シミの原因は「紫外線」│シミのメカニズムや対策を徹底解説

シミを防いで、美しい素肌をキープしたい。
できてしまったシミを何とかしたい。

きっと多くの人が、そんな理想や悩みを抱えていらっしゃることとと思います。

シミには大きく5つの種類があり、それぞれに特徴が異なります。
そして、最も多くのシミに共通している原因は「紫外線」です。

この記事では、「シミの種類」から「発生のメカニズム」や、紫外線が肌に及ぼす影響、今すぐ始めたいシミ対策まで、シミにまつわる情報をご紹介します

ぜひシミへの正しい理解を深めて、今あるシミ、未来のシミをしっかりケアしておきましょう。

※記事参考:環境省「紫外線 環境保健マニュアル2020
 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A

目次

1. シミは大きく分けて5種類ある

ひとことで「シミ」といっても、実は大きく分けて5つの種類があります。

ポツンと丸いシミ、小さな点状のシミ、広い面積にわたるシミ。
それぞれに特徴があり、原因も少しずつ違います。

代表的なシミの種類は、以下の通りです。

    • 老人性色素斑(日光性黒子)
    • 肝斑(かんぱん)
    • 雀卵斑(そばかす)
    • 対称性真皮メラノサイトーシス
    • 炎症後色素沈着

    それぞれのシミについて簡単に説明しますので、ご自身の状態と照らしあわせてみてください。

    1-1. 老人性色素斑(日光性黒子)

    <見分けるポイント>

    主な原因

    主な原因は、「紫外線」です。
    長年の紫外線ダメージが肌に蓄積され、年齢と共に「老人性色素斑」となり現れます。
    早い人では20代から、多くの人は30代後半から生じるようになります。

    特徴

    シミの中でもっとも多く、女性にも男性にも見られるタイプです。

    「日光黒子」「日光性黒子」とも呼ばれ、触ってみるとツルツルしているのが一般的ですが、イボを伴う場合もあります。

    過去に、ニキビやかぶれ、やけどなどの炎症を起こしたことがある部位であれば、同じような状態でも「炎症後色素沈着」という別のタイプの可能性もあります。

    できやすい箇所

    顔の場合は、頬骨の高いところやこめかみなどに、左右バラバラにできる傾向があります。
    また、顔以外にも手の甲や腕、背中など、肌の露出が多いところに生じることがあります。

    1-2.肝斑(かんぱん)

     

    <見分けるポイント>

    主な原因

    ホルモンバランスの変化が主な原因とされており、紫外線の影響で悪化する可能性があります。

    妊娠や経口避妊薬(ピル)の服用、更年期など、女性ホルモンが乱れた場合に発生しやすく、30代後半から50代にできやすいといわれています。

    特徴

    色は薄茶色から焦げ茶色までさまざまです。
    閉経後には目立ちにくくなることが大半です。
    男性にはほとんど見られません。

    できやすい箇所

    最初は頬骨のあたりにあった薄いシミが、次第に両頬へと拡大していきます。
    まぶたに現れることはほとんどなく、進行すると目のまわりを囲むように広がり、鼻の下にも生じることがあります。

    1-3.雀卵斑(そばかす)

    <見分けるポイント>

    主な原因

    遺伝性が強く、先天的なものだとされています。
    家族に雀卵斑(そばかす)のある人は生じる可能性が高く、紫外線の影響で濃くなる場合があります。

    特徴

    円形ではなく、三角形や四角形のものが大半です。
    幼児期からできはじめ、成長とともに広がり、思春期にかけて目立つ傾向があります。
    思春期を終えると徐々に薄くなりますが、そのスピードには個人差があります。

    できやすい箇所

    鼻から頬のまわりを中心に、左右対称に発生します。
    また、背中や肩、胸元、腕、手の甲などにも現れることがあります。

    初期の肝斑(かんぱん)と見分けにくい場合がありますが、雀卵斑(そばかす)は初めから鼻の上にもあり、肝斑(かんぱん)は鼻のまわりには発生せず目のまわりだけに分布するという違いがあります。

