顔がかゆくなるのはなぜ?│顔がかゆい原因と対策を解説

顔がかゆい原因と対策

顔が痒いと、皮膚を強くこすって跡を残してしまったり、気になって集中力が欠けてしまったり。
でも誰にも痒みを我慢するつらさを理解してもらえない人も多いのではないでしょうか

そんなつらいお気持ちを耳にするたびに何かできることはないかと考えさせられます。
そこでこの記事では顔に起こる痒みの原因や対処法について解説します。

たとえば、乾燥が原因の顔の痒みであれば、十分な保湿を行うことが大切です。
そうすることで、痒みが軽減することもあります。

顔に痒みを感じる原因と自分にあった対処法がわかれば、つらい気持ちも解消されることと思います。
この記事を参考に、ぜひ健やかな肌を目指しましょう。


1.顔の痒みの種類について

顔の痒みに伴い、赤みや炎症、熱っぽさなどがある場合にはすぐに皮膚科に行くようにしましょう。
医師の診断を仰ぎ、急ぎ治療をしたほうがいい場合があります。

そうした緊急性がない場合の痒みにはどのような症状があるのか。
この章では、顔の痒みの具体的な症状について紹介します。

痒みの主な種類を参考に、自分の症状がどのタイプの痒みであるかを把握しておくと安心だと思います。
当てはまるものがあるか、チェックしてみましょう。

1-1.肌の乾燥によるもの(皮脂欠乏症・老人性乾皮症)

皮脂欠乏症は皮脂の分泌量や角質層の水分量の不足などによる皮膚の乾燥状態をさします。
老人性乾皮症も同じく皮膚の乾燥状態を示しますが、加齢によって水分を皮膚内に保持する働きが低下し起こるものです

どちらも主に痒みや皮膚に白い粉をふいたような症状がみられます。

また、かくことで状態が悪化し、強い痒みや赤み、湿疹などを併発するケースも少なくありません

1-2.外的刺激による「接触性皮膚炎」

皮膚に刺激となるような特定の物質が肌に接触することで生じる症状が接触性皮膚炎です。
皮膚が外的刺激を受けるとヒスタミンが体内に分泌され、刺激を受けた箇所に痒みや赤みを伴う炎症やかぶれを引き起こす場合があります

外的刺激とは、化粧品や洗剤類、紫外線、花粉やハウスダスト、虫などがよくあげられます。
ほかにも金属アレルギーや、汗に反応して発症することもあります。

1-3.アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎とは、皮膚のバリア機能が弱い人やアレルギー体質の人にみられることの多い皮膚の病気です。
赤みがある湿疹は痒みを伴い、強くかくと中から液体が出てくることも

良くなったり悪くなったりを繰り返し、慢性的に症状が続く点も特徴です。

1-4.蕁麻疹

蕁麻疹は、膨疹(ぼうしん)と呼ばれるふくらみを持った赤い湿疹が皮膚の一部に現れ、数十分から1日以内に跡形もなく消えてしまう病気です。

一般的に痒みの程度は強く、チクチクとした感じや痛みに近い症状を伴うこともあります

1-5.虫刺され

虫に刺されたりかまれたりすると、皮膚が腫れて痒みや強い痛みを感じることがあります
虫とは、たとえば、蚊やノミ、蜂、毛虫などの昆虫類、ダニやムカデなどの節足動物です。

症状は虫により異なり、なかには感染症やアナフィラキシーショックを引き起こす場合もあります。

1-6.その他の原因

ここまでで紹介したもののほかに、痒みを感じる症状の種類には脂漏性皮膚炎や皮膚掻痒症(ひふそうようしょう)などもあります。

わからない場合には早期で治療をすることがおすすめです。
ぜひ皮膚科医師の診断をあおいでください。


2.顔の痒みが起こる原因について

顔の痒みを誘因するものにはいろいろあります。
この章では、日常生活のなかで比較的起こりやすい、病気以外の痒みの原因を具体的に4つ挙げて解説します

2-1.化粧品や衣類など肌に触れるものがあわない

肌に触れるものの刺激も痒みの原因になり得るものです。

たとえば、化粧品は含まれている成分により痒みを生じることがあります。
また、衣類などは一般的な素材で作られているものでも使用する人の肌との相性が悪ければ、痒みを感じる場合があります

この記事を書いている私も、実は洗剤にかぶれやすいです。
「消臭作用」や「抗菌作用」のあるものに特に弱く、この洗剤で洗った衣服を着ていると、生地が当たる部分に赤みやかゆみが出ます。

このように、多くの人が大丈夫なものでも、個人差によってあわないこともよくあります。

2-2.汗の刺激やあせも

汗には肌への刺激となる塩分や皮脂が含まれています。
また、皮脂や汚れで汗の出口となる汗腺がふさがれてしまうと、あせもができて痒くなってしまうこともあるため要注意です

汗をかきやすい夏場は、特に痒みが起こりやすいため気を付けなければなりません。

2-3.洗顔時の洗いすぎ、もしくは洗い残し

顔に付着した汚れやメイクをきちんと落としたいと思っても、強い力でゴシゴシ洗う行動は避けましょう。
皮膚の角質が傷つき、外的刺激から肌を守る力が弱まって、炎症が起こりやすくなるためです

