RECRUIT
はじめまして。
アースケアの経営者で、創業者でもある
井上龍弥といいます。
『企業』というものは、良くも悪くも『経営者』の思考が色濃く反映されます。現在の経営者が、『創業者』であればなおさらです。
これまで5つの会社を転々とした経験から、「規模の小さな中小企業であれば、その濃度はさらに増す」と感じました。ですから、就活を成功させる秘訣は、経営者の思考を知ることです。
当社は私を含めて20人程度のスタッフがいる小さな会社です。経営は、創業者である私が現在も行っていますので、業務や進め方などは私の考えが色濃く反映されています。それは、当社で働く楽しさ・やりがいは、私の考えに近ければ得やすく、逆に私の考えと遠ければ物足りない・異なるという事態になるということです。つまり、『経営者』である私とあなたの考えが似ている、または同じ方向を向いているか、が就活を成功させる大きなカギとなります。
まずは、私がアースケアという会社を始めようとした理由をお話します。正直に、誤解を恐れずに、本音を書きます。
目次
01 「アースケア」という会社を起こした理由
02 私が目指しているもの
03 私がスタッフに行ってきたこと
04 アースケアが目指すところ
05 アースケアが採用を行う理由
06 アースケアでは、どのような人が活躍できるのか?
SECTION 01
「アースケア」という会社を起こした理由
納得できないことはガマンしない!
私は、納得できないことに対して、1mmもガマンすることができません。これは、子供のころからです。
たとえば、多くの学校には『廊下は走らない!』というルールがあります。普通なら、「そりゃそうだな」と思うのですが、私は、「なぜ、走ってはいけないのか?」と引っ掛かってしまうのです。
だから、小学生の私は、素直に教師に質問しました。すると、「校則で決まっているから」と決まって言われます。すぐさま私は、「なぜ、校則で決められているのか?」と質問を重ねます。半分くらいの教師は、「決まったことを守るのは当然だ」とキレます。残りの半分の教師は、「走るとこけたり、人にぶつかったりして危険だから」と答えます。確かに一理あります。でも、歩いていてもこけるし、人にぶつかります。つまり、走るかどうかというより注意力が散漫なことが原因として適切なように感じます。だから、正しくは「移動するときは慎重に!」だと思うのです。
こんなことを言うと、残りの半分の教師が「屁理屈を言うな!」と、怒り出します。残りの半分は、「まぁ~、お前の言いたいことは分かるけど、校則で決まってるから仕方ないよ」とちょっと共感してくれます。
その後、「だったら、校則を変えたら?」と私が言うと、ほぼ全員が「お前も大人になったらわかるよ。ちょっとはガマンすることを覚えないと苦労するよ」と、ため息交じりに言うのです。もちろん納得いきません。
この性分は、小学4年生ごろから発症したと思います。そのため、ほとんどの教師とはそりが合わず、最初は廊下に立たされ、席は教師の横になってみんなと向かい合わせ、そのうち、席ごと廊下に出されて、最後はグラウンドの真ん中に立たされました。当然、学校では問題児扱いです。(今だったら、教師からのいじめ認定してもらえそうです)
社会に出てからも、納得できないことは増えるばかり
この傾向は、年齢を重ねるにつれて、知識と経験が増えるごとに強くなりました。社会に出てからは大変です。子供時代に比べて、社会に出ると格段に、それも無意味に、ガマンをすることが増えます。
上司というだけで、取引先というだけで、不合理なことを言われてもガマンして従う必要があります。成果は上司のもの、ミスは私の責任、なんて山ほど経験しました。上司を超える成果を上げると疎まれることもありました。また、上司との無意味な付き合いで、プライベートがガンガン削られました。
ほかにも、勝手にライバル視する人が、私のあることないことを上司に告げ口したりして、追い落とそうとしたりもありました。
端的に言うと、仕事以外の事柄で、何の価値もないガマンを強いられます。そんな状況に、私は心の奥底で常に怒りを抱えていました。
