ニキビや毛穴は、悩みとして挙げられることの多い肌トラブルや起こりやすい箇所です。
ニキビや毛穴の肌トラブルで悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
この記事を書いている私自身も、思春期から小さな白いニキビに悩み、働く年齢になっても赤い炎症ニキビに悩まされていました。
もちろん毛穴の目立ち・黒ずみも気になっていました。
高校時代、肌のキレイな友人に、「なんで顔洗わないの?」と言われたことがあります。
当然、洗顔していましたし、それなりのケアをしていました。
でもニキビがあると周りの人は、「あの子、ニキビがあるくせに洗顔もしてないんだ」と思うのだと知ったときはショックでした。
だから「洗顔が足りないのかな…」 と、あれこれと洗顔を変えたり、化粧品を変えていましたが、今ではそれが間違いだったとわかります。
悩みを解消するためには、適切なスキンケアをすることが大切です。
この記事では、ニキビや毛穴の肌トラブルが起きる原因やトラブルが起きたときの対処法、肌トラブルを起こしにくくする方法について紹介します。
キレイ肌のための参考にしてください。
1.ニキビの原因は「毛穴の詰まり」
ニキビができる根本の原因は、皮脂が毛穴に詰まることから始まります。
本来、皮脂は肌の表面で汗とまじりあい、肌のバリア機能として働いてくれます。
ところが何らかの要因により皮脂分泌が増える・毛穴から出ずに詰まることで、ニキビへと発展します。
この章では、そんなニキビの原因について、詳しく解説します。
1-1.「毛穴の皮脂詰まり」とは?
「毛穴の皮脂詰まり」とは、皮脂が古い角質などが毛穴に詰まった状態です。
毛穴の奥には皮脂腺があり、肌を外的刺激から守るために皮脂を分泌しています。
何らかの理由で毛穴が詰まると、皮脂が毛穴の外に出られなくなり、さまざまな肌トラブルを引き起こします。
1-2.毛穴が詰まる原因
毛穴が詰まる代表的な原因は「皮脂」「ターンオーバーの乱れ」「汚れ」「加齢」の4つです。
それぞれについて見てみましょう。
皮脂の過剰分泌
毛穴が詰まる原因の1つは、「皮脂の過剰分泌」です。
肌状態によっては、皮脂が大量に作られると排出が追いつかなくなり、毛穴に詰まることがあります。
思春期ニキビの主な原因は、ホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰な分泌によるもの。
一方、大人ニキビの主な原因は、肌の乾燥による皮脂の過剰分泌だと言われます。
過度の洗顔や不適切なスキンケアなどで肌が乾燥すると、体が肌を守るために皮脂をより多く分泌することがあります。
ターンオーバーの乱れ
毛穴が詰まる原因の2つ目は、肌の「ターンオーバーの乱れ」です。
ターンオーバーとは、一定のサイクルで肌が新しく生まれ変わる仕組みのことです。
このサイクルが乱れると古い角質がはがれにくくなり、厚くたまって硬くなることがあります。
その結果、毛穴が狭まり、やがて詰まります。思春期ニキビよりも大人ニキビに影響を及ぼす傾向にあります。
汚れが残っている
毛穴が詰まる原因の3つ目は、肌に「汚れが残っている」ことです。
メイク汚れや古い角質、皮脂など毛穴をふさぐような汚れが肌に残ることが多いと、毛穴を詰まらせてニキビになることが。
肌にメイクや汚れが残ることが常態化するとニキビの要因になることがあります。
ですから汚れはきちんと落とす必要があります。肌を傷つけないように優しく洗うのがポイントです。
加齢
毛穴が詰まる原因の4つ目は、「加齢」です。
年齢を重ねると肌のターンオーバーが乱れやすくなり、古い角質が残りやすくなります。
肌の弾力を支えるコラーゲン線維やエラスチン線維が減少する影響も小さくありません。
肌がたるむと毛穴もたるみ、そこに皮脂や古い角質、汚れが詰まりやすくなります。
1-3.「毛穴の詰まり」を防ぐには?
