【しつこいニキビ】皮膚科に行ってもニキビが治らないのはなぜ?理由や対策方法を紹介!

皮膚科に行っても治らないニキビ

ニキビは精神的な苦痛までをももたらす肌トラブルです。そのため、ニキビを改善するためには適切な対策が必要不可欠です。本ブログでは、ニキビの正体や原因、生活習慣の大切さ、ニキビ専門クリニックの存在とメリットなど、ニキビ対策に関する幅広い情報を提供します。ニキビで悩む方は、この情報を参考にして、自分に合った対策を見つけてみてください。

目次

1. ニキビの正体と原因

ニキビとは何か?

ニキビは、皮膚に現れる一般的な疾患であり、医学的には「尋常性ざ瘡」または「痤瘡」として知られています。この病気は、慢性的な皮膚の炎症を伴い、主に毛穴の閉塞から始まります。皮脂や汚れが毛穴に溜まることで、初めは白ニキビや黒ニキビという形で現れます。これらが進行すると、赤みを帯びた赤ニキビや膿を伴う黄ニキビへと変化することがあります。各タイプのニキビは、その重症度や対処法において異なります。

ニキビの形成過程

ニキビができる流れ

皮脂の過剰分泌

ニキビの主要な原因の一つは、皮脂腺からの皮脂分泌が過度になることです。この現象は特に思春期や女性の生理周期に多く見られ、ホルモンの影響が大きいです。

毛穴の詰まり

皮脂が増えると、毛穴が詰まりやすくなります。また、古い角質が剥がれずに残ることで、さらに塞がれてコメド(面皰)が形成されることがあります。

アクネ菌の増殖

毛穴が閉じていると、アクネ菌が繁殖する条件が整い、これが炎症を引き起こします。炎症が進行すると、ニキビは赤く腫れ、痛みを伴うこともあります。

ニキビの原因となる要素

ニキビの発症には多くの要因が影響しており、主なものには以下のようなものがあります。

ホルモンバランスの変動

特に女性は、月経や妊娠などによるホルモンの変化がニキビの原因となることがあります。

乾燥

肌が乾燥すると、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)に乱れが起きたり、皮脂が過剰に分泌されたりし、結果としてニキビが発症してしまいます。

ストレス

ストレスが溜まることで自律神経が乱れ、ホルモン分泌が不規則になることが多く、これが皮脂の分泌を過剰にする原因とされています。

不適切なスキンケア

過度な洗顔や自分に合わないスキンケア製品の使用は、肌を傷め、ニキビの悪化を招くことがあります。逆に不十分な洗浄も毛穴の詰まりを引き起こします。

偏った食生活

高脂肪や高糖質な食品は皮脂の分泌を助長することが知られており、特にファーストフードや甘いお菓子の過剰摂取がニキビを引き起こす要因となります。

ニキビは単なる思春期の症状ではなく、適切な対策が求められる皮膚の病気です。その原因はホルモンの変動や生活習慣、さらには環境要因にまで及びます。これらの要素を理解することで、ニキビの予防や効果的な対策に役立てることができます。

2. 皮膚科に行ってもニキビが治らないのはなぜ?

ニキビが治らず落ち込む様子

皮膚科に行って、処方された薬を塗ったり、飲んだりしても、なかなかニキビが治らない。考えられる理由は以下の通りです。

生活習慣の影響

偏った食事や運動不足、誤ったスキンケアなどが、ニキビの改善を妨げている可能性があります。いくら薬を塗ったり、飲んだりしても、生活習慣が乱れているとニキビは改善しません。

不適切なスキンケア

肌の調子を整えるためには、正しいスキンケアがかかせません。スキンケアを疎かにしたり、過剰に行ったりすると、ニキビが悪化してしまいます。

重症・難治性のニキビ

軽~中程度の症状であれば、生活習慣やスキンケアを見直すと改善することが多いです。一方、重症や難治性のニキビの場合、通常の治療(薬)では効果が出にくいことがあります

3. ニキビが治らないときの見直し【生活習慣編】

光を浴びてリラックスする様子
皮膚科に行ってもニキビが治らない場合、生活習慣の改善が重要です。以下に、ニキビ改善のための主な生活習慣のポイントをまとめます:

睡眠の質を向上させる

不規則な生活や睡眠不足はホルモンの分泌に影響を与え、ニキビを引き起こす要因となります。毎日同じ時間に起きて寝ることで、質の高い睡眠を得られ、肌の新陳代謝を促進します。以下のような工夫をしてみましょう。

  • ぬるめの湯船にゆっくり浸かって温まる
  • 寝る前にスマートフォンやテレビなどの明るい画面を見ない
  • 眠る前のストレッチでリラックスを促す

食生活の改善

肌の健康を保つためには、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。特にビタミンやミネラル、タンパク質を豊富に含む食品を意識して取り入れましょう。ビタミンCやビタミンB群は、コラーゲンの生成や皮脂の調整に効果的で、ニキビの予防や改善に寄与します。外食が多い方は栄養素が偏りがちなので、必要に応じてサプリメントを利用することもおすすめです。

  • バランスの良い食事を摂取する
  • 油っこいものは控える
  • 食物繊維やビタミンA・B1・Cを多く含む食材を積極的に摂取する

運動習慣の確立

適度な運動は血行を良くし、肌の新陳代謝を促します。ウォーキングや軽いランニング、ヨガなどを定期的に行うことで、体内の老廃物を排出し、ニキビ改善に繋がります。また、汗をかくことで毛穴が開き、汚れが落ちやすくなる効果も期待できます。

ストレス管理

ストレスはニキビを悪化させる主な要因の一つです。日常生活においてストレスをため込まないためには、趣味や運動が効果的な手段です。リラックスできる時間を持ち、趣味や軽い運動によって心と体をリフレッシュすることで、ストレスを軽減できます。時には深呼吸や瞑想を取り入れるのも有効です。

これらのポイントを実践することで、日常生活を通じてニキビ改善に向けた習慣を築くことができます。小さな心がけが健やかな肌づくりに繋がることでしょう。

4. ニキビが治らないときの見直し【スキンケア編】

ニキビがなかなか治らないのは、誤ったスキンケアが原因かもしれません。適切なスキンケアを行うことで、肌の健康を保ちながらニキビの予防にもつながります。このセクションでは、効果的なセルフケアのポイントについて詳しく説明します。

やさしい洗顔

ニキビ対策の基本は、肌を清潔に保つことです。毎日の洗顔は必須で、朝晩の2回、優しい成分の洗顔料を使用して、余分な皮脂や汚れを落としましょう。一方で、強い洗浄成分を含む製品は肌の皮脂を取りすぎてしまい、肌が乾燥しやすくなります。したがって、マイルドな洗顔力のアイテムを選び、肌に刺激を与えないようにやさしく洗いましょう。 洗顔後は清潔なタオルで顔を優しく押さえるように、丁寧に水分を拭き取ってください。

ニキビ肌にもおすすめの洗顔料

ダブルクレンジングゲル

ニキビが気になる方には、ダブルクレンジングゲルがおすすめです。マイルドな洗浄力で、肌に必要なうるおいは残しながら、メイクや汚れを落とします。なめらかで弾力のあるゲル状なので、摩擦(刺激)を肌に与えずに洗顔できます。さらに、ノンコメドジェニックテスト済みなので、ニキビ肌の方も安心して使用できます。

適切な保湿

「ニキビがあるから保湿は不要」と考える方が多いですが、実際には保湿が不可欠です。肌が乾燥すると、逆に皮脂が過剰に分泌され、ニキビを悪化させることがあります。低刺激な保湿剤を選び、肌に潤いを与えてバリア機能を保つよう心掛けましょう。保湿において重要なことは、水分と油分をバランスよく肌に与えることです。

ニキビ肌にもおすすめの保湿アイテム

高保湿 スキンケア

ニキビが気になる方には、アクアテクトゲルがおすすめです。超敏感肌の開発者が、こだわって作った高保湿ゲルです。1本で水分・油分・保湿成分を、肌にバランスよく与えます。ノンコメドジェニックテスト済みなので、ニキビ肌の方にもおすすめです。(関連記事:ノンコメドジェニックのおすすめ化粧水22選|ニキビ改善に本当に必要なケア方法をご紹介