    1-4.対称性真皮メラノサイトーシス

    <見分けるポイント>

    主な原因

    対称性真皮メラノサイトーシスは、実はシミではなく「あざ」の一種です。
    紫外線や女性ホルモンなどによる影響が原因だと考えられています。

    特徴

    他のタイプのシミとの見分けが難しいとされていますが、老人性色素斑(日光性黒子)や肝斑(かんぱん)よりも若い世代に多い傾向があります。
    また、季節によって濃淡の変化が少ない、男性には見られないといった特徴もあります。

    「両側性遅発性太田母斑様色素斑」と呼ばれていたこともありますが、現在では太田母斑とは別のタイプだと考えられています。

    できやすい箇所

    頬骨や額の外側、小鼻のまわりに左右対象に生じることが多く、額の外側にできた場合は広く面状に広がることがあります。
    また、まぶたにも生じることがあります。

    1-5.炎症後色素沈着

    <見分けるポイント>

    主な原因

    ニキビ・傷・かぶれ・虫刺され・湿疹・やけど・強い紫外線などによる炎症が原因です。
    肌が炎症を起こすとメラニンが生成されますが、そのメラニンが排出されず肌に留まり、炎症が鎮まった後に「炎症後色素沈着」となって現れます。

    クレンジングや洗顔、マッサージなどで肌をゴシゴシと強くこすったり、ムダ毛を毛抜きで抜いたりした場合にも、炎症を起こし、このタイプのシミが現れる場合があります。

    特徴

    炎症を起こしたところにできるというのが最大の特徴です。
    黄色人種特有のシミで、男性のシミのほとんどがこのタイプに当たります。
    時間の経過と共にだんだんと薄くなることが大半です。

    できやすい箇所

    部位や年齢、性別に関係なく生じます。
    皮膚の薄い、傷つきやすい部位にできやすいとも言われています。

    2.老人性色素斑の原因とメカニズム

    5つのタイプがある「シミ」の中でもっとも多く、男性にも女性にも見られるのが「老人性色素斑」です。

    そこでこの章では、「老人性色素斑」に着目してみましょう

    「老人性色素斑」を深掘りするうえで、大きな鍵となるのが「紫外線」です。
    その他のタイプのシミにも紫外線が影響を及ぼすことがあるので、紫外線の知識とあわせてシミの原因やメカニズムを紐解いていきます。

    2-1.「UV-A波」と「UVーB波」の違い

    紫外線A波とB波のグラフ

    紫外線には、UVーA波・UVーB波・UVーC波があり、それぞれ波長が異なります。

    • UVーA波:長波長紫外線
    • UVーB波:中波長紫外線
    • UVーC波:短波長紫外線

    UVーC波とUVーB波の一部はオゾン層に吸収されるので、私たちが生活している地表に届くことはありません。(※届いているという説もあります)
    一方、オゾン層に吸収されなかったUVーB波と、UVーC波への対策は必要不可欠です。

    そこで、UVーB波とUVーA波が肌にもたらす影響を見ていきましょう。

    UVーB波がもたらす影響

    UVーB波は波長が短くてエネルギーが強く、散乱性も高いため、頭上だけでなく、あらゆる方向から肌に届いています。
    肌の表面である表皮にダメージを与えますが、表皮に吸収されるので肌の奥まで到達することはありません。

    肌に赤い炎症が起きる、メラニンが増えて肌が黒くなる、そしてシミ・雀卵斑(そばかす)ができるなど、いわゆる日焼けの原因となるのがこのUV-B波です。

    また、ゴワつきや乾燥、肌あれなどを引き起こす場合もあります。

    UVーA波がもたらす影響

    UVーA波は波長が長く、UVーB波に比べて肌への浸透力が高いという特徴があります。

    更には、浴びたUVーA波のうち20〜30%が肌の奥の真皮にまで到達するといわれており、メラニンを増やして肌を黒くするだけでなく、「光老化」と呼ばれる肌老化の原因となります。

