メイク落としはスキンケアの基本中の基本ですが、忙しい毎日の中で手間がかかると面倒に感じることもあります。そこでクレンジングシートが注目を集めています。今回は、クレンジングシートのメリットやデメリット、正しい使い方などを詳しく解説します。
(※クレンジングシートを使ったクレンジングは肌に負担がかかるため、敏感肌や乾燥肌の方には推奨しません。)
(▶先に「手軽で肌にもやさしいクレンジング」をチェック)
1. クレンジングシートはなぜ人気?【メリット】
クレンジングシートは、その便利さから多くの女性に支持されています。ここでは、クレンジングシートを使用する場合のメリットを詳しく見ていきましょう。
手軽に使える
最大のメリットは、なんといってもその 手軽さ です。従来のクレンジング方法では、クレンジング料を塗ったり、洗い流したりする手間がありますが、クレンジングシートはただ使うだけでメイクが落ちます。忙しい日常の中でも、手軽にケアができるのは嬉しいポイントです。特に外出先や、時間がないときに重宝します。
時間が節約できる
クレンジングシートを使用することで、 メイクを落とすのにかかる時間を大幅に短縮できます。ふき取るだけで済むため、その他のスキンケアやメイク直しの時間を確保できるのも大きな魅力です。旅行先や急な外出時には、荷物を軽減できるのも嬉しいですね。
持ち運びやすい
クレンジングシートは軽量で持ち運びやすく、 いつでもどこでも手軽にメイクオフ ができます。ポーチに入れておけば、急な外出や旅行中でもさっと取り出して使えるため、生活に便利さをプラスしてくれます。特に、ビジネスシーンや旅行中は非常に重宝するアイテムです。
スキンケア機能がある
最近のクレンジングシートの中には、単なるメイク落としだけでなく、 保湿成分や美容成分が配合されているアイテムもあります。これにより、メイクを落としながら肌にうるおいを与えることが可能です。肌の仕上がりがワンランクアップし、乾燥しがちな季節でも安心して使えます。
以上のように、クレンジングシートには多くのメリットがあります。特に忙しい現代女性にとっては、魅力的な選択肢となることでしょう。快適な使い方を工夫すれば、肌への負担を抑えつつ、クレンジングタイムを楽しむことができます。
2. クレンジングシートは肌に悪い?【デメリット】
クレンジングシートは、その便利さから多くの人に愛用されていますが、実際には肌に対していくつかのリスクを伴うことがあります。ここでは、その主な理由について詳しく解説します。
摩擦が起きるから
クレンジングシートを使用する際、シートと肌の間に摩擦が生じることがあります。特にデリケートな目元や口元では、この摩擦が原因で赤みや乾燥を引き起こすことがあり、強く擦りすぎると肌のバリア機能が損なわれやすくなります。これにより、敏感肌や乾燥肌のリスクが高まる可能性があります。
刺激の強い洗浄成分を含むから
多くのクレンジングシートには、短時間でメイクを落とすための洗浄成分が含まれていますが、これらの成分は皮脂や水分を過剰に奪ってしまうことがあります。その結果、肌が乾燥したり、かゆみを感じることが増えます。さらに、他のクレンジング方法と異なり、成分が肌に馴染む時間が短いため、余計な負担がかかりやすいです。
毛穴の汚れを取り切れないから
クレンジングシートは表面的なメイクや汚れを効果的に取り除くことができますが、毛穴の奥に残った汚れを完全に除去することは難しいです。この残留汚れが酸化することで、黒ずみや角栓の原因となり、結果的にニキビができやすくなることがあります。
界面活性剤の残存リスクがあるから
クレンジングシートには様々な種類があり、最近は「洗顔不要」のアイテムも人気があります。しかし、クレンジングシートを使用した後、水洗いを行わないと、界面活性剤が肌に残りやすくなります。界面活性剤が長時間肌に留まることで、慢性的な肌ダメージを引き起こすリスクがあるため、注意が必要です。
以上のように、クレンジングシートの使用には便利さがある一方で、肌に対するデメリットも存在します。利用する際は、そのリスクを理解し、適切に使うことが重要です。
