日常生活の中で、私たちは手の乾燥や手荒れに悩まされることがあります。特に手の甲は、外部の環境や作業による影響を受けやすく、あかぎれができやすい部位となっています。今回のブログでは、手の甲のあかぎれについて、原因や症状、予防法、対処法などを詳しく解説します。
結論、荒れた手肌には保湿がかかせません。しかし多くの方は保湿を正しくできていないため、あかぎれなどの手荒れが発生・悪化してしまっているのです。
(▶先に「あかぎれを予防・改善する保湿」をチェック)
適切なケアを心がけることで、あかぎれからお手入れしつつ健康的な手を維持することができますので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 手の甲のあかぎれの症状と特徴
この章では、あかぎれの症状や特徴について具体的に紹介します。
あかぎれの段階的な症状
あかぎれは段階的に悪化していきます。初期段階と進行段階に分けて、症状を確認しましょう。
初期段階
あかぎれの最初の兆候は、乾燥感とかさつきです。手の甲の皮膚が乾燥して固くなり、表面に小さな線状の亀裂が見られることがあります。この段階では、特に痛みやかゆみはあまり感じないことが多いですが、手の甲の柔軟性が失われてしまいます。
進行段階
乾燥が進むと、初期段階の亀裂がかなり深まってしまいます。あかぎれができることで、次第に以下の症状が現れます:
- 赤み: 亀裂周辺の皮膚が赤く腫れ上がることがあります。
- 痛み: 手を動かすたびに、亀裂部分が引っ張られ、痛みを感じることが増えます。
- 出血: ひどい場合は、亀裂からわずかな出血が見られることもあります。
このように、手の甲のあかぎれは見た目にも痛々しく、日常生活に支障をきたすことがあります。
あかぎれの特徴
手の甲にできるあかぎれには以下のような特徴があります。
位置
手の甲のあかぎれは主に関節部分や指の付け根に多く見られます。この部位は日常的に動かす部分でもあるため、乾燥や刺激を受けやすく、亀裂が深くなりやすいのです。
再発性
手の甲のあかぎれは、一度発症すると治りにくく、再発しやすいのも特徴です。手を洗ったり、掃除をしたりするたびに、皮膚の保護膜が剥がれてしまい、傷が再発するリスクが高まります。このため、日常生活での根気強いケアが非常に重要です。
2. あかぎれの原因と手の甲にできやすい理由
あかぎれの原因
あかぎれが起こるのは、バリア機能の低下による水分・脂分の不足が原因です。
バリア機能とは、皮膚の表面にある外部の刺激から肌を守るための機能です。バリア機能には、以下のような役割があります。
- 肌内部の水分の蒸発を防ぐ
- 紫外線や細菌の侵入を防ぐ
- 刺激や摩擦から肌を保護する
バリア機能は潤いを保ち、肌の乾燥を防ぐために大きな役割を果たしています。
しかし、このバリア機能は、乾燥の他、継続的な刺激や心因性のストレスなどで低下します。バリア機能が低下すると、水分の蒸発や外的な刺激、細菌の侵入が起こりやすくなります。そして、水分・脂分が不足していき、手荒れに繋がるのです。
手の甲があかぎれしやすい理由
手の甲は、あかぎれができやすい部位ですが、その理由は以下の通りです。
皮膚が薄いから
手の甲の皮膚は他の部位に比べて薄く、皮脂腺も少ないため、水分保持能力が低くなっています。また、関節に近い部分は特に薄く動きが多いため、亀裂が入るリスクが高いです。
外部にさらされているから
手の甲は日常的に外部環境にさらされるため、寒さや乾燥、風などの影響を受けやすいです。これにより、皮膚のバリア機能が低下し、乾燥やひび割れが発生しやすくなります。
水や洗剤に触れる習慣があるから
水仕事をする際に手の甲が頻繁に使用されますが、これもあかぎれの原因です。水や洗剤に含まれる成分が皮膚の天然保湿因子を奪い、乾燥を引き起こす要因となります。特に洗剤に含まれる化学物質が皮膚に刺激を与え、さらに状態を悪化させることがあります。
このように、手の甲は乾燥や外的刺激、さらには普段の動作によりあかぎれができやすい部位です。日常的に適切なケアを心がけることが大切です。
3. 手の甲のあかぎれの予防・改善方法
手の甲は日常的に様々な環境要因にさらされるため、特に乾燥しやすい部分です。あかぎれを予防・改善するためには、次の方法を実践することが重要です。
こまめに保湿する
入浴後や手を洗った後には、保湿することを習慣にしてください。手の甲のあかぎれを治すには、乾燥を防ぎ、肌のバリア機能を強化する必要があります。そのためには、手肌に水分・油分をバランスよく与えることが重要ですが、多くの方はこれを実践できていません。詳しくは「あかぎれを予防・改善する保湿」で解説します。
ゴム手袋を使用する
