敏感肌とは│敏感肌の症状や原因、根本的な対処法について徹底解説

敏感肌とは

季節や環境の変化で気になる、肌の乾燥やかゆみ。
刺激を受けやすい敏感肌は季節の変わり目には憂鬱になるかもしれません。

でも、適切なケアを行うことで、未然に肌トラブルを防ぐことはできます。

当メディアを運営する株式会社アースケアには、敏感肌の顧客が多くおられます。
そんな敏感肌の皆さまにお伝えしてきた、肌が敏感になる原因と効果的な対処法をこの記事ではご紹介します。

「自分は敏感肌かもしれない」と感じている方は、ぜひご覧ください。
敏感肌の症状や原因を理解し、健やかな肌を保つケア方法を見つけていただけると思います。

目次

1.「敏感肌」とは、肌トラブルが生じやすい肌状態のこと

「敏感肌」には、皮膚科学的な定義や基準がありません。

日本香粧品学会誌の「皮膚科医からみた敏感肌」(江藤隆史氏)によると、「敏感肌」とは、「明らかな皮膚病変なしに、外界からの要因に対して、皮膚に不利、有害な反応が起こりやすい皮膚のタイプ」とされています。

一般的には、乾燥やストレス、その他の要因により肌のバリア機能が低下し、さまざまな刺激に肌が反応してトラブルが生じている(または生じやすい)肌状態のことを敏感肌と言います

2015年に資生堂が行った意識調査では、全国の20代から50代の女性2,351名の内、8割以上の人に敏感肌意識があることが分かりました。
現代では、多くの成人女性が敏感肌による肌トラブルに悩まされています。

敏感肌の症状には個人差がありますが、敏感な肌状態とそれに伴う肌トラブルをケアするためには、現在の症状とその原因をよく理解することが大切です。
その上で、症状に合った適切なケアを行いましょう。

この章では、敏感肌の多くに共通する症状とその原因について紹介します。

1-1.敏感肌の症状例

自分は敏感肌であるという意識を持っている人の多くは、次のような症状を抱えています。

  • ヒリヒリしみることがある
  • カサカサしやすい、乾燥しやすい
  • ニキビ・吹き出物が出やすい
  • 痒くなりやすい
  • 物理的な刺激に弱い
  • 紫外線にあたると赤くなる
  • アレルギー体質である
  • 生理中やその前後に肌が変わりやすい
  • 季節の変わり目などに肌荒れを起こしやすい
  • 化粧品の切り替え時に違和感がある

化粧品や環境の変化など、健やかな状態の時は感じづらいさまざまな刺激に肌が敏感になり、顔だけでなく身体全体に症状が現れることもあります。

敏感肌の症状は多種多様です。
ヒリつき、痒み、乾燥、そしてニキビなど。

肌が敏感になっていると感じる時、肌には何が起こっているのでしょうか。

肌にさまざまな外的刺激から身体を守り、体内の水分が出て行くことを防ぐ「バリア機能」があります。
敏感肌の症状とされるさまざまな肌トラブルは、この肌のバリア機能が低下することにより引き起こされると言われています。

1-2.敏感肌の原因はバリア機能の低下

外的刺激から保護し、体内の水分が蒸散されることを防いでくれる肌のバリア機能。
この「バリア機能の低下」が原因で肌が敏感になり、さまざまな肌トラブルが引き起こされます

肌のバリア機能は、肌の一番外側を覆っている「角層(角質層)」と、その角層表面の「皮脂膜」によって保たれています。

正常な肌と、乾燥してバリア機能が弱った肌の違い

角層は0.02mmというラップ1枚程の薄さで、角層細胞と細胞間脂質で構成されています。
角層細胞をレンガとすると、細胞間脂質はレンガを隙間無く積み上げるためのセメントのような役割を持っています。

角層細胞には水分を保持する天然保湿因子(Natural Moisturizing Factor)が含まれており、この天然保湿因子(NMF)が保持する水分は、細胞間脂質が作る隙間のない構造によって体内に保たれています。