仕事で忙しいのは、苦痛ではありません。初めて就職した建築関係の会社では、現場が商業施設や病院なんかだと突貫工事は日常茶飯事でした。朝8時から働き出し、家に帰るのは翌日の朝6時なんてこともザラでした。化粧品業界に入った頃は、1年のうち丸一日休むのなんて一回あるかどうかでした。
当然、体はつらいのですが、やりがいでカバーできます。今、思い返しても勉強になったし、いろんな経験ができて楽しかったぐらいです。どうせ仕事をするのならば、それにかかわる多くの人(お客さんも含む)が幸せになることが理想です。そのために、自分の仕事の質を高めることは、とてもやりがいに満ちています。
しかし、私を仕事だけに邁進させてくれる、欲を言えば好奇心ややりがいを満たしてくれる、それでいて、嫌な人(無駄なことや無意味なことを強要する人)がおらず、理不尽に頭を下げなくてもいい状況を探し求めたのですが、なかなかそんな環境はありません。仕事に対する理想を阻む『年功序列』や仕事に無関係な理不尽に対して、私は常に、大きな怒りを抱えていました。
自身が納得できる会社づくりを
初めて化粧品業界に入った時も同じ感情を持ちました。テレビや雑誌で宣伝されていることにあまりにウソが多いからです。わざと誤解を誘うような表現。薬事法を無視した効果・効能。芸能人や医師を使った印象操作など。実際に、当時の私の周りには、化粧品に関して正しい知識を持っている人たちはいませんでした。テレビや雑誌で言われている誤った情報を信じている人がほとんどでした。
現在は、インターネットで手軽に化粧品に関する情報が手に入る世の中になりましたが、残念なことに、情報が多すぎること、さらに、その情報が正しいかどうかの判断が困難なために、当時の状況と大して変わっていないように感じます。
本来なら、売り手と買い手は、お互いに情報を交換しあい、信頼関係が築かれるはずです。でも、売り手側からは本当の情報は隠され、歪めて伝えられています。「なぜ、もっと正直に伝えないんだ?!」と情報の格差にも怒りを覚えました。
男女差別にも怒りを感じました。私が社会人になったとき、同じ部署に同期の女性がいました。転職を繰り返した先にも同じ職種で働いている女性がいました。あくまで私の個人的な経験かもしれませんが、男性と女性では仕事に関する格差を常に感じました。チャンスの数、任せられる仕事の幅、もてる権限、など。圧倒的に男性が有利です。実際に、女性に聞いても同じような印象を持っている人が多かったです。
たぶん、どの企業も全く同じ能力の男性と女性がいたら、男性のほうが重用されるでしょう。その理由は、女性は、結婚や出産によって環境が変わるからでしょう。環境の変化によって、仕事を続けられなくなる可能性が高まります。企業から見ると、これがリスクとなり、男性が選ばれることになります。
私も会社を経営しているので、スタッフの急な退職リスクは重々承知しています。正直言って、当社のような中小企業にとっては、一、二を争うほどの大きなリスクです。でも、やはり女性と言うだけで、リスクとみられるのは不公平だと思います。
そもそも性別は生まれるときに選べるわけではありません。自分ではどうしようもないものです。こういったことで人生の可能性が変わることはあってはいけないことだと思います。
それに、結婚や出産は、本来、幸せなことです。それなのに、それが女性の存在を不利にするなんておかしな話です。
また、最近は、結婚しない女性も増えています。この場合、老後のことも考えると、必然的にある程度の高い報酬が必要不可欠です。最近は、働き方改革などと言って国が主導しようとしていますが、実際にどこまで効果があるかというと疑問です。
男女の収入格差を最も労働者の多い40歳で収入を比較すると、
男性が約560万円
女性が約290万円
2倍近い差があります。単純な男女格差がすべてではないにせよ、不条理な格差に怒りを感じます。