水を使う作業や掃除を行う際は、ゴム手袋を着用することをおすすめします。手袋をつけることで、水や洗剤から手の甲をしっかりと守り、乾燥を防ぐことができます。特に水仕事が多い方は、常に手袋を使用することが良いでしょう。
ぬるま湯を使用する
手を洗う際や入浴時には、ぬるま湯を使用することが望ましいです。熱すぎるお湯は皮膚の大切な油分を奪い、乾燥を引き起こします。ぬるま湯で優しく洗うことで、手の甲の肌を保護できます。
湿度を管理する
空気が乾燥すると、手肌も乾燥してしまいます。したがって、加湿器を使用して、室内の湿度を管理しましょう。加湿器がない場合は、濡れたタオルを干したり、観葉植物を置いたりすると効果的です。(参考記事:【冬の乾燥肌対策】暖房使用時の肌トラブルを防ぐ方法とおすすめアイテム)
健康的な生活を送る
心身の健康状態が手肌に現れてしまうことがあります。したがって、「栄養バランスの良い食事を取る」「睡眠時間を十分にとる」「適度な運動でリフレッシュする」など、健康的な生活を送ることが重要です。
重い症状には薬を使用する
あかぎれの症状がひどい場合は、薬を使用して、炎症を抑えましょう。皮膚科の専門医に相談をして、適切な薬を処方してもらいましょう。皮膚科を受診する時間がない場合は、ドラックストアなどで市販薬を購入することができます。詳しくは以下の関連記事を参考にして下さい。
関連記事:【最強】手湿疹におすすめの市販薬12選|原因や症状・予防方法を徹底解説
これらの対策を取り入れることで、手の甲のあかぎれを効果的にケアし、健康な肌を保つことができるでしょう。
4. あかぎれを予防・改善する保湿
手肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、あかぎれが発生・悪化してしまいます。したがって、あかぎれを予防・改善するためには、手肌の保湿が欠かせません。
乾燥をふせぎ、うるおいを保つ正しい保湿とは、手肌に水分・油分をバランスよく与えることです。
一般的なハンドクリームの主成分は、油分です。手肌に油分を与えることで、肌内部の水分を保つことが期待できます。
ただし、慢性的な手荒れは、肌内部の水分不足によりバリア機能が衰えてしまって起こります。そのため、元々水分が足りていない肌に油分だけを補っても、肌内部の乾燥した状態は変わりません。
したがって、あかぎれを予防・改善するためには、潤いを保つ油分と同時に、潤いである水分を肌内部に与えることが大切なのです。
荒れた手肌に水分と油分を与える保湿ゲル
あかぎれなど、水分が不足し荒れた手肌を潤すには、水分と油分を同時に与えられるアクアテクトゲルを使用した保湿が効果的です。
一般的なハンドクリームの主成分が油分なのに対し、アクアテクトゲルは研究を重ねてたどりついた「肌を潤すために最適なバランス」の水分・油分・保湿成分が配合されています。
ですので、肌にたっぷりの水分を与えると同時に、適度な油分と保湿成分で水分の蒸発を防ぎ、手肌を潤します。
これまで、ハンドクリームを使っても、あかぎれに悩み続けてきたのなら、それは、手肌の水分不足が原因かもしれません。
アクアテクトゲルは、現在、期間限定の特別価格330円でお試しいただけますので、ぜひ一度、お肌に合うかお試しください。
よくある質問
手の甲があかぎれしやすい理由は何ですか?
手の甲の皮膚は他の部位に比べて薄く、皮脂腺も少ないため、水分保持能力が低く、亀裂が入りやすい特徴があります。また、水仕事や手洗いなどの習慣によって、手肌のバリア機能が低下し、あかぎれが発生・悪化します。
あかぎれの症状にはどのようなものがありますか?
あかぎれの初期症状は乾燥感とかさつきで、その後、皮膚の亀裂が深くなり、赤み、痛み、出血などが見られるようになります。特に関節部分や指の付け根に多く現れ、日常生活に支障をきたすこともあります。
あかぎれを予防・改善するためにはどのようなことに気をつけるべきですか?
保湿クリームの使用、ゴム手袋の着用、ぬるま湯での洗浄など、日常的な対策を心がけることが重要です。これらの方法を取り入れることで、あかぎれを予防・改善することができます。
あかぎれが治らない場合はどうしたらいいですか?
ひどいあかぎれには、炎症を抑える薬を使用しましょう。薬をすでに使用しているのに、あかぎれが改善しない場合は、手肌の水分不足が原因かもしれません。詳しくは以下の記事を参考にして下さい。
関連記事:皮膚科に行っても治らない手荒れ…原因や対策方法とは?|今から始めたいケア方法
まとめ
手の甲のあかぎれは、乾燥や外的要因により引き起こされる皮膚トラブルです。しっかりと症状の特徴を理解し、予防と適切なケアを行うことが重要です。ゴム手袋の着用、保湿クリームの使用、ぬるま湯での洗浄、などの対策を心がけることで、手の甲のあかぎれを予防・改善することができます。日々の手の甲のケアを怠らず、健康的な手肌を維持していきましょう。