はじめに
朝の洗顔は、美しい肌を手に入れるための重要な第一歩です。睡眠中に肌に付着した汚れや皮脂を落とすことで、メイクのノリを良くし、ニキビなどの肌トラブルを予防できます。しかし、朝の洗顔については様々な意見があり、「水だけで十分」と「洗顔料を使うべき」など、議論が分かれています。今回は、水洗顔・洗顔料での洗顔のメリットやデメリット、効果的な朝の洗顔方法をご紹介します。
朝に水だけで洗顔を行うメリット・デメリット
まずは、水洗顔のメリット・デメリットについて紹介します。
水だけの洗顔のメリット
水洗顔のメリットは、以下の通りです。
- 簡単で手軽に行える
- 肌への刺激が少ない
水洗顔は、手軽に汚れを落とすことができます。洗顔料の成分に刺激を感じてしまう敏感肌の方でも、安心して行えるのが大きなメリットです。
水だけの洗顔のデメリット
一方で、水洗顔にはデメリットもあります。
- 皮脂汚れを完全に落とせない
- ニキビや毛穴の詰まりの原因になる可能性がある
水だけでは、肌に付着した皮脂汚れを完全に落とすことができません。寝ている間も、汗や皮脂が分泌されるため、水洗顔だけでは不十分な可能性があります。特に男性やオイリー肌の方は、皮脂の分泌が多いため、注意が必要です。皮脂汚れが残ると、ニキビや毛穴の詰まりの原因になってしまう可能性があります。
朝に洗顔料を使うメリット・デメリット
続いて、洗顔料を使った洗顔のメリット・デメリットを紹介します。
洗顔料のメリット
洗顔料を使う利点は、以下の通りです。
- 汗や皮脂汚れをしっかりと落とせる
- メイクのりが良くなる
洗顔料を使えば、睡眠中に溜まった皮脂や汚れを確実に落とすことができます。特に男性や脂性肌の方は、洗顔料を使うことで、肌の清潔を保つことができます。また、汚れを落とし、毛穴づまりを改善することで、朝のメイクのりを良くすることができます。
洗顔料のデメリット
しかし、洗顔料による洗顔には注意が必要です。
- 肌の潤いを奪いすぎる可能性がある
- 刺激が強すぎると肌荒れの原因になる
- 手間がかかる
洗浄力の高い洗顔料を使うと、肌の潤いを奪ってしまい、乾燥肌を悪化させてしまう可能性があります。また、刺激の強い洗顔料を使うと、肌荒れの原因になり、かぶれや赤みが発生することがあります。洗顔料の選び方や、洗顔の方法を誤ってしまうと、かえって肌トラブルを引き起こすため、注意が必要です。
朝の洗顔料を選ぶときのポイント
寝ている間の汗や皮脂、寝具のほこりなどを落とすために、基本的には朝も洗顔料を使用することがおすすめです。水洗顔の方が肌状態やメイクのりが調子が良い、という方は洗顔料で洗顔する必要はありません。
前述したように、洗浄力が高い洗顔料や、刺激の強い洗顔料は、かえって肌トラブルの原因になるため、注意が必要です。以下では、洗顔料を選ぶときのポイントを紹介します。
洗浄力がやさしいものを選ぶ
洗浄力が高く汚れをごっそりと取ってくれるものは、洗顔料として優れていると思ってしまいがちです。しかし、実際は洗いすぎている方がとても多いです。
洗顔料は汚れと皮脂を区別しないため、洗浄力が強いものを使うと皮脂まで取りすぎる恐れがあります。必要以上に皮脂を取ると肌のうるおいが保てず、肌が乾燥してしまいます。したがって、洗浄力が高いものではなく、マイルドな洗浄力で、肌にうるおいを残す洗顔料がおすすめです。
摩擦レスのものを選ぶ
摩擦は肌にとって、大きな刺激になり、シミやシワ、その他の肌トラブルの原因になります。したがって、摩擦が起こりにくい形状の洗顔料を選ぶことがおすすめです。洗顔といえば、泡の洗顔料をイメージされる方、また、「泡洗顔は摩擦が起こりにくい」と考える方が多いのではないでしょうか。しかし、泡の密度が低い洗顔料や、泡立てが不十分な泡洗顔料はクッション性に欠けるため注意が必要です。