この他にも言い出せばきりがないほど、これまでの人生において、本一冊ぐらいにはなる量の怒りを抱えていました。私が勝手に怒りを抱えているわけで、誰に責任があるというわけではなく、完全に自業自得ですが。
でも、当時は、イライラして息苦しくて、非常に大きなストレスを抱えて生きていました。そして、この多くの不条理に対する怒りがパワーとなり、創業時のエネルギー源になりました。私のモットーは、『世の中になければ、自分で作る』なので、それとも合致しました。
まとめると、私が起業したのは、「社会に貢献する」「人の役に立つ」といったような他者のためではなく、それまでの人生で味わった不条理が存在しない状況を自らの力で作るためでした。いつまでも「怒り」を抱えて生きたくなかったのです。だから、起業したのは完全に私のエゴと言えます。
SECTION 02
私が目指しているもの
現在、起業して24年。この間いろいろなことがありましたが、おかげさまでこの15年ほどは、会社はとても安定しています。
でも、最初は、ボロボロでした。怒りをエネルギーに変えて、朝から晩まで仕事をしていましたが、ぜんぜん上手くいきません。この原因は、明白で、ずばりお金に目がくらんでいたからです。
多くの不条理を是正するために起業したのですが、いざとなると、お金に目がくらみます。これは当然なんですが、目の前でどんどんお金が出ていき、ほんとに湯水のようにあれよあれよとなくなっていきました。だから、本来の目的も忘れて、当時は、”不条理の是正”よりも、”儲け”が頭に強くありました。
そんな中、いろんな人との出会いや経験から、少しずつ当初の目的を思い出しました。簡単に言うと、「何事もお客さんのために考え、顧客目線となって考え行動する」こと、「スタッフが豊かな人生を送れる手助けを会社として全力でサポートする」こと大きくこの2つです。
最初は、小さなことからでしたが、まず「〇〇を実現する!」と期限付きで宣言して、ひとつずつ粛々と行っていきました。もちろん、その内容はスタッフやお客さんのためになることです。すると、目標を達成すればするほど、どんどんうまくいきました。本当に驚くほどに!
この経験から、私が目指しているのは、まずアースケアが、働いている人全員が豊かな人生を送る手助けをすること。そして、そのたちと一緒に、お客さんがキレイになって人生が楽しくなるお手伝いをすることです。会社で働くスタッフが幸せにならなければ、お客さんを幸せになることはできません。
だから、私が社会人経験で感じた不条理を、自分の会社では完全に排除していきました。
SECTION 03
私がスタッフに行ってきたこと
まずは、自身が感じる不条理を取り除くこと
例えば、よくある上司と部下の絶対的な上下関係。上司のお茶を入れたり、コピーを取らされるしもべのような扱いや強制的な飲み会への参加、付き合いなどなど。一切ありません。完全にフラットな組織です。
あるとすれば、単純にその仕事ができるかどうかによる知識や経験からくる上限関係です。これは、仕方ありません。仕事ができる人が、権限と責任を持つことは当然のことです。ただ、無能な人が無能な人の上に立つことは絶対にありません。
また、アースケアは、女性の割合が多い職場です。化粧品という業界が大きく影響しているものの、意図的に男性を採用していないわけではありません。ただ、同じ能力なら女性を選んでいます。これは、私が先ほど述べた男性の優位性に怒りを抱えているからです。通常なら、男性を採用するのでしょうが、私は逆に、「男性ならアースケア以外でも採用してもらえる可能性が高いだろう。でも、女性の場合は難しいかもしれない」と感じるからです。
私が感じる不条理だけでなく、スタッフが感じる不条理にも徹底的にこだわりました。細かなものはいろいろあるので割愛して、比較的通常の企業では珍しいことだけご紹介します。
労働環境の改善
まず、自社ビルと会社の場所です。そもそもアースケアは少数精鋭を目指しており、できるだけ身軽でいることにメリットを感じています。だから、私自身は自社ビルを立てる気なんてサラサラありませんでした。むしろ、「自社ビルをわざわざ建てる経営者って、虚栄心が強すぎてどうかしてるよ」ぐらい思っていました。
