季節の変わり目に、こんな肌荒れでお困りではありませんか?
- 赤くなる
- かゆくなる
- ニキビ・吹き出物ができる
- 乾燥する
- 肌が硬くなる
このような「季節性」の肌荒れは、一般的な肌荒れ対策だけでは防げません。
というのも、次の2つが重なって、肌荒れが起こるからです。
- 季節の変わり目特有の要因
- 敏感な肌状態
この両方に「同時に」対策することが、季節の変わり目の肌荒れには必要です。
そこで今回は、季節に合わせた対策や1年中行える対策など、8つを紹介します。
原因に合った対策ができていないことで、肌が荒れてしまっていることも。
そのため、紹介している対策を行えば肌荒れの解消につながる方が多いです。
この記事を参考に対策を行い、季節の変わり目にも肌荒れしない健康な肌を取り戻してください。
季節の変わり目に肌荒れが起こる原因
季節の変わり目に肌荒れが起こる代表的な原因は、以下の2つです。
- 「寒暖差」による肌荒れ
- 「季節性の刺激物」による肌荒れ
「寒暖差」による肌荒れ
季節の変わり目には、気温が不安定になります。
この気温の変化によって体調のバランスが崩れ、肌荒れを招いています。
私たちの体は、気温の変化にあわせて体温の調節をすることが可能です。
しかし、急に暑くなったり、寒くなったりが起こる季節の変わり目には、この調節がうまくできなくなることがあります。
その結果、
- 体の冷え
- 睡眠不足
- 便秘
などの体調不良が起こり、その不調が臓器のひとつである肌にも「肌荒れ」となって現れるのです。
最近は、季節の変わり目の早い時期から冷暖房が稼働します。
こうして起こる室内と室外の気温差も、体温調節機能を乱すひとつの要因です。
「季節性の刺激物」による肌荒れ
季節の変わり目には、肌に対する刺激物が増えます。
肌荒れを招く季節性の刺激物
- 花粉
- ホコリ
- PM2.5
- 黄砂
- 紫外線
こういった刺激物が肌に触れたり、体内に入ることで肌荒れを引き起こしているのです。
特に花粉やホコリなどはアレルギー反応が起こりやすく、肌荒れも強くなる傾向があります。
こういった刺激物は肌に触れさせないように長袖を着用したり、マスクをして吸い込まないなどの対策が有効です。
年中同じスキンケア対策が肌荒れを起こしていた?
季節の変わり目の肌荒れには、複数の原因があります。
しかし、一年中同じスキンケアをしている方が多いですよね。
すると、季節によっては肌荒れの原因に合っていないスキンケアをしていることになってしまいます。
例えば、寒暖差の肌荒れでたくさんの保湿が必要なのに十分できていなかったということや、刺激物が原因なのにそれを防ぐスキンケアをしていなかった、などが考えられます。
上記のように一年中同じスキンケアのみだと肌荒れの原因になってしまうこともあるので、季節や原因に合ったスキンケアを行いましょう。
季節別の主な肌荒れ原因とは
続いては、以下4つの季節別の肌荒れ原因を紹介します。
- 夏から秋
- 秋から冬
- 冬から春
- 春から夏
夏から秋の肌荒れ原因
夏から秋の肌荒れ原因には、夏のダメージや花粉が多いです。
夏はとても暑く湿度も高い、生活するには負担が大きい環境です。
また、強い紫外線などで肌に直接ダメージもあります。
夏から秋になるにつれ、ブタクサなどの花粉も発生します。
上記のような
- 夏の暑さ
- 紫外線
- 湿度
- 花粉
などが夏から秋にかけての肌荒れの原因になります。
十分な水分補給や日焼け止めの使用、花粉に触れないための長袖の着用やマスクなどが有効な対策です。
秋から冬の肌荒れ原因
秋から冬の肌荒れ原因には、寒暖差や乾燥があります。
秋から冬になるにつれて、どんどん気温が下がっていきます。1日の気温差が10度以上になってしまうことも。
また、湿度が下がり乾燥も進行してしまいます。
季節の変わり目の肌荒れでも大きな原因の寒暖差と、肌の敵である乾燥が進むのでとても肌荒れしやすい季節です。
寒暖差については服装の調節、乾燥はとにかく保湿をするのがおすすめです。
冬から春の肌荒れ原因
冬から春の肌荒れ原因には、花粉や黄砂・PM2.5が多いです。
冬から春にかけ、花粉の飛散量が増えます。
さらに春には、大陸からの季節風により黄砂・PM2.5などが大気中に充満します。
これらが肌に付着することで刺激となり、肌荒れを起こすのです。
そのため、刺激物を肌につけないようにしたり、マスクをして吸い込まないことが肌荒れ対策につながります。
春から夏の肌荒れ原因|紫外線や湿気
春から夏の肌荒れ原因には、紫外線や湿気があります。