    2-2.紫外線による「光老化」とは

    そもそも肌老化には、「加齢」によるものと「光老化」によるものがあります。
    まずは違いから見ていきましょう。

    加齢による肌老化とは

    加齢による肌老化とは、肌が本来持っている力(うるおいを育む力、うるおいを保つ力、新陳代謝など)が衰えることによる老化現象です。

    肌の乾燥が進む、肌が硬くなる、肌が薄くなる、キメが粗くなる、くすみがちになるといった肌トラブルを引き起こします。

    光老化とは

    光老化とは、紫外線による肌の老化現象のことです。
    肌老化のうち、実に8割が光老化だそうです。

    光老化とは、加齢による「自然老化」とは全く違うもので、紫外線を長年浴び続けることによって引き起こされるもの。
    首や肩、手など直接浴びやすい部分の肌トラブルのうち、約80%は紫外線が原因といわれています。

    引用:ニプロ株式会社「光老化と紫外線対策

    つまり、シミ・シワ・たるみといった主な肌老化は、ほとんどが光老化によるもの。
    シミはUVーA波とUVーB波、シワ・たるみはUVーA波によって引き起こされます

     

    UVーA波がシワ・たるみを引き起こすメカニズム

    1. UVーA波が肌の奥の真皮に到達
    2. 酸化や「ゼラチナーゼ」という酵素の生成を誘発
    3. 肌の弾力を保つエラスチンやコラーゲン、ヒアルロン酸などの線維が損傷を受ける
    4. 深いシワやたるみの将来的なリスクが高まる

    また、UVーA波にはサンタン(メラニンが増えて肌が黒くなること)を起こす作用もあり、UVーB波とあわせてシミが目立つ原因にもなるといわれています。

    UVーA波対策の難しいところは、浴びても肌に赤みや炎症が起きにくいため、ダメージに気づきにくいことです
    しかし、UVーA波は窓ガラスや雲も透過して、肌に届いてしまいます。

    買い物や洗濯物干しなどはもちろん、室内で過ごすときも用心しましょう。
    日常生活での「うっかり日焼け」に注意することが大切です

    2-3.シミを放置すると、どうなるの?

    では、シミをそのままにしておくと、どうなるのでしょうか。

    できはじめのシミは平坦で、触るとツルツルしています。
    ところが、長年放置したままにしておくと、「脂漏性老化症」というイボや、うろこやかさぶたのような「日光角化症」へと進行してしまうことがあります。

    「脂漏性老化症」とは

    シミを放置していることで生じる老人性のイボ。
    「老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)」とも呼ばれます。

    顔だけでなく、首にぶら下がるようにできるヘチマ状のシミ(スキンタッグやアクロコルドン)も脂漏性老化症の一種とされています。

    ホクロとの見分けが難しい場合は、指で削るようにこすって判断します。
    かさぶたのようにポロポロと取れる場合は「脂漏性老化症」、とれない場合はホクロです。

    放置してもほとんど悪性化することはありませんが、老けた印象になるかもしれません。

    「日光角化症」とは

    シミができた部分に、さらに長年紫外線を浴び続けると、光老化が進んで「日光角化症」になることがあります。
    日光角化症は、カサカサとした角質やかさぶたをともなう、赤いまだら状のシミのこと。

    「有棘細胞がん」という超早期の皮膚がんとされており、そのまま放置すると細胞がんへと移行することがあります。

    がん化する条件が解明されていないので、初期の段階で適切な治療を受けておくことが大切です

    2-4.紫外線を浴びてから何年後にシミが現れる?

    そもそもシミは、紫外線を浴びてからどれくらいの時間を経て現れてくるのでしょうか。
    実は私たちは、青年期、つまり10代〜20歳前後のうちに一生分の半分以上の紫外線を浴びているといわれています

    一方で、シミが見え始めるのは、一般的に20代〜30代。
    つまり、10年、20年をかけて紫外線ダメージがシミとなって現れてくるのです。

    もちろん青年期以降も、私たちは紫外線を浴び続けます。

    今の紫外線対策が10年後、20年後の肌の状態を左右することを忘れずに、早め早めの適切な対策を心がけましょう。

    3.今すぐやっておきたい紫外線対策

    今すぐ試したい紫外線対策

    この章では、シミをなるべく作らせないための「紫外線対策」をご紹介します

    日焼け止めを塗る、長袖や長ズボンを着る、帽子やサングラスを身につけるなど、紫外線対策にはさまざまな方法がありますが、それぞれに知っておきたいコツや注意点があります。