ここでは、「毛穴の詰まり」を防ぐ方法について解説します。
洗顔・スキンケア方法の見直しを行う
メイクをした後は、ファンデーションが毛穴に残らないように、クレンジングでしっかり落とします。
皮脂汚れが気になる場合でも、クレンジング料・洗顔料を使った洗顔は、1日2~3回程度にとどめておきましょう。
皮脂を落としすぎると体が皮脂を補う方向に作用するため、逆効果です。
洗顔後は保湿を徹底しましょう。
同時に、メイクをするパフやチップ・ブラシも見直しましょう。
メイクの時、顔の皮脂がメイク道具に付着します。
ですから、パフやチップは一度使った部分は使わないことをおすすめします。
食生活を見直す
体をつくる栄養素の基本は、タンパク質です。
併せて、皮脂の分泌をコントロールする「ビタミンB群」や抗酸化作用のある「ビタミンC」、ホルモンバランスを整える「ビタミンE」は積極的に摂取しましょう。
一方、脂質と糖質は健康の維持に必要な栄養素ですが、取りすぎると皮脂の過剰分泌につながると言われています。
体調によっては、利尿作用のあるカフェインは栄養素を排出する一因となります。
これらは控えることが望ましいです。
睡眠環境や時間を見直す
質の良い睡眠を取ることもポイントの1つです。
新陳代謝をサポートして肌のターンオーバーや傷んだ肌を整える成長ホルモンは、睡眠中に分泌されます。
適切で深い眠りは成長ホルモンの分泌をサポートし、「毛穴の詰まり」の解消に役立ちます。
ご自身の眠りやすいベッド・枕・布団・パジャマ・香り…など、いろいろ試してみてくださいね。
ストレス解消を実践する
ストレスも「毛穴の詰まり」を引き起こす一因だと考えられます。
自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れなどを引き起こすストレスは、体にさまざまな悪影響を与えるからです。
生活に適度な運動や趣味を取り入れるなどして、上手にストレスを解消しましょう。
ちなみに私は逆に運動しなきゃと思うことがストレスに感じるので、そこはもうあきらめました!
その代わりに、毎日の入浴や通勤時間の活用で、気持ちのいい汗をかくことでスッキリしています。
2.毛穴トラブルの例と原因
この章では、代表的な毛穴トラブルを紹介します。
毛穴の肌トラブルとは、さまざまな理由で毛穴が黒ずんだり詰まったりする状態のことです。
医学用語ではないものもありますが、あてはまるものを確認してみましょう。
2-1.ニキビ
毛穴トラブルの代表例である「ニキビ」。
ニキビができやすい部位ごとに毛穴トラブルが起こる原因を解説します。
額
額はいわゆるTゾーンの一部で皮脂の分泌が多く、思春期にニキビができやすいパーツです。
シャンプーや洗顔料の洗い残し、整髪料の付着、額を覆う前髪などが原因で不衛生な状態になりやすく、前髪が肌を刺激することがニキビの原因になることもあります。
頬
頬は皮脂分泌が少なく、乾燥による大人ニキビができやすいパーツです。
メイクブラシの刺激や不十分なクレンジング、ターンオーバーの乱れがニキビの引き金になることも珍しくありません。
鼻
Tゾーンに該当する鼻はとくに皮脂分泌が多いパーツで、思春期にニキビができやすい部位の1つです。
突出しているため、日光や紫外線を受けやすい点も特徴です。
その複雑な形状から隅々まで汚れを落とすのが難しく、皮脂や古い角質、メイク汚れがたまりやすくなります。
口元
口元は皮脂分泌が少ないため、乾燥しやすいパーツです。
ストレスや胃腸の不調、不規則な食生活の影響でホルモンバランスが乱れて、皮脂の過剰分泌が起きることが少なくありません。
顎
顎は皮脂分泌が多い反面、汗腺が少ないパーツです。
汗で水分を補えないため、皮脂の過剰分泌が起こり、口元と同様にストレスや胃腸の不調によるニキビができやすくなる部位です。
無意識のうちに触ってしまうケースも多いため、外的刺激や汚れの付着によるニキビに注意しましょう。
2-2.ニキビ以外の毛穴トラブルの種類と原因
次に、ニキビ以外の毛穴トラブルについて説明します。
黒ずみ毛穴
20代以降に多い黒ずみ毛穴には2つの種類があります。