春から夏は、紫外線量がとても増えます。
まだ初夏だから、と油断して紫外線対策をしないことで日焼けをしやすくなり、肌荒れが進行してしまいます。
また、湿度が上がって肌のベタつきやテカリも気になるところです。
ベタつきすぎると皮脂で毛穴が詰まり、肌荒れにつながってしまいます。
初夏でも常に日焼け止めを塗ったり、ベタつき予防に汗を適度に拭き取るなどの対策で肌荒れを防ぎましょう。
季節の変わり目に起こる肌荒れ対策とは
各季節の変わり目に特有の原因と対策をご紹介します。
あなたの肌荒れが起こりやすい時季の原因を確認し、それぞれにあった対策を行いましょう。
夏から秋のスキンケア対策
夏から秋のスキンケア対策には、念入りなスキンケアや日焼け止めの使用がおすすめです。
夏から秋にかけて、日焼けや夏のダメージによる肌荒れが起こりやすくなっています。
日焼けをしているのにさらに日焼けしてしまうとより乾燥して肌荒れが進行してしまうので、必ず日焼け止めをしましょう。
また、夏のダメージから肌を守るために念入りな保湿もおすすめです。
他の季節よりもたっぷり保湿して肌を休め、日焼け止めを使用して肌を守りましょう。
冬から春のスキンケア対策
冬から春のスキンケア対策は長袖やマスクの着用をしましょう。
冬から春は、特に季節の変わり目の肌荒れが起こりやすくなっています。
大きな原因は季節性の刺激物です。2月ごろから増え始める次の刺激物に注意しましょう。
- スギ花粉
- ヒノキ花粉
- ハンノキ花粉
- PM2.5
- ホコリ
- 黄砂
上記の物質を肌に触れさせない、吸い込まないことが大切です。
具体的な対策として、下記を行いましょう。
- 長袖を着用する
- マスクをつけて物理的に防ぐ
- 帰宅後すぐに洗顔をして、刺激物を洗い流す
- 花粉等の飛散が多い時間帯(12時前後、18時前後)は外出を避ける
また、3月頃からは紫外線量も増します。
この時期に紫外線対策を油断すると肌荒れしやすくなってしまうので、3月ごろから日焼け止めを塗り始めるのがおすすめです。
春から夏のスキンケア対策
春から夏のスキンケア対策は、日焼け止めの使用や水分補給がおすすめです。
紫外線がいよいよ強さを増してきます。
日焼け止め・日傘・帽子などの基本の対策とともに、日焼け止めをこまめに塗り直したり、紫外線の強い時間帯の外出を避けるなど、紫外線対策を徹底しましょう。
また、急に暑さが増し、室内や電車・バスなどの公共交通機関でも冷房が動き始めます。
体温調節ができるように、寒暖差に注意しましょう。
汗の量が増えるため、水分補給を意識的に行うことも大切です。
季節性の刺激物としては、イネ科の植物。
さらに、湿気が増えることでカビなどのアレルゲンが発生しやすくなります。
湿度調整も行い、刺激物を減らしましょう。
秋から冬のスキンケア対策
秋から冬のスキンケア対策は、とにかく体をを冷やさないことと乾燥から肌を守る保湿が大事です。
寒暖差による肌荒れが、他の季節よりも起こりやすくなっています。
衣服に気を付けるとともに、次のような対策で体の内側からも対策を行い、体を冷やさないようにしましょう。
- 毎晩湯船につかって体を温める
- 太い血管がある首・手首・足首を特に温める
- 適度な運動を行い、体の新陳代謝を高める
- 栄養バランス世の良い食事を心がける
また、暖房器具による室内、冷たい風が吹く屋外、ともに、空気も乾燥しやすくなります。
- 朝晩のスキンケアで、保湿化粧品の量を増やす
- 日中にもこまめに保湿をする
など、保湿重視のスキンケアを行いましょう。
季節の変わり目に起きやすい症状3選
季節の変わり目には、下記3つの症状が起こりやすくなっています。
- ニキビ
- 赤み・かゆみ
- 乾燥・かさつき
ニキビ
季節の変わり目は刺激物や寒暖差によって肌が乾燥しやすいです。
肌が乾燥してしまうことで皮脂の過剰分泌が起きてしまい、ニキビができやすくなってしまいます。
対策としては、保湿することで乾燥を防いだり、マスクをすることで刺激物を肌に触れさせないことがおすすめです。
赤み・かゆみ
赤みやかゆみは、肌のバリア機能が低下することで炎症を起こして発生します。
季節の変わり目は肌が弱り、バリア機能が低下しやすいので赤みやかゆみが起きやすいんですね。
対策としては、保湿や丁寧な洗顔で余計な刺激を肌に与えないことや、かゆみがある場合は我慢してかかないことがあげられます。
乾燥・かさつき
肌はデリケートで、刺激物や湿度、寒暖差があることで簡単に乾燥してしまいます。
また、乾燥がひどくなることでかさつきが発生します。
