乳液を使うとニキビができる?ニキビを予防・改善する乳液の正しい選び方と使い方完全ガイド

乳液 ニキビできる

思春期やストレスを原因とするニキビ肌は、多くの人が悩むスキンケアの問題です。ニキビ肌にとって適切な乳液の選び方と使い方を理解することは、肌トラブルの予防と改善に欠かせません。このブログでは、ニキビ肌のための乳液の役割から、おすすめの選び方、正しい使い方まで、詳しく解説していきます。ニキビとの上手な付き合い方を学び、ニキビを気にすることなく健やかな素肌を手に入れましょう。

目次

1. ニキビの原因と乳液の役割

乳液を手に出す

多くの人が「ニキビがあるから乳液は使わない方がいい」と考えています。しかし、果たしてそれは正しいのでしょうか?まず、ニキビの原因について簡単に確認しておきましょう。

ニキビの原因

ニキビができる流れ

ニキビの原因は、「毛穴に皮脂が詰まってしまうから」です。様々な要因により、皮脂が過剰に分泌され、毛穴が詰まり、そこに皮脂をエサにするアクネ菌が増殖することで炎症が起こり、初期段階の白ニキビができます。

皮脂の過剰な分泌を引き起こす要因は以下の通りです。

  • 男性ホルモン分泌量の増加(思春期)
  • 不規則な生活やストレスによる自律神経の乱れ
  • 食事による脂質の過剰摂取
  • 角層内の乾燥に対する肌の保護機能(インナードライ)

ニキビの原因は脂性肌だと考えられがちですが、実際は肌表面がべたついていても、肌内部は乾燥している可能性が高いのです。そして、「角質内の乾燥に対する肌の保護機能(インナードライ)」が原因で皮脂が過剰に分泌されているかもしれません。

乳液の役割

乳液で水分の蒸発を防ぐ

乳液は水分を閉じ込めるバリアとして機能し、化粧水で与えた水分が蒸発するのを防ぎます。

乳液による保湿が不十分だと、水分が簡単に蒸発し、乾燥状態になります。これにより、前述の「角層内の乾燥に対する肌の保護機能(インナードライ)」による過剰な皮脂分泌を引き起こすのです。

ニキビがあると、化粧水だけでスキンケアを完了させたり、さっぱりした使用感のスキンケアを選んだりする方が多いです。しかし、そのような選択がニキビの改善を邪魔したり、かえって悪化させたりしている可能性が高いのです。

この章では、ニキビを改善するためには、乳液などの油分によって、水分の蒸発を防ぐ必要があることをお伝えしました。次の章では、乳液を使用してニキビができることを心配されている方へ、ニキビ肌におすすめの乳液の選び方について紹介します。

2. ニキビ肌におすすめの乳液の選び方

ニキビ肌に適した乳液を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントに注意することが必要です。ここでは、ニキビ肌に最適な乳液の選び方を詳しくご紹介します。

ノンコメドジェニックの製品を選ぶ

ニキビが治らず落ち込む様子

ニキビの予防には、「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載された乳液を選ぶことがポイントです。

「コメド」は、毛穴に皮脂が詰まって膨らんだ状態=ニキビができる一歩手前やニキビの第一段階の症状を指します。そして、「ノンコメドジェニック」とは、「コメドができにくい」という意味です。

ノンコメドジェニックテスト済みの商品には、「※すべての方にコメド(ニキビ)ができないわけではありません。」という文言がセットで書かれています。

つまり、「絶対にニキビができない」というわけではありませんが、ニキビができにくいことが第三者機関によってテストされているため、目安として活用することはできます。

参考記事:繰り返すニキビに使える?「ノンコメドジェニック」本当の効果を知る

低刺激の製品を選ぶ

安全性テストで低刺激をチェック ・パッチテスト ・アレルギーテスト ・スティンギング テスト

ニキビができた敏感な肌には、低刺激の乳液を選びましょう。

刺激になりやすいものが配合されていないかどうかを確認することが大切です。例えば、香料や着色料、アルコールなどが配合された製品は、ニキビ肌には刺激が強い可能性があります。

