季節の変わり目に肌荒れが起こる2つの原因と、季節毎にするべき対策

季節の変わり目に肌荒れが起こる2つの原因と、季節毎にするべき対策

季節の変わり目に、こんな肌荒れでお困りではありませんか?

  • 赤くなる
  • かゆくなる
  • ニキビ・吹き出物ができる
  • 乾燥する
  • 肌が硬くなる

このような「季節性」の肌荒れは、一般的な肌荒れ対策だけでは防げません

というのも、次の2つが重なって、肌荒れが起こるからです。

  • 季節の変わり目特有の要因
  • 敏感な肌状態

この両方に「同時に」対策することが、季節の変わり目の肌荒れには必要です。

私は、スキンケアアドバイザーという仕事を15年近く行っています。
肌荒れに悩む方々から毎日ご相談を受ける中、季節の変わり目には、必ずこの2つの対策をご案内してきました。

意外と、どちらかひとつの対策になってしまいがちなんですよね。
ですから、2つ同時に行うと肌荒れ解消につながる方が多いです。

そこで、季節の変わり目に必要な2つの対策を分かりやすく解説します

季節の変わり目に起こる肌荒れの原因を理解し、肌にあった対策を行いましょう。

この記事を参考に対策を行い、季節の変わり目にも肌荒れしない、健康な肌を取り戻してください。


1.寒暖差・季節性の刺激による、季節の変わり目の肌荒れ対策

季節の変わり目特有の2つの要因が、この時期の肌荒れを招きます。

  1. 寒暖差
  2. 季節性の刺激

詳しく見ていきましょう。

1-1. 寒暖差が、季節の変わり目の肌荒れを招く

季節の変わり目には、気温が不安定になります。
この気温の変化が、体調のバランスを崩し、肌荒れを招きます

1-1-1. 気温の変化➡体調不良➡肌荒れ

人間の体温調整機能

私たちの体には、気温の変化にあわせて、「体温を調節する機能」が備わっています。

しかし、急に暑くなったり、寒くなったりが起こる季節の変わり目には、この調節機能がうまく働かなくなることがあります

その結果、

  • 体の冷え
  • 睡眠不足
  • 便秘

などの体調不良が起こり、その不調が、臓器のひとつである肌にも、「肌荒れ」となって現れるのです。

最近は、季節の変わり目の早い時期から冷暖房が稼働します。
こうして起こる、室内と室外の気温差も、体温調節機能を乱すひとつの要因です。

季節の変わり目には、次のような対策を取り、寒暖差が体に負担を与えないように気を付けましょう。

<寒暖差の対策>
  • いつでも 調節ができるように重ね着をしておく
  • 「まだ少し暑いかな」と思う気温でも、1枚上着を持っておく
  • 気温と服装の目安を知り、その日の気温にあわせて服装を選ぶ

服装に合わせて服装を調整しよう

1-2.季節性の刺激物が、季節の変わり目の肌荒れを招く

季節の変わり目には、肌に対する刺激物が増えます。

肌荒れを招く季節性の刺激物

  • 花粉
  • ホコリ
  • PM2.5
  • 黄砂
  • 紫外線

1-2-1. 春と秋に要注意の「花粉・黄砂・PM2.5」

花粉の飛散量

特に、春と秋には、花粉の飛散量が増えます。

さらに春には、大陸からの季節風により黄砂・PM2.5などが大気中に充満します

これらが肌に付着することで、刺激となり、肌荒れを起こすのです。

そのため、刺激物を肌につけないようにすることが、肌荒れ対策には欠かせません。

<刺激物から肌を守る方法>
  • マスクをつけて物理的に防ぐ
  • 帰宅後すぐに洗顔をして、刺激物を洗い流す
  • 花粉等の飛散が多い時間帯(12時前後、18時前後)は外出を避ける

