で購入できます。
  • 使用感:しっかりした固めのテクスチャーで、高い保湿力が実感できます。

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5. ニュートロジーナ インテンスリペアハンドクリーム

ニュートロジーナ インテンスリペア ハンドクリーム

  • 特徴:濃厚な保湿力を誇り、乾燥した肌に深く浸透し、手指をしっとりと保ちます。
  • 価格:オープン価格で、さまざまなサイズ展開が魅力です。
  • 使用感:非常に滑らかなテクスチャーで、使い心地の良さが評価されています。

これらのハンドクリームは、それぞれに特有の魅力があります。自分の肌質やライフスタイルに最適な製品を見つけて、効果的に手肌のケアを行いましょう。

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4. 汗疱を予防するハンドクリームの使い方

手の健康を維持するためには、ハンドクリームを効果的に利用することが重要です。ここでは、ハンドクリームの効果を最大限に引き出すための具体的な方法を紹介します。

使用量を把握する

ハンドクリームを使用する際の適切な量は、アイテムや手の状況によって様々です。

アクアテクトゲルを使用する場合は、さくらんぼ半分くらいの量を使用してください。もし、この量を使用しても乾燥する場合は、少し多めに使うことをおすすめします。また、夜間に手をしっかりケアしたい場合は、厚めに塗り込んだ後に手袋を着用すると、より効果的に保湿できます。

塗り方のポイント

ハンドクリームを塗る際は、手肌にゴシゴシと塗りこむのではなく、やさしくなでるようにハンドクリームを塗り、浸透するのを待ちましょう。具体的な方法は以下の通りです。

1.さくらんぼ半分くらいのゲルを手の平に出す

さくらんぼ半分くらいのゲルを手に出す様子

2.両手を合わせて、やさしく手の平全体に広げる

両手を合わせて、手全体に広げる様子

3.ゲルがぬるぬるしている状態で、手の甲をやさしくなでる

手の甲をなでる様子

4.親指を包み込んで保湿する

親指を包み込んで保湿する様子

▼以下から動画でチェック

塗布するベストなタイミング

乾燥する前にハンドクリームを使用して、手肌がうるおった状態を保ちましょう。特に忘れずにクリームを塗るタイミングは、手を洗った後や入浴後15分以内です。手肌がぬれたあとにハンドクリームを使用して保湿しないと、手の水分が失われやすくなります。また、アルコール消毒をした後も、必ずクリームを塗ることで乾燥を防げます。

頻繁に塗り直す

1日に数回の塗り直しをすることが重要です。塗りなおしの頻度は、手肌の状態によりますが、乾燥してしまう前に保湿をしましょう。外出時にも簡単に使用できるように、ハンドクリームを携帯すると良いでしょう。これにより、手湿疹や乾燥の症状を軽減することができます。

5. 汗疱(かんぽう)の対処法:ハンドクリームを塗っても汗疱ができたら?

汗疱ができたときの対処法
原因を見極める
皮膚科を受診する
医薬品・市販薬を使用する
習慣を見直す
健康状態を確認する

ハンドクリームを使用しても、汗疱ができてしまうことがあります。あくまでハンドクリームは手肌のバリア機能を正常に保ち、健やかな状態にするためのアイテムです。軽症の場合は放置していると数日で治ることも多いですが、汗疱の症状が持続する、または悪化する場合は、自己判断で放置するのではなく、早めに適切な対処を行うことが重要です。以下に、改善が見られない際の具体的な対処法を説明します。

原因を見極める

トリガーとなる要因の理解しましょう。
多汗症やアレルギー反応が関連している場合もあります。自分の生活習慣や環境を振り返り、発汗を促す要因やアレルゲンがないかを見極めましょう。例えば、特定の金属や化学物質が原因である可能性もあるため、使用している製品の成分をチェックすることが役立ちます。