ただ、労働環境をよくするのは経営者として当然の義務です。最初は、30坪からスタートしました。扉は鉄製で、怪しさ満開です。さすがに、窓に鉄格子はありませんでしたが、牢獄めいたオフィスです。最初はお金がないから仕方ないですよね。どこもこんなものでしょう。
次に借りたのは、60坪。広さも十分になり、労働環境もかなり改善できました。ただ、この時スタッフから言われたことがありました。当時は、目が回るほどアースケアは忙しく、残業が当たり前でした。場合によっては、女性だけがオフィスに残ることもありました。それが夜遅くなると、「少し怖い」とのこと。
よく考えれば壁一つ向こうには、知らないおじさんもいるので、一人で仕事していて扉がトントンとなると怖いですよね。あと、トイレも他社と共有だったので気を遣うとのこと。(一応、男女は分かれていましたが、入り口が非常に近かった記憶があります。)
そこで、事業も伸びていたので、思い切って、それまでよりきれいなオフィスビルのワンフロアを借りました。その広さ、なんと130坪!引っ越し直後は、オフィスが広すぎて、スカスカで寂しい印象であったのを覚えています。でも、スタッフは、フロア全体が自分たちのエリアなので安心して仕事ができると喜んでくれました。
で、2年ほど過ぎたときに、あるスタッフに言われました。
「社長、もし、阪神淡路大震災みたいな大きな地震が起きたら、このビルって大丈夫なんですか?」その質問に明確に答えることができなかったので、知り合いの一級建築士に相談しました。すると、返ってきた答えにビックリ!
「あ~、井上さんの入っているビルは、倒壊するだろうね~。建築士として言うのはどうかと思うけど、大阪って違法建築の宝庫だから。階数ごまかして、存在しないはずの階が存在したり、誰も知らない地下室あったりするから。国も把握しきれてないし。そもそも古いオフィスビル多いし」などと話してくれました。その建築士曰く、体感としてだと、8割以上のオフィスビルは倒壊の危険性があると言われました。
そして、これを素直にスタッフに伝えました。すると返す刀で、「社長、どうするんですか?」と。こうなったら仕方ありません。「3年以内に何とかする」と約束しました。
最初は気が重かったのですが、よくよく考えると何とかすることは当然だと感じました。自分が逆の立場だったら、そこで「地震なんて起きないから大丈夫だよ」とか言われたらテンション下がります。そんな人の下で働きたいとは思いません。
それに、スタッフのことが大事だと言っておきながら、大きな地震が起きたら倒壊する環境で働いてもらうなんて筋が通りません。だから、腹を決めました。
また、「これはいい機会だ」と捉えて、スタッフにあらゆる不満を出してもらいました。すると、耐震性以外にもポロポロと要望が出てきました。
- コンビニ弁当より、温かいご飯が食べたい
- ご飯を食べた後、のんびりするスペースが欲しい
- 運動できるスペースが欲しい
- 子供ができたときのために託児のスペースが欲しい
- 帰り道に原付に追いかけられたり、怪しい人がいるので、もっと治安のいい場所に引っ越してほしい
- エレベーターで見ず知らずのおじさんと一緒になりたくない
などなど。
どうせなら、一気にクリアしようと考えました。
これらの要望に応えるためには、
- 食堂がいる
- のんびりできるスペースがいる
- ジムのようなスペースがいる
- 託児スペースがいる
- 治安のいいエリアに引っ越す
- 可能な限り複数階借りる
などなど。
簡単に言うと、治安のいい場所にある耐震問題をクリアしただだっ広いオフィスビルを一棟丸ごと借りる必要がある、ということです。
そこで、さっそく大阪府内中の物件を探しました。と言っても、治安のいい場所というと限られています。これは、知り合いに警察官が数人いるので、彼らの生の声を参考にエリアを絞り込みました。