泡タイプよりも、おすすめなのがゲル(ジェル)タイプの洗顔料です。なめらかで弾力のあるジェル洗顔料を選ぶと、肌との摩擦が起こさず、最小限の力で、するっと汚れを落としてくれます。ただし、中にはオイル系の成分が入っているものもありますので、成分表示はしっかりとチェックしてください。
肌への刺激を避けて選ぶ
洗顔料には肌への刺激を誘発しやすい成分が入っていることもあるため、購入前には成分表をチェックすることが大切です。特に敏感肌の方は注意が必要です。気をつけたい成分は、たとえば「エタノール」などのアルコール成分や、薬用化粧品の殺菌成分や抗菌成分など。また、メンズ用に良く配合されるメントール系の成分も、清涼感があるものの、刺激を感じることもあるようです。
ほかには、「スクラブ」なども刺激の一つです。スクラブ剤の目的は、物理的な力による角質の除去です。毛穴や角栓が気になる方が使いがちですが、物理的な力が発生するので肌への刺激になり、肌を傷つけることになるため、避けた方がいいでしょう。
朝にもおすすめの洗顔料
時間がない朝も、肌に負担をかけずに洗顔したい方には、ダブルクレンジングゲルがおすすめです。
- 汚れは落としうるおいは残す、マイルドな洗浄力
- なめらかで弾力のあるゲルで摩擦レス
- 泡立て不要で時短ケアを実現
- 香料・着色料・アルコール不使用
- 敏感肌でも使える3つの安全性テスト済み※
※すべての方にアレルギーや皮膚刺激が起こらないというわけではありません
正しい朝の洗顔方法
朝は時間がないという方も、やさしく丁寧に洗顔を行いましょう。以下で正しい洗顔方法を紹介します。
泡の洗顔料を使用する場合
泡で洗顔する場合は、摩擦を軽減するために、しっかり泡立てることが重要です。具体的には以下のステップで洗顔します。
- 清潔な手で余洗いする
- 洗顔料をしっかりと泡立てる
- Tゾーンなどの皮脂の多い部分から泡をのせる
- 泡をやさしく押し当てるようにして洗う
- ぬるま湯でやさしく泡を流す
ゲルの洗顔料を使用する場合
ゲルで洗顔する場合は、泡立てたり、こすったりする必要が一切ありません。具体的には以下のステップで洗顔します。
- 清潔な手で余洗いする
- Tゾーンなどの皮脂の多い部分からゲルをのせる
- ゲルをやさしくなでるように顔全体に広げる
- ぬるま湯でやさしくゲルを流す
洗顔後は必ず保湿を行うことが大切です。
肌に水分と油分をバランスよく補給できるアイテムを選びましょう。(▶おすすめの高保湿アイテム)
よくある質問
「水だけの洗顔」と「洗顔料を使用した洗顔」、どちらが良いですか?
洗顔料を使用するのがおすすめです。水洗顔は洗顔料成分による刺激がないメリットがある一方で、汗や皮脂汚れをしっかりと落とせないというデメリットがあります。一方、洗顔料を正しく選び、使用すれば、汗や皮脂汚れを効果的に落とすことができます。
乾燥肌や敏感肌の人も、朝の洗顔をするべきですか?
基本的には、乾燥肌や敏感肌の人も朝の洗顔はかかせません。マイルドな洗浄力の洗顔料を使用し、必要以上に皮脂を取りすぎないようにしましょう。また、摩擦による刺激も乾燥の原因になるため、力を入れ過ぎたり、ゴシゴシとこすったりしないように気を付けましょう。洗顔後は高保湿ケアを行い、肌の潤いを保つことが大切です。
脂性肌や男性はどのように朝の洗顔をすればいいですか?
脂性肌や男性も、洗顔料を使用して、やさしく洗顔しましょう。汗や皮脂が気になるからといって、洗浄力の高すぎる洗顔料を使ったり、ゴシゴシとこすって洗顔したりしてはいけません。過剰な洗顔により肌が乾燥し、かえって皮脂が分泌されてしまうためです。皮脂の分泌量の多いTゾーンから優しく洗い、洗顔後は必ず保湿を行ってください。
まとめ
朝の洗顔には、基本的には洗顔料を使うのがおすすめです。汗や余分な皮脂を落としつつ、肌に必要なうるおいは保てるアイテムを選び、正しく使用することで、健やかな肌に近づくことができます。