3. クレンジングシート選びのポイント
クレンジングシートは、メイクを手軽に落とす便利なツールですが、自分の肌にぴったり合ったものを選ぶことが重要です。以下では、クレンジングシートを選ぶ際に考慮するべきポイントを説明します。
保湿成分を確認する
クレンジングシートには、メイクをしっかり落とすための成分が含まれていますが、それが肌に乾燥をもたらすこともあります。保湿効果を持つヒアルロン酸やコラーゲン、さらにはアミノ酸などの成分を含むものを選ぶことがおすすめです。
アルコールの有無を確認する
敏感肌やアレルギー体質の方には、アルコールが含まれていない製品をおすすめします。アルコール入りのシートは、一時的には爽快感をもたらしますが、長期的には赤みや刺激を引き起こす場合があります。商品を選ぶ時は、成分表示をしっかりチェックしましょう。
シート素材にこだわる
クレンジングシートの素材も選択の重要な要素です。肌に優しく、摩擦を軽減するためには、厚手で柔らかいコットンやマイクロファイバー製のシートが理想的です。素材選びが肌への影響を大きく左右するため、慎重に選びましょう。
W洗顔の必要性を確認する
クレンジングシートを使用する際は、W洗顔が必要かどうかも確認しておくと良いでしょう。最近は洗顔不要のクレンジングシートが人気ですが、洗浄成分が肌に残留する可能性、メイクが完全に落ちない可能性がありますので、使用後にはぬるま湯での軽い洗顔を推奨します。
使いやすさを考慮する
クレンジングシートを選ぶ際には、価格や使用感、香りなど、自分のライフスタイルに合ったものを見つけることが大切です。例えば、詰め替え可能なタイプや、個別包装されたタイプなど様々な種類があります。
自分の肌の状態やライフスタイルにふさわしいクレンジングシートを見つけることにより、スキンケアの効率を高め、肌の健康を保ちながら、毎日のメイク落としを楽しむことができます。最適な商品を見つけて、快適なビューティーレジメを実現しましょう。
4. クレンジングシートの正しい使い方
クレンジングシートを効果的に活用するためには、いくつかのポイントを理解しておくことが肝心です。これらのポイントを押さえることで、肌に優しくメイクをしっかり落とすことができます。
清潔なシートを使用する
クレンジングシートは、一度使用したものを再使用することは避けましょう。使用後のシートは他の部分に再利用すると、落ちたメイクや汚れが再び肌につく危険があります。毎回新しいシートまたは別の面を使用することで、清潔さを保つことができます。
摩擦をできるだけ抑える
クレンジングシートを使用してクレンジングを行うと、必ず摩擦が起こります。摩擦は肌の大敵であるため、クレンジングシートでゴシゴシこするのではなく、やさしくなでるようにメイクを落としましょう。
乾燥したシートは使わない
クレンジングシートは乾燥しやすいです。乾燥したクレンジングシートを使ってメイク落としをすると、摩擦がより起こりやすくなってしまいます。特に大容量のクレンジングシートの最後の方を使用する際や、ひさびさにクレンジングシートを使用する場合は、シートが乾燥していないかを確認してください。
★クレンジングシートを使用したスキンケア
ステップ①クレンジングを行う
肌を守るための正しいふき取り方法を身につけましょう。以下の手順で行いましょう。
- まずは両頬を拭い、その後に額、鼻、顎の順で進めます。
- シートは肌の内側から外側に向けて滑らせるように動かします。この際、シートを肌にしっかりと広げて、摩擦を最小限に抑えることが大切です。
- 特に、目元はデリケートなため、強く押し付けず、優しく撫でるように拭き取ることを心掛けましょう。
ステップ②洗顔を行う
クレンジングシートでメイクを落とした後は、洗顔を行いましょう。これによって、残っているクレンジング成分や汚れをしっかり落とすことができます。
- 泡を立てる:クリーミーな泡を作り、優しく洗い上げます。
- すすぎ:ぬるま湯(約35℃以下)で十分にすすぎ、冷水や熱湯は避けるようにしましょう。