1つは毛穴に詰まった皮脂(角栓)が酸化して黒くなるものです。
もう1つはメラニンによるもので、肌を黒くする色素であるメラニンが毛穴に蓄積した状態で、紫外線や外的刺激、ターンオーバーの乱れなどによって起こります。
どちらの黒ずみ毛穴でも睡眠と栄養をしっかり取り、保湿で肌の乾燥を防ぐことが大切です。
こすったり押し出したりすることは避けましょう。
角栓毛穴
角栓毛穴は、皮脂と角質細胞がまざっている「角栓」が毛穴に詰まってざらざらしている状態です。
20代以降に起こることが多く、ターンオーバーの乱れと皮脂の過剰分泌による「毛穴の詰まり」が原因であるため、ターンオーバーが整えば解消するケースも少なくありません。
肌を乾燥させないように、しっかり保湿しましょう。
赤毛穴(赤ニキビ)
赤毛穴は、毛穴に詰まった皮脂をエサにする菌が繁殖して炎症を起こしている状態です。
思春期やオイリー肌・混合肌の人に多くみられ、毛穴を気にして触りすぎることでも起こります。
正しい洗顔をして余分な皮脂を取り除き、しっかりと保湿することが大切です。
皮脂の過剰分泌をおさえるために、良質の睡眠やバランスのよい食事を心がけるようにしましょう。
たるみ毛穴
たるみ毛穴は、肌の弾力が低下してたるんでいる状態です。
主な原因は加齢による肌内部の弾力線維(コラーゲン線維やエラスチン線維)の減少で、20代後半から起こりやすくなります。
肌のハリを保つ女性ホルモンのエストロゲンがこの時期から減っていくこととも無関係ではありません。
加齢は避けられませんが、年齢に応じた適切なスキンケアでハリをキープしやすくなります。
乾燥毛穴
乾燥毛穴は、肌が乾燥することでハリが失われてキメが荒くなり、毛穴が目立つようになった状態です。
敏感肌や乾燥肌の人で起こりやすく、皮脂の過剰分泌にもつながります。
対処方法の基本は保湿です。水分を補ったら蒸発を防ぐために適量の油分で水分を閉じ込めましょう。
クレーター
クレーターとは肌のくぼみのことで、ニキビの炎症が悪化して表皮の下にある真皮が破壊されてしまった状態のことです。
ニキビはつぶしたり髪の毛が触れたりすると悪化しやすくなり、できてしまったクレーターをセルフケアで解消することは困難です。
根本的な原因となるニキビを防ぎ、ニキビができてしまったら早めに炎症を抑えるように心がけましょう。
3.ニキビや毛穴ケア用スキンケア用品の選び方とは?
この章では、ニキビや毛穴ケア用スキンケア用品の選び方について解説します。
3-1.ニキビ
- 薬用化粧品
- ノンコメドジェニックテスト済み化粧品
ニキビ対策には、主にこの2つの化粧品が使われます。
薬用化粧品は、ニキビの元となるアクネ菌などを殺菌する成分が配合された商品。
ノンコメドジェニックテスト済み化粧品は、ニキビの元であるコメドができにくいことがテストで証明された商品。
すでにあるニキビを悪化させないためには前者をつかうことをおすすめします。
根本的にニキビをできにくくするには後者をおすすめします。
さらに、ニキビや毛穴ケアには欠かせない「保湿」を重視したスキンケア用品を選びましょう。
3-2.毛穴ケア
毛穴ケアの基本は、乾燥対策です。
肌に適した保湿ができるスキンケア用品を選ぶことです。
同時に、古い角質を取り除く角質ケアも効果が期待できます。
ただし、抜いたり取ったりする角栓ケアは厳禁です。
余計に毛穴の悩みを深める可能性があります。
基本は、洗顔と保湿。
これを刺激なく、丁寧に行うことが大切です。
肌質や肌トラブルの状態によっても最適なスキンケア用品は異なるため、使いたい商品のメーカーに自分の肌状態を相談してから使うことをおすすめします。
まとめ
ニキビや毛穴の肌トラブルの原因となるのは「毛穴の詰まり」です。
適切な保湿を取り入れることは、「毛穴の詰まり」を解消するうえでとても重要です。
ニキビや毛穴トラブルを解消するためには、基本は、洗顔と保湿。
これを刺激なく、丁寧に行うことが大切です。
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