また、「安全性テスト済み」かどうかを確認するのもおすすめです。「ノンコメドジェニックテスト」と同様に、第三者機関によって安全性が検証されます。

安全性テストとは、具体的には以下のようなテストを指します。

  • アレルギーテスト:人の皮膚に対して炎症やかぶれなどのアレルギーを起こさないか確認する
  • パッチテスト:化粧品を皮膚に塗布し刺激性の確認をする試験
  • スティンギングテスト:敏感な肌の人を対象にヒリつきやかゆみなどの感覚刺激を評価する試験
    ※すべての方に皮膚刺激や皮膚トラブルが起こらないということではありません

客観的な視点で評価する目安として活用しましょう。

参考記事:アレルギーテスト済みのおすすめ化粧品24選|敏感肌との違いとは?

他のアイテムと同じメーカー・シリーズの製品を選ぶ

スキンケアをライン使いする

化粧水やクリームなどと、メーカー・シリーズを揃えるのが無難です。

メーカーは同じシリーズのスキンケア製品を使用する(ライン使いをする)ことを前提に、製品の開発・販売をしています。

したがって、化粧水などの他のアイテムとメーカー・シリーズを揃える(ライン使いをする)ことで、メーカーが計算する相乗効果を得ることが出来ます。

逆に、メーカー・シリーズの異なるアイテムを併用した場合は、アイテム同士の相性が悪い可能性があるため、おすすめはできません。

お試しサイズがある製品を選ぶ

いくら人気で有名な乳液でも、万人の肌に合うわけではありません

「ノンコメドジェニックテスト済み」と記載がある製品でも、ご自身の肌に合わない場合は、肌が荒れたり、ニキビが悪化したりする可能性もあります。

肌に合わなかった場合は、使用をすぐにやめてください。

大きいサイズの製品を買って、肌に合わなかった場合は、費用面のロスが大きくなります。したがって、お試しサイズ(ミニサイズ)がある製品を選び、肌に合うかを確かめましょう。

この章では、ニキビ肌におすすめの乳液の選び方を紹介しました。

3. ニキビ肌に適した乳液の正しい使い方

ニキビ肌に適した乳液を選んだ後は、実際の使い方が大切です。誤った使用方法はニキビ肌を悪化させる可能性があるため、以下の方法を実践してください。 

スキンケアの順序を守る

スキンケアは順序が重要です。

  1. クレンジング・洗顔:肌の汚れや余分な皮脂を落とします。
  2. 化粧水水分を補給し、肌を整えます。
  3. 乳液やクリーム油分で水分の蒸発を防ぎます。

乳液は、化粧水の後に使用するのが基本です。化粧水で肌を充分に潤した後、乳液を使用することで、肌の水分を閉じ込め、潤いを保つことができます。

関連記事:化粧水と乳液はどちらが先?使い方や塗り方、2つの違いや順番まで全て教えます

適量を守る

乳液を手に取る

乳液の使用量も重要です。まずは、メーカーの指示に従い、適切な量を使用しましょう。一般的には、10円玉大の量が目安です。この適量を守ることで、過剰な油分の影響を避け、ニキビの原因になることを防ぎます。

しかし、人によって肌に合う使用量は異なっているため、使い慣れてきたら使用量を調節してもいいでしょう。

乳液を塗る方法

手のひらで保湿する様子

乳液を顔に適量取ったら、手のひらで温め、肌に優しくなじませます。

以下のポイントを意識してみましょう。

  • 手のひらで包み込むように、内から外に向かって優しく伸ばす
  • 細かい部位は指先を使って優しく塗る
  • 乾燥しやすい部位は重ね塗りをする

    乳液は一度使っただけでは効果が現れません。毎日のスキンケアの一環として、継続的に使用し続けることで、肌の状態は改善されていきます。

    4.乳液を使用してニキビができる理由

    1章では、化粧水によって水分を補給するだけでなく、乳液などで油分を補給する必要があるとお伝えしました。

    ニキビを改善するための「正しい保湿」とは、水分と油分をバランスよく肌に与えることです。

    しかし、一般的なスキンケア、つまり、化粧水や乳液を使用した保湿にはデメリットがあります。いくらニキビができにくい乳液を選んでいても、そのデメリットによってニキビが生じてしまう可能性があります。