皮脂膜は、肌のバリア機能として肌を守っている

「皮脂膜」は、皮脂腺から分泌された皮脂と、汗腺から分泌された汗などが混ざりあってできた肌を保護する膜です。

肌表面から水分が過剰に蒸散されることを防ぐ役割があります。

角層が水分を保持し、皮脂膜がその水分の蒸散を防ぐことで、肌は保湿されます。
この働きによりバリア機能は保持され、外的刺激から保護されているのです。

では、肌のバリア機能はどのような時に低下するのでしょうか。

バリア機能を低下させると言われている要因は、大きく「外的要因」と「内的要因」の2つに分けることができます
「外的要因」「内的要因」についてそれぞれ見ていきましょう。

外的要因によるバリア機能の低下

肌のバリア機能を低下させ、肌を敏感な状態にさせる「外的要因」には以下のようなものが挙げられます。

  • 紫外線
  • 温度や湿度などの外気の変化
  • 化粧品やスキンケア用品
  • 花粉
  • ほこり
  • ハウスダスト・ダニ など

紫外線は角層を作るもとになる細胞にダメージを与えるため、正常なバリア機能の形成に悪い影響を与えます。

乾燥は角層や皮脂膜の水分量と油分量を減少させるため、バリア機能の低下を引き起こします。

化粧品やスキンケア用品の誤った使用方法により肌に摩擦刺激が与えられると、薄い角層がダメージを受けてバリア機能が低下することがあります。

バリア機能が低下すると、花粉やほこりなどの外的刺激が入りやすい状態になってしまいます。

バリア機能が低下した肌に侵入した花粉やホコリは痒みを生じさせ、かき壊すことにより、薄い角層が剥がれます。
そして、外的刺激が更に感じやすい肌状態になり、悪循環を引き起こすのです。

内的要因のバリア機能の低下

次に、肌のバリア機能を低下させる「内的要因」についてご紹介します。

  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ
  • 心理的疲労
  • 生理
  • 妊娠
  • 更年期障害  など

睡眠中、盛んに分泌される成長ホルモンが肌の細胞分裂を促し、肌細胞が生まれ変わるターンオーバーを促進します。
しかし、睡眠不足によって肌細胞の生まれ変わりに乱れが生じると、角層が本来持つバリア機能が低下してしまいます。

また、食生活の乱れ、肌を健やかに保つビタミンの摂取不足も肌のバリア機能を低下させるといわれています。

日本栄養・食料学会誌の「若年女性の肌状態と栄養素等摂取、代謝、自律神経活動の関連」の実験では、20歳から22歳の女性54名中、ビタミンA、ビタミンB1摂取量が多い人達の方が摂取量の少ない人達に比べて、角層の水分量が多く、水分蒸散量が少ないという結果がでています。

更に、心理状態と肌の状態には関連があるとされています。
上記実験で「毎日楽しい気分で過ごしていますか」の質問に「はい」と応えた人達が「いいえ」と応えた人達にくらべて、角層水分量が多く、水分蒸散量が少ない傾向がありました。

生理・妊娠・更年期障害などで起こる女性ホルモンの変動も肌のバリア機能を低下させる原因の一つです。

敏感肌と女性ホルモンの関係性については、後ほど詳しくお伝えしますが、ホルモンバランスと肌のバリア機能は密接に関係しています。

2.「敏感肌かも…」と思った時に試してみたい対処法

自分は敏感肌かもしれない、と感じる肌トラブルが起きた時は、まずは先ほど紹介した肌のバリア機能を低下させる要因を参考に、何か思い当たることがないか探ってみてください。

今の肌状態とその原因を理解することは、繰り返しがちな敏感肌の肌トラブルをケアする上でとても大切です。

その上で、試していただきたい対処法をご紹介します。

2-1.敏感肌や乾燥肌に合った適切なスキンケアを心がける

バリア機能が低下した肌は、外部からの刺激を受けやすい状態になっているため、スキンケアには特に注意が必要です。
肌への刺激となる摩擦や負担をなるべく減らしてください。