- 洗顔後は、柔らかいタオルで優しく水分を拭き取ります。丁寧に行い、肌に刺激を与えないよう心掛けてください。
(※洗顔不要のクレンジングシートを使用した場合も、水で洗い流すことを推奨します)
ステップ③保湿を行う
クレンジング・洗顔後は保湿が欠かせません。保湿において重要なのは、肌に水分・油分をバランスよく与えることです。
- 化粧水を塗布する:肌に水分を補給します。
- 乳液やクリームを塗布する:肌に油分を補給します。
「複数ステップで保湿を行うのが面倒」という方にはアクアテクトゲルがおすすめです。これ1本で、水分・油分・保湿成分を肌に最適なバランスで補給することができます。
6. クレンジングシートは肌に悪い?ダブル洗顔不要クレンジングがおすすめ
クレンジングシートは手軽さが魅力的な一方で、肌への負担という点ではあまり好ましいアイテムではありません。手軽さや時短、持ち運びやすさなどのメリットを実感しながら、肌に優しくケアするには、以下のアイテムがおすすめです。
ダブルクレンジングゲル
アクシリオのダブルクレンジングゲルは、超敏感肌・乾燥肌の開発者が作った、ダブル洗顔不要のクレンジングです。
ダブルクレンジングゲルを使用すれば、クレンジング後の洗顔が省くことができます。また、泡立ても不要なので、時間がない朝や、疲れた夜でも、手軽にスキンケアを完了できます。3サイズ展開で、ミニサイズはポーチにすっぽり入るため、旅行・ビジネスシーンに大活躍です。
クレンジングシートよりおすすめの理由は、なにより「肌にやさしい」ところ。
- マイルドな洗浄力で肌のうるおいを奪わない
- 弾力のある、なめらかなゲルで摩擦が起こりにくい
- 洗い流すから残留の心配ゼロ
ダブルクレンジングゲル | クレンジングシート(洗顔必要) | クレンジングシート(洗顔不要) | |
手軽さ・効率の良さ |
〇 W洗顔不要・泡立て不要 |
△ 洗顔の必要あり |
◎ 洗い流し不要 |
持ち運びやすさ |
◎ ポーチに入るミニサイズあり |
△ 洗顔料も別に持ち運ぶ必要がある |
◎ コンパクトに収まる |
肌へのやさしさ |
◎ 摩擦レス・マイルドな洗浄力 |
△ 摩擦が起きる |
× 摩擦が起きる・界面活性剤が残留する |
「クレンジングシートを使うと肌が荒れる方」「楽さと肌へのやさしさを両立したい方」にもおすすめです。
よくある質問
クレンジングシートはなぜ肌に悪いのでしょうか?
クレンジングシートは、使用時の摩擦や刺激の強い洗浄成分、十分に汚れを取り除けない問題、界面活性剤の残存リスクなどから、肌に悪影響を与える可能性があります。特にデリケートな肌の方は、これらのデメリットに注意が必要です。
クレンジングシートにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
クレンジングシートは、手軽さ、効率の良さ、持ち運びやすさなどのメリットがあります。忙しい現代女性に人気のアイテムです。
どのようなクレンジングシートがおすすめですか?
アルコール不使用で、コットンなどのやさしい素材のクレンジングシートを選びましょう。一方、洗顔不要のクレンジングシートはおすすめできません。「洗い流さなくていい」というメリットはありますが、界面活性剤が残留するリスクがあり、肌トラブルにつながる可能性が大きいためです。
毎日クレンジングシートを使ってもいいですか?
毎日の使用は避けましょう。摩擦による刺激が大きく、肌トラブルの原因になります。ダブル洗顔不要の「ダブルクレンジングゲル」は、マイルドで肌にやさしい洗浄力で、肌に摩擦を与えない弾力のあるゲル状なので、敏感肌・乾燥肌におすすめです。
まとめ
クレンジングは大切なスキンケアの一環であり、丁寧な洗顔と保湿で肌の健康を守ることが重要です。肌に優しい商品を選び、正しい使い方を学ぶことで、メイクオフを快適に行いましょう。クレンジングシートは手軽で便利な反面、肌への影響を考えると、毎日の使用はお勧めできません。クレンジングシートのメリット・デメリットをしっかり理解したうえで、自分の肌に合った方法を選択しましょう。