    以下でそのデメリットについて説明します。

    乳液を使うスキンケアのデメリット

    乳液を使用したケアのデメリット

    1つ目が、水分と油分をバランスよく調合するのが難しいという点です。

    化粧水によって「水分」を、乳液やクリームによって「油分」を補給しますが、毎日のスキンケアの中でそのバランスを考えながら調合することは簡単ではありません。忙しい朝や疲れた夜は特にです。

    スキンケアを毎日行っていても、そのバランスが崩れていると、肌が十分に潤わず、保湿したのに乾燥する、ニキビが繰り返す原因になります。

    2つ目が、複数のステップによって、摩擦が多くなるという点です。

    化粧品の数が増えるほど、必然的に肌に触れる回数(つまり摩擦・刺激)も増えます。摩擦や刺激の与えすぎは、肌のバリア機能を低下させ、乾燥の悪化など、ニキビが繰り返す原因になります。

    しかし、化粧水や乳液などのアイテムを分けて「ライン使い」を推奨した方が、メーカーとしては利益が出るため、ほとんどの化粧品メーカーは化粧品を分けて販売しているのです。

    ですが、肌への負担を考えると、それらの複数ステップは1つで完了した方が良いのです。

    そこでおすすめなのが「アクアテクトゲル」を使用した保湿です。

    ニキビ肌への負担を最小限に肌をうるおす保湿ゲル

    アクアテクトゲル

    アクアテクトゲルは、超乾燥肌、敏感肌の社長が、敏感な自分の肌でも使えるような、刺激の少ない商品を目指して作られた高保湿ゲルです。

    肌へ与える負担を最小限にすることを目指した結果、潤いである水分と保湿成分、そして潤いを保つための油分が最適なバランスで配合され、化粧水、乳液いらずのこれ1本で一日中潤う高保湿ゲルクリームとなりました。

    また、以下のような特徴があります。

    • ノンコメドジェニックテスト済み
    • アレルギーテスト済み
    • パッチテスト済み
    • スティンギングテスト済み
    • 香料/着色料/アルコール不使用
      ※すべての方に皮膚刺激や皮膚トラブルが起こらない、ニキビの元となるコメドができないということではありません。

    もし、現在ニキビに悩んでいて、これまで化粧水や乳液を使ったスキンケアを続けても肌が改善しなかったのなら、洗顔料がついたお試しセットが特別価格550円で試せる今の期間に、ぜひ一度お試しください。

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    よくある質問

    ニキビにはなぜ乳液が必要なのですか?

    乳液は肌の保湿に役立ち、水分と油分のバランスを整えることでニキビの発生を防ぎます。適切な乳液の使用は、ターンオーバーの促進や炎症の抑制にも効果的です。適量を選び、正しく使うことで、健やかな肌を保つことができます。

    ニキビ肌向けの乳液はどのように選べばよいですか?

    ニキビ肌に適した乳液を選ぶ際は、ノンコメドジェニックの製品や低刺激の製品を選ぶことが大切です。

    乳液の正しい使い方とは?

    乳液はスキンケアの基本ステップとして、化粧水の後に適量を優しく伸ばして使用します。手のひらで顔を包み込むように広げ、手のひらで塗りにくい部分は指で塗ります。

    まとめ

    ニキビ肌にも適した乳液の選び方と正しい使い方について詳しく解説してきました。肌の保湿において、乳液は油分を与えて、水分の蒸発を防ぐという重要な役割を果たすアイテムです。乳液を使用する場合は、ノンコメドジェニック製品や低刺激の製品を選びましょう。また、適量の使用や優しい塗り方など、正しい使い方も大切です。継続的なケアによって、健やかな肌を手に入れることができるでしょう。

    この記事を書いた人

    大阪の化粧品会社、株式会社アースケアに勤務。
    日々、お客様の肌相談や健康肌づくりのためのスキンケアに関する情報発信を行っています。

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