また、バリア機能は肌の水分を保持することで保たれているため、バリア機能が低下した肌は乾燥した状態にあります。

ニキビなど一見過剰な皮脂が原因と思われる肌トラブルも、水分の蒸散による油分とのバランスの乱れからくる場合が多いため、水分を補う保湿ケアが大切です

「肌への負担を減らすこと」「十分に保湿すること」の2点を意識し、次に紹介するポイントを考慮したスキンケアを行ってください。

  • クレンジング・洗顔は肌をこすらないよう優しく行う
  • クレンジング・洗顔時の水温は人肌程度(35度前後)にする
  • クレンジング・洗顔料は使用後に肌がつっぱらないものを選ぶ
  • 洗顔後の水分は拭き取らずにタオルでやさしくおさえる
  • 乾燥を感じたらその度に保湿をする
  •  保湿材は摩擦に気をつけてやさしくなじませる
  •  保湿剤は肌がうるおうと感じる十分な量を使う
  •  日焼け止めは通年使用し、摩擦に気をつけてこまめに塗り直す

敏感肌のスキンケアについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
行程別のスキンケアポイントやメイク用品を選ぶポイントなども掲載していますので、詳細はこちらの記事をご覧下さい。

※関連記事:「敏感肌かも?」と思ったら知っておきたい、肌にやさしいケア方法

2-2.生活習慣を見直す

敏感肌のケアやバリア機能低下の予防には、生活習慣の見直しもおすすめです。
食事の内容や睡眠の質は肌状態に影響を及ぼします。
生活習慣見直しのポイントと効果をご紹介しますので、日常の中で無理せずできる所から取り入れてみてください。

睡眠

深い眠りは成長ホルモンの分泌を促し、肌のターンオーバーを促進します。
製薬会社のエスエス製薬によると、成長ホルモンの分泌量がピークにくるのは睡眠に入った直後からの3時間です。
また、ターンオーバーは22時から2時までの間に活発に行われるといわれています。

スムーズな入眠を促すために、寝る前にスマートフォンを見ることは控えましょう。
アロマはストレスを緩和して心理的なリラックス効果が得られるといわれています。
眠りが浅い、なかなか寝付けないという人は試してみてください。

食事

肌のバリア機能を正常に働かせるためには、食事から適切な栄養素を吸収することが必要不可欠です。
特にビタミンとタンパク質は積極的に摂取したい栄養素です。
ビタミンの摂取量は肌の水分保持力や水分の蒸散量に影響します。

また、タンパク質は肌の正常なターンオーバーを維持する上で欠かせない栄養素です。

調理しなくても食べられる果物や納豆やヨーグルトであれば、手軽にビタミンやタンパク質を摂取できます。
糖質や脂質の過剰摂取にも注意しましょう。

ストレス

心理的ストレスは肌にも影響を与えるとされています。

肌のバリア機能を正常に保つためには、細胞間脂質の隙間の無い構造が必要不可欠ですが、細胞間脂質の主成分である「セラミド」はストレスによって減少するそうです。
軽いランニングや早歩きの散歩などの有酸素運動はストレスの緩和に効果的です。

嗜好品

お酒やカフェインは摂り過ぎに注意してください。
飲酒により身体が温まると痒みが生じやすく、かく行為によってバリア機能を保っている薄い角質が剥がれてしまいます。

カフェインは肌の健康維持に大切な亜鉛の吸収を阻害する作用があります。
亜鉛は肌を作るタンパク質の代謝を促す成分です。
カフェインの過剰摂取により亜鉛が不足すると、肌荒れが起こりやすくなってしまいます。

2-3.皮膚科に相談する

皮膚科医の診断によって正確なケア方法を知ることも有効な対処法です。

バリア機能が低下した状態の肌は、少しの刺激でも肌荒れしやすいため、間違った市販薬や肌に合わないスキンケア用品を使うと、肌トラブルを悪化させてしまう恐れがあります。

敏感肌による肌荒れと思ってケアをしていたのに、別の肌疾患だったという場合も

適切で効果的なケアを行うためにも、気になる場合は皮膚科で今の肌状態を正確に診断してもらいましょう。

皮膚科では問診や検査の結果から肌を診断していきます。
事前に「今の肌症状がいつ頃から発生したのか」「何が原因だと思われるか、環境や食べ物に変化はないか」など、発生の過程や原因をまとめておきましょう。