1-2-2. 秋冬の油断が肌荒れを招く「紫外線」

紫外線A波とB波のグラフ

紫外線も、一年中降り注いでいます。
しかし、季節によって紫外線量が変わります。
また、私たちの「紫外線対策の仕方」も異なります。

例えば、「紫外線量が減る秋冬は、日焼け止めを塗らない」という場合。
紫外線が強くなってくる春先に、紫外線のダメージを受けてしまいます。

一年を通して、紫外線対策を行うことが、季節の変わり目に肌荒れを防ぎましょう


2.敏感な肌状態による、季節の変わり目の肌荒れ対策

季節の変わり目の肌荒れは、「肌が敏感な状態のとき」に起こります

もしが健康なら、寒暖差や季節性の刺激物があって、その影響は受けません。
もちろん、肌荒れも起こりません。

ですから、季節の変わり目特有の「寒暖差」「季節性の刺激物」を避けるとともに、敏感な肌状態を抜け出し、刺激に負けない健康な肌をつくりましょう

これが、季節の変わり目の肌荒れを防ぐ2つ目の対策です。

具体的には、次の3つのスキンケアを行いましょう。

  1. スキンケアを選ぶ基準は「低刺激」と「高保湿」
  2. 一年を通して、同じスキンケアを続ける
  3. 一年を通して、毎日、紫外線対策を行う

    2-1.スキンケアを選ぶ基準は「低刺激」と「高保湿」

    現在、肌荒れが起こっている肌は、乾燥して、敏感な状態です。

    そのため、スキンケアにおいては、次の2つが重要です。

    敏感な肌のスキンケアに重要な2つ

    • 低刺激:肌への刺激を徹底的に抑える
    • 高保湿:しっかり保湿をして肌のバリア機能を高める

    2-2-1. 洗浄力がマイルドなクレンジング・洗顔料で「低刺激」

    ダブル洗顔が必要なクレンジング・固形石けんは、洗浄力が強いです。
    使用することで、肌のうるおいを守るために必要な成分(皮脂)まで洗い流し、肌のバリア機能を低下させます。

    洗浄力がマイルドなクレンジングや洗顔料を使用しましょう

    2-2-2. 基礎化粧品の数はできるだけ少なくして「低刺激」

    「化粧品を肌に塗る」という行為は、肌に刺激を与える行為です。

    化粧品の数が増えれば増えるほど、肌を触る機会=刺激が増えます。
    化粧水・乳液・クリームなど、基礎化粧品を2種類以上している場合には、その数をできるだけ減らしましょう

    2-2-3. 水分と油分をバランスよく与えて「高保湿」

    きちんと保湿を行うカギは、水分と油分をバランスよく与えることです。
    たっぷりの水分を与え、油分でその水分を維持します

    そのため、「化粧水(水分)だけ」「美容液やクリーム(油分)だけ」というケアをしている場合には、保湿不足になります。

    以下の図を参考に、水分と油分の両方を与えましょう。
    と同時に、刺激を抑えられるよう、できるだけ数を減らしましょう。

    保湿方法を見直す1

    2-2.一年を通して、同じスキンケアを行う

    低刺激・高保湿のスキンケアは、1年を通して行いましょう。

    • 春には敏感肌用化粧品
    • 夏にはさっぱり系
    • 秋冬にはしっとり系化粧品

    というように、季節によってスキンケアを変える必要はありません

    途中でスキンケアを変えてしまうと、リスクがあるからです。

    <途中でスキンケアを変えるリスク>

    • 効果がでない
    • さらなる肌荒れを招く

    肌の生まれ変わりの周期は、健康な肌状態の人で28日間。
    肌荒れが起こっている乾燥肌・敏感肌であれば、数ヶ月かかります
    年齢を重ねていれば、この周期はさらに長くなります。

    さらに、スキンケアを変えるたびに、肌荒れのリスクが高まります
    アレルギーや刺激、保湿の程度が変わる恐れがあるからです。

    どの季節であっても、肌荒れを起こさないために必要なスキンケアは変わりません。
    徹底的に刺激を避け、しっかりと保湿を行うことは、敏感肌のスキンケアの基本です

    一年を通して、「低刺激」と「高保湿」を基準にスキンケアを続けましょう。

    2-3.一年中、毎日、紫外線対策を行う

    紫外線の年間変動

    一年365日、季節や天気にかかわらず、紫外線対策を行いましょう

    紫外線対策というと、夏のイメージがあります。
    でも実は、冬真っただ中の2月と、日によっては残暑が厳しい10月の紫外線量はあまり変わりません。

    紫外線は、肌の表面に炎症を起こし、赤くするだけでなく、肌内部にもダメージを与えます。
    こうした紫外線のダメージが、肌老化の8割を招くことが分かっています。