そのエリアにある耐震問題をクリアしたオフィスビル、おのずと新しいビルになります。一棟丸ごと借りるのでさらに絞られます。そして、家賃は恐ろしく高額になります。その数少ないオフィスビルにアタックしたのですが、全滅しました。
というのも、オフィスとして借りるのは問題ありません。ただ、食堂をつくる、ジムスペースをつくる、託児所をつくる、この3つがアウトでした。そりゃそうです、家主からすればメリットにならない要素ばかりです。こんなの作って、夜逃げでもされたり、修復に結構なお金がかかります。オフィスビルとしてはリスクの高い設備ばかりです。
で、完全に四面楚歌に陥り、らちが明かないので、決意をしました。「世の中にないなら自分で作る」と。
こうして自社ビルを作ることになりました。
もちろん、自社ビルを建てるお金なんてないので銀行に借りようとしたのですが、今でも銀行員の第一声が忘れられません。「はっ?、社長、今どき自社ビル建てるために銀行がお金貸すと思ってるんですか?無理ですよ(笑)半分賃貸にしたら考えてもいいですよ~」と。でも、私自身交渉事は大好きで、3度ほど打ち合わせした結果、驚くほどいい条件で借りることができました。
土地探しに一年。
設計・建築に一年半。
結局、宣言してから2年半ほどで、自社ビルを作ることができました。スタッフの要望に応えたために、延床面積は600坪近くになりました。かなり広いです。でも、約束が守れて良かったと思っています。
住環境の改善
あと、労働環境に伴い、住環境も重視しています。私は、『環境が人を作る』という言葉を信じています。拡大解釈すると、『良い環境に身を置くほど、優れた人になる』と考えています。だからこそ、リスクを背負って、アースケアの規模では贅沢すぎるともいえる労働環境を構築しました。
これは、スタッフの住環境にも言えます。私のエゴですが、スタッフにもできるだけ良い環境に住んでほしいのです。幸い、会社は治安のいいエリアに構えることができました。駅から徒歩10分圏内なので、通勤も容易です。
でも、私は、会社から徒歩10分圏内に住むことを奨励しています。これには、2つの理由があります。
ひとつは、時間の節約。これも私の個人的な経験則ですが、通勤時間は時間の無駄です。本を読んだり、ネットで情報を収集できるので有用だという人がいますが、どうせやるなら自宅でコーヒーでも飲みながら静かな環境でやったほうが効果的です。
もうひとつは、交通機関の事故によって業務の滞りを防ぐことができます。例えば、何かの事情で電車が止まります。都市部ではよくあることです。それが原因で、仕事が1時間遅れるとします。もちろん、そのスタッフに責任はありません。
でも、お客さんにとってはどうでしょうか?
そのために、当日に届くはずだった商品が届かない。
聞きたかったことが聞けなかった。
確かに仕方がないことかもしれませんが、何とかできるなら改善したいところです。
だから、私は、スタッフに対して徒歩圏内に住むことを奨励しています。会社を治安のいいエリアに移したのもそれが一因です。全員女性なので、なおさら治安の良さは大切です。
しかし、治安がいい反面、家賃が高いのです。これまでは住宅手当を出していましたが、来年からは社宅を用意することにしました。会社から徒歩10分圏内で、セキュリティの高いマンションを確保しましたから、これでより一層安心です。
これは、会社にとっては、ある意味『投資』です。良い環境に住むことでスタッフの能力も上がり、ひいては、お客さんの喜びにつながることを期待しています。
営業体制の変化が生むメリットとは
次に、会社の営業日も変えました。
それまでは、隔週土曜日・毎日曜日・祭日・正月・お盆が休みです。本当は、完全週休2日制も考えたことがあったのですが、当時のスタッフから、「土曜日は電話も少ないから、平日にできない仕事がはかどる」と言われて断念していました。(こういったやる気バリバリのことを言ってくれるスタッフだから、私もスタッフのために頑張れます。)
このような体制で仕事をしていると、休みの前後が鬼畜のような忙しさになります。休みが長くなればなるほど、鬼畜具合が増します。それまでも様々な工夫を重ねて、事前準備に労力を割いていたのですが、完全に解消することはできませんでした。