皮膚科を受診する

汗疱に似た皮膚疾患

専門医の診断を受けましょう。
汗疱が2〜3週間経過しても改善しない場合は、専門の皮膚科医を受診することが推奨されます。医師による診断で、他の皮膚疾患(白癬(水虫)、掌蹠膿疱症、自己免疫疾患の水疱症など)との区別ができるため、適切な治療を受けられます。

医薬品・市販薬を使用する

日常的なケアに加え、医師に処方された塗り薬や市販薬を使用して、炎症を抑えたり、かゆみを軽減したりすることが重要です。ステロイド外用薬や尿素クリーム、亜鉛華軟膏などを症状に合わせて使用することで、汗疱を改善させることができます。症状が軽度の場合、オロナインやリンデロンなどの市販薬で改善する場合もありますが、皮膚科で症状を見てもらい、適切な薬を使用することがおすすめです。

習慣を見直す

発汗や皮膚トラブルを抑えるために、以下のポイントに注意しましょう。

  • 室内の湿度や温度を適切に管理すること。
  • なるべく蒸れないように、通気性の良い衣服を選ぶこと。
  • 水仕事の際には、手袋を着用し、手を保護すること。

水を扱う際はゴム手袋で保護する

健康状態を確認する

全身的な健康状態が汗疱の改善に影響を及ぼすことがあります。ストレス、睡眠不足、栄養不足などは、皮膚の状態を悪化させる場合があるため、生活習慣の見直しも重要です。汗疱や異汗性湿疹がストレスと関連している場合もあるため、ストレス管理も大切です。

汗疱の症状が改善されない場合には、これらの対処法を試みることで、早期の改善が期待できます。しかし、何よりも専門家の意見を仰ぐことが決定的なポイントであることを忘れないようにしましょう。

汗疱に関するよくある質問

汗疱の原因は何ですか?

汗疱は、汗腺から分泌される汗が皮膚の角層に詰まり、水分が溜まることによって引き起こされる可能性が高いと言われています。高温多湿の環境や急な温度変化、長時間の手洗いやゴム手袋の着用など、手足の湿度が高くなる状況も発症リスクを高めます。

汗疱を予防するハンドクリームの選び方は?

水分・油分・保湿成分がバランスよく配合されているアイテムを選びましょう。また、使用感やテクスチャー、携帯性、価格も考慮する必要があります。自分の肌質やライフスタイルに合った製品を見つけることが肝心です。

しかし、あくまでハンドクリームは手肌のバリア機能を正常に保ち、肌トラブルを予防するためのアイテムです。汗疱の症状がひどい場合は、皮膚科を受診しましょう。

汗疱が改善されない場合はどうすればよいですか?

2-3週間経過しても改善がない場合は、専門の皮膚科医に受診して診断を受けることが重要です。皮膚の状態を確認し、必要に応じて適切な治療を受けることで、早期の改善が期待できます。

汗疱が出来たときにやってはいけないことは何ですか?

汗疱が出来たときにやってはいけないことは以下の通りです。

  • 水疱をつぶす
  • 皮膚をかいて刺激する
  • 汗をかいたまま放置する
  • 水仕事を素手で行う
  • ストレスをためる

まとめ

汗疱は、高温多湿の環境や手足の過剰な湿度などが主な原因となる肌トラブルです。適切なハンドクリームの選択と正しい使用方法を心がけることで、手の乾燥や水ぶくれなどの症状を軽減することができます。しかし、改善が見られない場合は、専門医の診断を受けて適切な治療を行うことが大切です。日常的な生活管理と専門家の指導により、汗疱の悩みから早期に解放されることが期待できます。

この記事を書いた人

会社名 : 株式会社アースケア
所在地 : 〒560-0085 大阪府豊中市上新田2丁目21番5号
設立  : 2000年2月
代表者 : 代表取締役社長 井上 龍弥
資本金 : 1,000万円
事業内容: 化粧品・健康食品の企画・開発・製造販売、インターネット通信販売

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