    紫外線に対する油断が、季節の変わり目の肌荒れを招きます。
    1年を通して紫外線対策を行い、肌荒れを防ぎましょう。

    <肌荒れ時の紫外線対策>
    • 毎日日焼け止めを塗る
    • 帽子や日傘・サングラスなど、物理的にも紫外線を防ぐ

    3.季節の変わり目に起こる肌荒れ・原因と対策

    各季節の変わり目に特有の原因と対策をご紹介します。

    あなたの肌荒れが起こりやすい時季の原因を確認し、それぞれにあった対策を行いましょう

    3-1. 冬から春の変わり目に起こる肌荒れ・原因と対策

    春先は、季節の変わり目の肌荒れが起こりやすい時季です。

    大きな原因は、季節性の刺激物です。
    2月ころから増え始める、次の刺激物に注意しましょう。

    • スギ花粉
    • ヒノキ花粉
    • ハンノキ花粉
    • PM2.5
    • ホコリ
    • 黄砂

    肌に触れさせないことが大切です。
    「1-2. 季節性の刺激物が、季節の変わり目の肌荒れを招く」参考に対策を行いましょう。

    また、3月頃からは紫外線量も増します。
    この時期に紫外線対策を油断すると、肌荒れしやすくなります

    「2-3.一年中、毎日、紫外線対策を行う」でお話したように、1年を通して紫外線対策を行いましょう。

    3-2. 春から夏の変わり目に起こる肌荒れ・原因と対策

    紫外線がいよいよ強さを増してきます。
    日焼け止め・日傘・帽子などの基本の対策とともに、日焼け止めをこまめに塗り直したり、紫外線の強い時間帯の外出を避けるなど、紫外線対策を徹底しましょう

    急に暑さが増し、室内や電車・バスなどの公共交通機関でも冷房が動き始めます。体温調節ができるように、寒暖差に注意しましょう。
    汗の量が増えるため、水分補給を意識的に行うことも大切です。

    季節性の刺激物としては、イネ科の植物。
    さらに、湿気が増えることでカビなどのアレルゲンが発生しやすくなります。
    湿度調整も行い、刺激物を減らしましょう

    3-3. 夏から秋の変わり目に起こる肌荒れ・原因と対策

    夏に受けたダメージが、肌荒れとして現れやすくなる時季です。

    <夏のダメージ>

    • 紫外線によるダメージが蓄積され、現れる
    • 汗が蒸発することで、肌のうるおいが奪われる
    • クーラーの乾いた風で、肌のうるおいが奪われる

    肌を落ち着かせるために、刺激を抑え、しっかり保湿するケアを重点的に行いましょう。

    季節性の刺激物としては、9月頃から、

    • ブタクサ
    • ヨモギ
    • カナムグラ

    などの花粉飛散が始まります。

    春と同様に、刺激物を肌にふれさせない対策を行いましょう

    3-4. 秋から冬の変わり目に起こる肌荒れ・原因と対策

    寒暖差による肌荒れが一番起こりやすい時季です。
    衣服に気を付けるとともに、次のような対策で体の内側からも対策を行い、体を冷やさないようにしましょう

    • 毎晩湯船につかって体を温める
    • 太い血管がある首・手首・足首を特に温める
    • 適度な運動を行い、体の新陳代謝を高める
    • 栄養バランス世の良い食事を心がける

    また、暖房器具による室内、冷たい風が吹く屋外、ともに、空気も乾燥しやすくなります。

    • 朝晩のスキンケアで、保湿化粧品の量を増やす
    • 日中にもこまめに保湿をする

    など、保湿重視のスキンケアを行いましょう。


    まとめ

    季節の変わり目に肌荒れが起こったら、次の2つに対策しましょう。

    • 季節ごとの要因
    • 敏感な肌状態

    具体的には、次の5つが大切です。

    1. 寒暖差で体調を崩さない
    2. 季節性の刺激物を防ぐ
    3. 1年を通して、同じスキンケアを行う
    4. スキンケアを選ぶ基準は「低刺激」と「高保湿」
    5. 1年を通して、毎日、紫外線対策をする

    各季節ごとの原因にあわせて、対策を行ってください

    そして、季節の変わり目も健康な肌で過ごしましょう。

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