    すでに実践されているものもあるかもしれませんが、「徹底できているか?」、「適切な方法か?」ぜひ見直してみてください

    3-1.日焼け止めを塗る

    紫外線対策に欠かせないのが日焼け止め。

    日焼け止めにはさまざまな種類がありますが、この2つのポイントに考慮しながら選ぶことが大切です。

    1. 商品に表示されているSPF・PAの数値を確かめ、使用するシーンにあわせて選ぶ
    2. 使い心地や肌のタイプにあわせて選ぶ

    そこで、SPFとPAについて、シーンにあわせた日焼け止めの選び方、日焼け止めを使う際のポイントを解説します。

    SPFとは

    SPFは「Sun Protection Factor」の略で、UV-B波の防止効果を表す数値です。
    数値が大きくなるほどUV-B波の防止効果が高くなり、ヒリヒリとした赤い炎症(サンバーン)が起こるまでの時間をどれだけ伸ばせるかの目安となります。

    PAとは

    PAは「Protection Grade of UVA」の略で、UV-A波の防止効果を表す数値です。

    1〜4個の「+」で効果が示され、PA+(効果がある)・PA++(かなり効果がある)・PA++++(極めて効果が高い)といった具合に、+の数が多いほどUV-A波の防止効果が高くなります。

    日焼け止めの使用シーンとSPF・PA数値の基準

    シーンに合わせた日焼け止めの選び方

    SPF・PAの数値を確認し、使用するシーンにあわせて選びましょう。

    図の引用:日本化粧品工業連合会 編「紫外線防止用化粧品と紫外線防止効果

    日焼け止めを使う際のポイント

    日焼け止めの種類が分かったところで、次に日焼け止めを使う際のポイントについてご紹介します。

    1. 正しい使用量を守る

    日焼け止めが表記通りのSPF・PA効果を発揮するためには、正しい使用量を使う必要があります。
    商品に表記されている使用量を確認し、しっかり守りましょう。

    2. ムラなく丁寧に塗る

    正しい使用量を守るだけなく、ムラや塗り忘れのないように丁寧に塗ることも大切です。

    顔に塗る場合は、顔全体にムラなくなじませ、額や頬、鼻筋などの高い部分に重ねづけするのがおすすめです。
    身体に塗る場合は、少し多いと感じるくらいの量をとり、手のひらで大きく円を描くようにくるくるとムラなくなじませます。

    3.こまめに塗り直しをする

    正しい使用量を守って丁寧に塗っても、日焼け止めは汗や皮脂によって知らずしらずのうちに落ちてしまいます。
    2〜3時間おきを目安に、1日に何度か塗り直しましょう。

    4.室内でも日焼け止めを忘れずに

    光老化の原因となるUV-A波は、窓ガラスを通して肌に届いてしまいます。
    外出の予定がない日も、しっかり日焼け止めを塗りましょう。

    3-2.長袖や長ズボンを着る

    肌の露出が少ない服を着るのも、紫外線対策のひとつです
    長袖や長ズボンを着ると、腕や肩、脚を紫外線から守ってくれます。
    首元までしっかり紫外線対策をしたいときは、襟付きのシャツなどがおすすめです。

    また、織目や編目がしっかりと詰まった服、濃い色調の服を選ぶと、肌に届く紫外線を軽減してくれます。
    服の遮光性を確認するには、太陽に向かって広げ、透かして見れば一目瞭然です。

    ただし、暑い時期に通気性や汗の吸収性が悪い服を着ていると、熱中症になってしまう可能性があります。
    あまり遮光性にこだわりすぎず、着ていて心地いいと感じる服を選ぶことも大切です。

    3-3.帽子やサングラスを身につける

    帽子は頭上からの直射日光をさえぎり、サングラスは「眼からの日焼け」を防いでくれます。

    どちらも紫外線対策の心強い味方ですが、ちょっとした選び方のコツがあります。

    帽子選びのコツ

    なるべくツバの広いものを選びましょう。

    環境省が公開している「紫外線環境保険マニュアル」にも、「わが国で古くから使用されている麦わら帽子などつばの幅が広い帽子は、日差しの強いときの外出時における紫外線防止に非常に効果的です」と記載されています。