かかりつけの皮膚科を持つことで、薬の強さや塗布する期間など、自分の肌に最適なケアプランを練りながら治療を受けることができます。
信頼できる皮膚科医を見つけ、肌の変化やトラブルについて相談してみましょう。

3.敏感肌と女性ホルモンの関係性

この章では敏感肌と女性ホルモンの関係、そして、それに応じた適切なケア方法をご紹介します。

ホルモンは身体の動きを調整してくれる重要な物質です。
中でも「女性ホルモン」は肌の状態と密接に関係しています

女性ホルモンには肌の水分量やハリを保つ働きがあるため、女性ホルモンのバランスが整っている時、肌は健やかで安定した状態を保つことができます。

女性ホルモンの分泌量は年齢を重ねるにつれて減少します。
また、月経周期やライフステージの変化に伴い、女性ホルモンの分泌量とバランスも変化します。

女性ホルモンの分泌量の低下やバランスの乱れは、肌のバリア機能の低下につながります

年齢や月経周期などからくる女性ホルモンの変化には、それぞれの時期に適したケアを心がけましょう。

3-1.加齢

女性ホルモンには肌の水分量を保持してハリや潤いを保ち、コラーゲンの合成を促進し、シワやたるみを予防する働きがあります。
健やかな肌状態を保持するために重要な働きをしている女性ホルモンですが、その分泌量は年齢とともに減少していきます。

女性ホルモンには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類があります。
「プロゲステロン」は子宮内膜を整え、受精卵が着地しやすくする働きを持っています。

一方「エストロゲン」は、肌のハリを保つコラーゲンや水分量を保つ働きを持つ、肌の見た目に大きく関係するホルモンです。
角層を作るもとになる表皮細胞の増殖を促し、肌のバリア機能である細胞間脂質のセラミドの合成を促します。

そんなエストロゲンは、卵巣から分泌されています。
しかし、卵巣の機能は年齢とともに低下していき、それに伴いエストロゲンの分泌量も低下していくのです。

エストロゲンの分泌量が低下すると肌のバリア機能も低下し、肌は十分な水分を保持できず、乾燥した状態になってしまいます
年齢とともに減っていく肌の水分量は、保湿ケアで補うことが大切です。

エストロゲン分泌量の変化に伴い、これまで使用していたスキンケア用品が肌に合わなくなることがあります。
乾燥状態にある肌は刺激に敏感になっているため、低刺激で保湿効果の高いスキンケア用品を使用しましょう。

タンパク質やビタミン豊富な食事を心がけることも大切です。
大豆に含まれるイソフラボンはエストロゲンに似た性質を持っているので、納豆や豆腐などから積極的に摂取しましょう。

3-2.生理

多くの女性が生理周期に伴う肌荒れを経験しています。
なぜ生理前や生理中は肌荒れが起こりやすい、敏感な肌状態になるのでしょうか。

生理周期に起こる女性ホルモンの変化を知ることが、敏感な肌をケアするカギです。

女性の生理周期は黄体期(生理前)、生理、卵胞期(生理後)、排卵期に分けられます。
それぞれに起こる女性ホルモンと肌の変化、その時期に適したケア方法をお伝えします。

生理前である黄体期にはエストロゲンとプロゲステロンが急変動します。
黄体期には皮脂の分泌量と肌の水分蒸散量が増加し、バリア機能が低下します
黄体期の肌は、増加した皮脂によりニキビができやすく、しかし肌内部は乾燥しているため、バリア機能が低下した状態です。

メラニンの生成を促すエストロゲンの働きにより、日焼けによるシミができやすい時期でもあります。
黄体期には洗顔と保湿と紫外線対策に重きをおいたスキンケアを行いましょう。

生理中はプロゲステロンが安定し、エストロゲンは生理が終わるにつれ徐々に増加していきます。
過剰な皮脂分泌は治まり、生理後半になるにつれ肌状態は安定してきます。

しかし、生理による貧血や血液循環の悪化に伴い、くすんだ肌状態になることも。
生理前に引き続き保湿ケアを行いながら、生理中は鉄分を多く含んだ食事と身体を温めることを意識してください。

生理が終わった卵胞期はプロゲステロンが安定し、肌にハリや潤いをもたらすエストロゲンが増加するため、健やかな肌状態になります。
ピーリングやパックなどはこの時期に行うと効果的です。