まず、乾燥を防ぐためにマスクや長袖で刺激物のガード、乾燥するところは避けるなどの対策があります。
そして、乾燥してしまった場合は適度な保湿、水分補給などがおすすめです。
季節の変わり目以外でも年中大事な肌荒れ対策4選
季節の変わり目以外でも、以下4つの肌荒れ対策を欠かさないことで肌荒れしにくくなります。
- 保湿
- 紫外線対策
- 花粉などを肌に触れさせない
- 十分な睡眠をとる・体を温める
保湿|低刺激・高保湿のスキンケアを
スキンケアは低刺激・高保湿を基準に、1年を通して行いましょう。
- 春には敏感肌用化粧品
- 夏にはさっぱり系
- 秋冬にはしっとり系化粧品
というように、季節によってスキンケアを変えることはおすすめしません。
途中でスキンケアを変えてしまうと、以下のようなリスクがあるからです。
途中でスキンケアを変えるリスク
- 効果がでない
- さらなる肌荒れを招く
肌の生まれ変わりの周期は、健康な肌状態の人で28日間。
肌荒れが起こっている乾燥肌・敏感肌であれば、数ヶ月かかります。
さらに、スキンケアを変えるたびに、肌荒れのリスクが高まります。
アレルギーや刺激、保湿の程度が変わる恐れがあるからです。
どの季節であっても、肌荒れを起こさないために必要なスキンケアは変わりません。
徹底的に刺激を避け、しっかりと保湿を行うことは、敏感肌のスキンケアの基本です。
一年を通して、「低刺激」と「高保湿」を基準にスキンケアを続けましょう。
紫外線対策|毎日行うのがおすすめ
紫外線対策は一年365日、季節や天気にかかわらず行いましょう。
紫外線対策というと、夏のイメージがあります。
でも実は、冬真っただ中の2月と、日によっては残暑が厳しい10月の紫外線量はあまり変わりません。
紫外線は、肌の表面に炎症を起こし、赤くするだけでなく、肌内部にもダメージを与えます。
こうした紫外線のダメージが、肌老化の8割を招くことが分かっています。
1年を通して紫外線対策を行い、肌荒れを防ぎましょう。
肌荒れ時の紫外線対策
- 毎日日焼け止めを塗る
- 帽子や日傘・サングラスなど、物理的にも紫外線を防ぐ
花粉などを肌に触れさせない
花粉や黄砂などの刺激物は肌に触れただけで乾燥や肌荒れを引き起こします。
また、その物質にアレルギーを持っていると湿疹などが出てしまうことも。
何かしらの刺激物は、1年中存在します。
そのため、刺激物は肌に触れさせない、吸い込まないといった肌荒れ対策は1年中行いましょう。
マスクの着用で吸い込みを防ぐ、長袖の着用で肌に触れさせないといった対策が有効です。
十分な睡眠をとる・体を温める
忙しくて寝不足だったり、体の温度が低くなってしまうと免疫機能が低下してしまいます。
免疫機能の低下によって肌荒れの原因となる刺激物への抵抗が弱まってしまったり、乾燥などが進みやすくなってしまうことも。
十分な睡眠をとる・体を温めるなどの対策がおすすめです。
スキンケアを選ぶ基準は「低刺激」と「高保湿」
現在肌荒れが起こっている肌は、乾燥して敏感な状態です。
そのため、スキンケアにおいては次の2つを重要視しましょう。
敏感な肌のスキンケアに重要な2つ
- 低刺激:肌への刺激を徹底的に抑える
- 高保湿:しっかり保湿をして肌のバリア機能を高める
具体的には、下記3つのスキンケアがおすすめです。
- 洗浄力がマイルドなクレンジング・洗顔料で「低刺激」
- 基礎化粧品の数はできるだけ少なくして「低刺激」
- 水分と油分をバランスよく与えて「高保湿」
洗浄力がマイルドなクレンジングや洗顔料なら、皮脂を落としすぎず肌のうるおいを保つことが可能です。
また、基礎化粧品の数を減らすことで肌へ触れる回数が減るため、低刺激になります。
保湿は「化粧水(水分)」と「美容液やクリーム、乳液(油分)」をバランスよく使用することで高保湿を実現できます。
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まとめ
季節の変わり目に肌荒れが起こったら、次の2つについて対策しましょう。
- 季節ごとの要因
- 敏感な肌状態
具体的には、次の5つが大切です。
季節の変わり目の肌荒れ対策
- 寒暖差で体調を崩さない
- 季節性の刺激物を防ぐ
- 1年を通して、同じスキンケアを行う
- スキンケアを選ぶ基準は「低刺激」と「高保湿」
- 1年を通して、毎日、紫外線対策をする
また、各季節ごとの原因にあわせて、対策を行ってください。
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