ダブルクレンジングゲルとアクアテクトゲルのセットが、初回限定550円でご購入いただけます。

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徹底したUV対策

紫外線は肌に悪影響を及ぼし、ニキビの悪化にもつながります。日常的にUVケアを行うことで、肌の健康を守ることができます。 スキンケアの一環として、日焼け止めを使うことを忘れないようにしましょう。

ニキビ肌にもおすすめの日焼け止め

やさしいUVカットミルクを塗布する様子

ニキビが気になる方には、やさしいUVカットミルクがおすすめです。肌にやさしいノンケミカル(紫外線吸収剤不使用)で、肌に負担のかかりにくいSPF25なので、日常使いにぴったりです。(関連記事:ノンコメドジェニックテストとは?ニキビ肌におすすめの日焼け止め・化粧品を紹介

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5. それでもニキビが治らないときは?

専門性の高い診療【イソトレチノイン】

専門医が説明する様子

スキンケアや生活習慣を見直したり、皮膚科の保険診療で処方された薬を使用したりしても、ニキビが治らない時は、イソトレチノインの服用が勧められることがあります。海外ではニキビ治療において広く認知されているイソトレチノイン(アクネトレント)ですが、現状、日本では厚生労働省の承認がおりていないので保険外診療(自費治療・自由診療)となります。あくまで難治性ニキビに対して使用する薬であることを理解しましょう。

イソトレチノインの効果

イソトレチノインは以下のような効果を持っています:

  • 皮脂腺の縮小
    創傷のある皮脂腺を小さくすることで、過剰な皮脂の生成を抑えます。これにより、毛穴の詰まりを防ぎます。
  • 角化異常の改善
    皮膚が厚くなることによって引き起こされる角化異常を改善し、健康的な肌の状態を取り戻します。
  • アクネ菌の抑制
    ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を抑制し、それに伴う炎症や赤みを軽減します。
  • ターンオーバーの正常化
    皮膚のターンオーバーがスムーズになり、新しい健康な肌細胞が生成されやすくなります。

イソトレチノインの副作用と注意点

イソトレチノイン 副作用

イソトレチノインの使用にあたっては、大きな副作用が起こりうるため注意が必要です。

以下が副作用・注意点の例です:

  • 乾燥
    皮膚や唇が乾燥しやすくなるため、保湿ケアが重要です。
  • 胎児の奇形・流産
    妊娠している方や妊娠予定の方は服用できません。
  • 鬱症状
    憂鬱な気分になる場合もあります。
  • 頭痛や吐き気
    一部の人は軽い頭痛や吐き気を感じることもあります。
  • 血液検査
    定期的な血液検査が必要となる場合がありますので、担当医の指示を守りましょう。
  • 医療機関での相談
    イソトレチノインは専門的な知識が必要な治療薬であり、自己判断での使用は避けるべきです。必ず専門の医師に相談し、自分に合った治療計画を立てましょう。

このように、イソトレチノインはニキビ治療において強力な助けとなりますが、副作用が大きく出る可能性があります。厚生労働省も、注意喚起をしています。

よくある質問

ニキビの主な原因は何ですか?

ニキビの主な原因は、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖です。ホルモンの変動、ストレス、不適切なスキンケア、偏った食生活などがこれらの要因に影響します。適切なケアと生活習慣の改善が重要です。

ニキビ改善のためには、どのような生活習慣に気をつけるべきですか?

規則正しい生活リズム、ストレス管理、バランスの取れた食事、定期的な運動、適切な洗顔とスキンケアなどに気をつけることが大切です。これらの習慣を心がけることで、ニキビの予防や改善が期待できます。

まとめ

ニキビの改善には、日々のスキンケア・生活習慣の見直しが重要であることがわかりました。自分に合ったセルフケアを実践し、肌の健康を内面から支えていくことが肝心です。何をしても治らない場合は、専門クリニックやイソトレチノインの活用などを検討しても良いでしょう。

この記事を書いた人

会社名 : 株式会社アースケア
所在地 : 〒560-0085 大阪府豊中市上新田2丁目21番5号
設立  : 2000年2月
代表者 : 代表取締役社長 井上 龍弥
資本金 : 1,000万円
事業内容: 化粧品・健康食品の企画・開発・製造販売、インターネット通信販売

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