    麦わら帽子には、紫外線をカットしてくれるだけでなく、通気性がよいという特徴もあります

    帽子の中にこもりがちな熱を放出してくれるので、湿度が高くジメジメとした日本の夏にぴったりです。

    サングラス選びのコツ

    眼と脳はつながっていて、脳が「眼に強い日差しが入ってきた」と判断すると、「メラニン色素を出して紫外線から身体を守れ」と肌に命令を出すと言われています。
    ですから、できるだけサングラスでさえぎっておきたいもの。

    眼に入る紫外線は、正面からだけではありません。
    上下左右、さらに後ろからも間接的に日差しが降り注いでいるので、サングラスを選ぶ際は、できるだけレンズのサイズが大きいもの、顔の骨格にフィットするものを選ぶことが大切です。

    また、レンズの色が濃いと目に入る光の量が少なくなり、普段よりも瞳孔が大きく開きます。
    そのため、紫外線カット効果の低いものだと、かえってたくさんの紫外線が眼に入ってしまうことがあります。

    レンズの色の濃さではなく、紫外線防止効果がしっかり示されているかどうかを基準に選びましょう。

    3-4.適切なスキンケアを心がける

    肌の乾燥対策も、シミを防ぐ大切なポイントです。
    うるおいが不足している肌は、バリア機能が低下し、紫外線が進入しやすくなります。

    また、生まれ変わりのリズム(ターンオーバー)も乱れがちなので、メラニンが蓄積されやすく、シミができやすい状態です。

    さらに、紫外線を繰り返し浴び続けると、肌への侵入を防ごうと肌表面が厚くなり、「角質肥厚」という状態になることが。
    するとターンオーバーが乱れてバリア機能が低下し、肌内部の水分が蒸散しやすくなって乾燥が進んでしまいます。

    つまり、紫外線を浴びる前、浴びているとき、浴びたあと、どのタイミングも保湿ケアが大切なのです。

    保湿ケアの基本は、保湿効果の高い化粧品でお手入れをすること。
    お手入れの際に意識したい2つのコツがあります。

    肌への刺激になるケアは避ける

    スキンケアは、なるべく肌に刺激を与えないよう心がけましょう
    クレンジングや顔を拭くときは、肌をゴシゴシとこすらないように、化粧水や乳液、クリームを塗るときも叩き込んだりせず、そっと手のひらでおさえるようになじませます。

    コットンを使うときも、優しくすべらせるようになじませましょう。

    化粧品の使用は適量を守る

    クレンジングや洗顔の量が多すぎると、髪の生え際やフェイスラインなどの洗い流しの原因になることがあります。

    また、化粧水や乳液、クリームなどの保湿アイテムの使用量が少ないと、肌が乾燥しやすくなります。
    逆に化粧水をたっぷり使い長時間パッティングなどをしていると、肌への刺激になってしまうことも。

    商品のパッケージに表示されている使用量を守り、乾燥が気になる部分だけに重ねづけするのがおすすめです

    まとめ

    シミを防ぐためには、「紫外線を浴びないこと」これに尽きます。

    とはいえ、外に出ないわけにもいきませんし、屋内にいても紫外線は入ってきます。
    ですから、「紫外線対策をしっかり行い、日常生活での「うっかり日焼け」にも注意すること」が大切です。

    そもそも、シミは紫外線から身体を守るために起こる、ごく自然な現象です。
    紫外線を浴びるから、自身を守ろうとしてメラニン色素が頑張って働いてくれているわけです。

    これは肌が健康的に、正常に働いているという証拠
    守る必要がなくなったら、シミの元であるメラニン色素も排出されていきます。
    あなたの肌にはその力がある、ということです。
    つまり、シミが残らないようにケアしてあげる手段が、有効な証拠でもあります

    ぜひこの記事を参考に、日々の中で、シミができない・残らないことを習慣づけてくださいね。

    この記事を書いた人

    化粧品開発やスキンケアアドバイザー歴22年目。自身のオイリー肌・ニキビ肌が改善したことからスキンケアに目覚める。3児の母でもあり、”0歳からのスキンケア”を実践している経験豊富さから、記事内容は幅広い。日本化粧品検定1級・薬機法医療法遵守広告代理店認証YMAAマーク取得者。

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