そこで、「思い切って土日や祭日も営業すればいいんじゃないか?」と考えました。というのも、人の疲れ具体というのはイレギュラーが多いほど増します。
例えば、週7日、7の仕事があるとします。それまでのアースケアでは、月と金が2.火・水・木が1という割合でした。これだと月と金が他の火の2倍つらく感じてしまいます。でも、毎日営業すれば、すべての日が1になります。もちろん、ある程度、曜日によって増減はするものの、それまでと比べると平均化します。そして、休みは適宜、平日に取ればいいのです。
また、この方法はほかにもメリットがあります。平日休みを取ることで、時間の節約になることが多いのです。休日なら待ち時間が生じるところが、平日ならガラガラというのはよくあります。買い物や病院がそうですね。また、官公庁は休日が休みなために利用そのものが困難ですが、平日なら空いています。
ただ、ちょっと非常識というか、それなりに工夫が必要となるので、提案の際、スタッフが反対意見が出るかなと思いましたが、すんなり通りました。というより、好意的に受け取っていたことに驚きました。(このような柔軟な対応力もアースケアの強みになっています。)
あと、これには私が抱えていた不条理が一つ解消できます。それは、長い休みをとれる可能性です。私が、社会人になって絶望したことがこれだったんです。長い休みが取れないこと。
例えば、多くの会社では、「旅行行きたいから1ヶ月の休みます」とか言ったら、「あぁぁ~~~ん、お前ふざけてんの!!!怒」と言われるでしょう。
でも、もし、人生において、どうしてもやりたいことができて、それにはある程度まとまった時間が必要だった場合、どちらかをあきらめる必要があります。多くの場合は、やりたいことをあきらめるでしょう。
仮に、やりたいことを選んだ場合、それまで積み上げてきたキャリアや信用を失う可能性があります。ということは、もし、仕事をしながらやりたいことができた場合、それは不幸な結果に終わるということです。そんな馬鹿なことありますか?やりたいことに出会えるなんて、本来、すごく幸せなことです。なのに、それを不幸だと感じるなんて、なんてつまらない人生でしょう。
どうせなら、リスクを最小限に抑えつつ、やりたいことをしたいところです。もちろん、「一ヶ月休ませてください」とただ言うだけではだめだと思います。そのための仕事の調整や仲間との連携、自身のスキルアップなども必要でしょう。でも、そういった義務さえ果たせば、権利を主張することはありだと思います。
実際に、来年あたりに1ヶ月の休みを企んでいるスタッフがいるので、大いに歓迎したいところです。このように、もし、スタッフに大切なものができたとき、そこにリスクなく時間を使える状況を作ることも大切な私の仕事と考えています。
このようにスタッフにとってメリットがあることは、アースケアとして無理のない範囲で、これからもどんどん進めて行きたいと考えています。
SECTION 04
アースケアが目指すところ
企業に人は多くあるべきか?
企業としても拡大を目指さないからと言って、我々は、日々、安穏と過ごしているわけではありません。やることは山積しています。
例えば、既存業務の改善や無駄を省くこと、お客さんへのサービスレベルの向上です。こうして書くと当然かつ当たり前のように見えるかもしれませんが、アースケアは徹底的にこだわります。たぶん、通常の会社と比べると病的だと思うぐらいです。文章で伝えるのは不可能なぐらい、真剣に向き合っています。その結果、売り上げは変わらずとも利益を少しでも残すことで、スタッフやお客さんのサービスに還元しています。
人材に対しては、少数精鋭をつら抜いていきたいと思います。私の器の問題で、スタッフの人数が増えると、それぞれの詳細を把握することができません。
どんな仕事ができるのか?
どんな仕事がやりたいのか?
どんな仕事にやりがいを感じるのか?
どんなことに幸せを感じるのか?