反対に、肌への刺激を与えないように気を付けて洗っても、すすぎが不十分で洗剤や汚れが皮膚に残っていると、雑菌が繁殖して痒みが生じる場合があります。

適度に適切に、洗顔を行う必要があります。

2-4.乾燥による肌のバリア機能の低下

人の皮膚は皮下組織、真皮、表皮の3つの層が重なり構成されていて、最も外側にある表皮の中なかでも一番外側に位置する層が角層です。
角層には、外部の刺激から肌を守ったり、皮膚に含まれている水分を保持したりするバリア機能があります。

肌が乾燥すると、このバリア機能が十分に働かなくなって、少しの刺激に対しても敏感になり、痒みを感じることがあります


3.顔の痒みが起こってしまった場合の対処法

顔が痒いと感じたきには、主に次の2つの点に注意することが大切です。
これができれば痒みによる悪化を防ぐことができますので、チェックしておいてください。

3-1.かきむしらないように注意する

痒みを感じるとかきむしりたくなってしまうものですが、痒みが出た箇所をこすると肌に刺激を与え、症状をさらに悪化させる恐れがあります。

痒みを我慢することはとてもつらいことです。
刺激を与えて炎症状態をひどくさせないためにも、かくことはできる限り我慢するようにしましょう。

3-2.肌を清潔にし、刺激を取り除く

汗や汚れなどを肌に付着させたままでいると雑菌の繁殖が進み、痒みにつながる炎症が起こりやすくなることが。
その都度きちんと取り除き清潔に保つことが大事です。

また、洗う際には皮膚に刺激を与えないようにしながら優しく汚れを落とすようにします。


4.顔の痒みを起こりにくくするには

顔の痒みを我慢しなければならないようなつらい状況を避けるためには、そもそも痒みが起こらないように、日常生活のなかで気を付けましょう
ここでは、顔の痒みの発生を防ぐための具体的な対策を紹介します。

4-1.低刺激のものなど、自分にあう化粧品を使用するようにする

肌に直接触れるものの使用には注意が必要です。
特に、日々肌に直接乗せる化粧品には気を付けましょう。

自分の肌にあわない成分が含まれているものは避け、低刺激で肌との相性が良い化粧品を選んで使用することが大切です。

そのためには、これまでに合ったもの・合わなかったものを記録しておきましょう。
成分や商品の特徴をメモしておけば、今後の商品選びに役立ちます。

4-2.髪などが顔にかからないようにする

肌が敏感な状態のときに髪が触れるだけで痒みを感じる場合には、髪留めやゴムを活用しましょう。

とくに、一度痒みが出てしまうと、いつもは大丈夫なことも、刺激となります。
肌に触れるものには十分に注意をしましょう。

4-3.紫外線対策をする

肌に刺激を与える紫外線をできるだけ浴びないように心がけることも、普段から自分で行える対策です。

紫外線の量は通常は春から増えますが、少ない時期でも日々積み重なると肌への大きな負担となります。

外出時には日傘などでしっかりと対策をとるようにしましょう。

4-4.睡眠や食生活・ストレスをためないように気を付ける

肌を健康な状態に維持することは、皮膚の炎症を抑え、痒みの発生を防ぎます。

肌の調子を健康な状態に整えるためには、十分な睡眠と栄養バランスのとれた食事、ストレスをためない生活が必要です。

4-5.洗顔はやさしく行う

痒み対策として肌を清潔にしておくことは大切なものの、正しい方法で洗わないと逆効果になる場合もあります。

たとえば、洗顔の方法は、皮膚への刺激をできる限り抑えるように、優しく短時間で行うことがポイントです。

洗う回数は多ければよいというものではなく、1日2回までを目安にします。
洗顔の回数を控える理由は、肌を守るために必要となる皮脂や角質まで洗い落とさないようにするためです。

4-6.スキンケアで、保湿を重点的に行う

顔を洗った後のスキンケアは欠かせません。
洗顔後の肌は乾燥した状態になっているため、十分な保湿を行い、肌のバリア機能を高めておく必要があります。

バリア機能が低下していると、皮膚の水分が不足し、外部からの刺激を受けやすくなって、痒みが出やすくなるからです。
スキンケアのポイントは、洗顔後、肌の乾燥が進む前にすぐに保湿を行うようにすることです。

化粧水を使う場合には、そのあとにはきちんと乳液を使うこと。
オールインワンジェルでも手軽に保湿ができるので、おすすめです。


まとめ

普段から自分でできる顔の痒み対策には、生活習慣の見直しや紫外線ケア、顔に髪がかからない工夫をするといった方法があります。
また、洗顔後には肌への刺激が少なく自分にあった保湿剤を使用して毎日しっかりとスキンケアを行うことも大切です。

そのためには、日ごろから自分の肌に合うものを見つけておく必要があります。
このサイトには、敏感肌のスキンケア情報など多く記事をがありますので、ぜひ参考にして、あなたの肌に合うスキンケア選びの参考にしてください。

 

※参考

  • 皮脂欠乏性湿疹・乾皮症|さぎのみや皮膚科クリニック
  • 化粧品用語集 角層|日本化粧品技術者会
  • アトピー性皮膚炎とは?|マルホ株式会社
  • 皮膚科Q&A 蕁麻疹(じんましん)Q1「じんましん」ってどんな病気ですか?|公益社団法人日本皮膚科学会
  • 皮膚科Q&A 虫さされ|公益社団法人日本皮膚科学会
  • 皮膚瘙痒症|社会福祉法人 恩賜財団 済生会
  • 接触皮膚炎|かゆみナビ
  • 顔のかゆみは乾燥?アレルギー?かゆみの仕組みと対策|病気スコープ

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