エストロゲンの増加がピークを迎えると、排卵期が始まります。
排卵期の始めからプロゲステロンは徐々に増加し、終わりに近づくとエストロゲンは低下を始めます。

2つのホルモンの変動に伴い、肌は敏感な状態です
黄体期の肌トラブルをなるべく抑えるためにも、バリア機能をサポートするための保湿ケアを入念に行いましょう。
保湿剤で摩擦刺激を起こさないよう、優しくムラのないように塗り広げてください。

3-3.妊娠

妊娠中は女性ホルモンのバランスが大きく変化するため、肌状態も変化が起こりやすい、非常に敏感になる時期といえます
妊娠してから出産するまで、プロゲステロンとエストロゲンは急激に増加していきます。

ターンオーバーも促進されるため、妊娠中に肌のハリやツヤが良くなったと感じる方もいますが、一方でホルモンバランスの変化により、ニキビやシミができやすい状態でもあります。

日焼け止めや日傘などを使い紫外線対策を行いましょう

妊娠中は急激なホルモンバランスの変化により肌のバリア機能が低下することで、乾燥しやすい肌状態になります。

全身に乾燥症状が現れやすいので、保湿ケアは顔以外もしっかり行いましょう。

皮膚が引っ張られる程大きくサイズが変わる腹囲は、特に念入りに保湿してください。
乾燥による妊娠線を予防できます。

ホルモンバランスの急激な変化に伴い、全身に強い痒みが生じる場合もあります。
かき壊すと症状が悪化してしまうので、痒みが強い場合は皮膚科を受診して早めに対処するようにしましょう。

3-4.更年期

更年期と敏感肌の関係についてご紹介します。

先ほども少し触れましたが、年齢と共に女性ホルモンの分泌量は減少していきます。

更年期にあたる45歳から55歳くらいの閉経前後の間は、卵巣の機能が低下しエストロゲンが特に急激に減少します。

女性ホルモンの激しい変化から、自律神経や精神状態にも不調が起こり、更年期障害と呼ばれる重い症状に悩まされる方も多くいらっしゃいます。
更年期の肌は水分が不足し乾燥した状態です。
そのため肌のバリア機能が低下して刺激に敏感になっています。

また、これまでに浴びてきた紫外線によるシミや、ホルモンの乱れによる肝斑が肌トラブルとして現れます。
肌の弾力を生み出すエストロゲンが減少することでシワが増え、ダメージが皮下組織や筋肉に及ぶとたるみが生じます

加齢に伴うスキンケアと同じように、食事による栄養摂取と保湿ケア、紫外線対策をしっかり行いましょう。

まとめ

敏感肌のケアで大切なことは、肌状態と原因を理解し、症状に合ったスキンケアを行うことです。

  • 敏感肌とはバリア機能が低下した状態のことをいう
  • 敏感肌の原因には紫外線などの外的要因とストレスなどの内的要因がある
  • 敏感肌のスキンケアでは低刺激と保湿を意識する
  • 生活習慣の見直しや皮膚科医の受診も効果的である
  • 敏感肌と女性ホルモンは密接に関係している

「敏感肌は生まれ持ったもの、というよりも、後天的な理由により生じている肌状態だ」というイメージはつかめましたでしょうか?
後天的なものだからこそ、改善できる手段は必ずあります。

この記事を参考にしていただき、思い当たることがないか、ぜひ検証してみてください。
そうして大まかでもいいので理由を探り、それに対処していきましょう。

敏感肌への具体的な保湿ケア方法については、こちらの記事「敏感肌の人におすすめの洗顔料選びと洗顔のポイントを紹介」と「「敏感肌かも?」と思ったら知っておきたい、肌にやさしいケア方法」をぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

化粧品開発やスキンケアアドバイザー歴22年目。自身のオイリー肌・ニキビ肌が改善したことからスキンケアに目覚める。3児の母でもあり、”0歳からのスキンケア”を実践している経験豊富さから、記事内容は幅広い。日本化粧品検定1級・薬機法医療法遵守広告代理店認証YMAAマーク取得者。

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