など。
本人自身も自覚してない場合もありますし、その人の状況や環境の変化によって変わることもあります。だから、把握できる少数でないと、スタッフに豊かな環境を提供することができません。
また、人数が増えると非効率になります。8年ほど前、今の5倍ほどのスタッフが働いていたのですが、悲惨な状況でした。
何度も言いますが、一番の原因は私の能力的な問題ですが、それにしても非効率なことが山積しました。
具体的には、当時、その日に業務が終わらないことが多々ありました。今では、よほどのイレギュラーがない限り、1時間残業して19時には終わります。アースケアの場合は、人が多いほど非効率になる上に、問題が頻発しました。
これは、アースケアのこだわりの強い部分が原因だと思います。
例えば、お客さんからの質問メールの返信。すべてのメールに責任者が目を通します。もし、返信メールに不備があった場合、担当者に満足いくレベルになるまで作り直してもらいます。下手をすると、人によっては一日の仕事がメールを一通書くだけという状況になります。普通の会社では考えられないことかもしれません。
でも、アースケアではよくある光景です。そして、こういったこだわりこそが、アースケアの存在価値と言えます。で、こういった強いこだわりを共有するためには、少数にならざるを得ないのです。弱いこだわりなら、多くの人でも共有できるんですけどね…。
さらに、これからの世の中の流れに適応しやすいメリットがあります。いろんな技術の進化によって、少人数で業務を行うことが可能となりました。
例えば、アースケアの売上規模でも、通常の会社ならスタッフが5倍から10倍ほどいるはずです。実際に、私の知り合いの会社でもアースケアより小さい規模なのに、人は5倍ぐらいいるところはたくさんあります。
アースケアでは、ITを駆使して、工夫を重ねて、できるだけ少人数で仕事を行うノウハウを積み上げてきました。そして、この傾向は、今までもそうだったように、これからも続くでしょう。AIやロボットの進化によって、人の代替えやシステムの自動化が進むことで、今よりも少ない労力で、最大の効果を発揮できる世の中になります。
そして、このような状況になると多くのスタッフを抱えている企業は、どんどん力を失っていきます。これは、私の個人的な予想ですが、人の多いことがデメリットになる時代が目の前まで来てるような気がします。
厳しくなる社会で生き残れる企業に
そもそも、今現在、年々、人口が減っています。市場規模は小さくなっており、企業の売り上げもそれに比例して少なくなります。さらに、年金で暮らす高齢者が増えるために、さらに使われるお金は減ります。年金は、これからも削減されていくので、間違っても今より増えることはありません。さらに、労働人口が激減していきます。
簡単に言うと、総人口は減り、年金暮らしの高齢者が増え、その年金支給額は減り、働く若者は激減。これが今の日本です。これが真実です。だから、これを想定して日々を送らないと、”人生が詰んだ”状況になります。
企業も同じです。こういった状況に対応できる準備を今からしておかないと、倒産します。
今のところ、この状況による弊害は、2020年から始まると言われています。東京オリンピック特需が終わって、大きなイベントがリニアぐらいしかなくなるからですね。リニアの場合、儲かるのは土建屋関係なので、我々のような土建以外の業界には、大したメリットはありません。
その次に来るのが、2025年。第一次、団塊の世代が後期高齢者に突入するからです。さらに、大型の公共工事はなくなり、国を上げてのイベントもありません。こうなると国の負担額がガツンと膨らみます。
そして、2040年。第二次ベビーブームの人たち(ちょうど私です)が、60歳以上になって、老人だらけの国になります。総人口が約7割の自治体で2010年と比べて2割以上減少するのに、4割の自治体では65歳以上が半数程度になるという想像しがたいほどに老人の国になります。もはやほとんどの人が老人で、誰も働いていない、すごく貧しい国になりそうな予感がします。
これを今の若い人に当てはめてみましょう。
今22歳の人だと、2020年は24歳。まぁ~、まだ若いから少しぐらい貧しくても何とかなるでしょう。
2025年は29歳。そろそろ結婚を意識するかもしれまんが、結婚すると独身時代に比べてお金がかかります。子供ができるとなおさらです。だから、ここで選択を迫られるでしょう。もともと結婚に関心がなければ大した問題はありませんが、「結婚できる人」と「結婚してしまったら生活が危ない人」に分かれます。
2040年は44歳。この時点になると、もう勝負はついています。生き残った人と、それ以外の人ですね。
本当は、すべての人が幸せになれればいいのですが、大半の人は今より良い生活を送れない可能性のほうが高くなります。
私も個人的には、幸せに生きたいと思っているので、いろいろ手を打っています。それがスタッフの少数精鋭であり、売上を追い求めない会社経営などです。
一般の人は、働いている人が多くて、売り上げの大きい企業ほど安定していると思っています。でも、もうそんな時代は終わりました。なぜなら、このような企業は人と売り上げがたくさん必要なビジネスモデルなのです。
これからの日本は、逆の状況になっていきます。だから、生き残る方策も、これまでと逆です。できるだけ少ない人数で、無理のない売り上げをキープすること。力のある間に、工夫を重ねて、その企業独特の利益構造、ノウハウを構築することです。
分かりやすく言えば、これから市場規模が縮小しても、その流れに対応して、極端な話、今の半分の売り上げになっても今の恩恵を維持しながら生き残れるような企業になることです。アースケアではそれを目指しています。
ただ、弱点があります。
この目標を目指すにあたり、アースケアで働く人全員が、本気で自分の人生と向き合い、真剣に仕事をする必要があります。「給料をもらうために働く」レベルの人では大した活躍はできません。そういった意味では、万人が活躍できる環境でないのかもしれません。
もしかしたら、画期的な社会の仕組みや技術が開発されて、案外、豊かな社会が訪れるかもしれません。でも、『最悪を想定して、最善を尽くす』のは経営者の責任ですから模索し続けます。ちなみに、今のところ、こういった方法論は成功しています。
SECTION 05
アースケアが採用を行う理由
アースケアが採用を行う理由は、「アースケアで働くことを通じて、新たに挑戦できる環境を作り上げていくため」です。
私は、社員が求めるのならアースケアで働きながら、新規事業に挑戦する機会を提供したいと考えています。
最近では学生のうちから起業する人も増えているようですが、その成功率は1%にも満たないでしょう。
しかも、一般的に事業を立ち上げる際は資金を借り入れするため、若くして多額の借金を背負うことになります。
AIの台頭、 グローバル化の加速によってこれからのビジネスはより複雑化し、成功の難易度は上がるため、若者の挑戦は高リスクなものとなっていきます。
では、今の若者はリスクのある挑戦はせず、とりあえず大企業に入り、なんとなく働き続けることが正解なのでしょうか。
もちろん、それも一つの人生の選択としては良いでしょう。
ただ私は、何にも挑戦しない人生よりも、できるだけ多くのことに挑戦し、これまでできなかったことができるようになり、自分が見えなかった風景が見える人生の方が、より面白みがあると考えています。
だからこそ、アースケアで働く社員には求めるのなら、新しいことに挑戦できる機会を提供したいと考えています。
アースケアには、私自身が事業を立ち上げた経験と、その事業を20年以上黒字経営を続けてきたノウハウ。
さらに、主要事業である化粧品事業で得た資金と、それができる環境が整っています。
そして、これは現在働いているスタッフだけではなく、
これから自分自身が何かに挑戦し、成し遂げていきたいと考えているすべての就活生も含まれています。
おそらく、当社以上に社員一人一人が大きな裁量を持って挑戦できる環境が整った会社はほとんどないでしょう。
「とりあえず、みんなが知っている企業だから」
「親が喜ぶような有名企業だから」
といった理由で企業を選ぶ、そんな就職活動に違和感を感じ、
とにかく自分の成長のために、挑戦できる環境で働きたいと考えている方はぜひ、現在募集中の長期インターンにご応募いただければと思います。
SECTION 06
アースケアでは、どのような人が活躍できるのか?
今までの経験則から言うと、以下の5つがあげられます。
文章を書くことが得意な人
これは友達とメールのやり取りをするというレベルではありません。
相手の伝えたいことを正確に理解でき、疑問や質問に対して、的確かつ簡潔に答えることができるレベルです。
アースケアでは、お客さんの対応やスキンケアのコンテンツを伝える手段は、ほぼすべて文章になります。だから、文章を書くのが苦手だと、かなり仕事の幅が狭くなってしまいます。どうせアースケアに入ってもらえるなら、ガンガン活躍して、多くのメリットを得ていただきたいので、文章力は必須となります。
少なくとも読書好きでないと厳しいと思います。ちなみに、私も読書が好きで、小学校低学年の頃から夏休みになると40~50冊の本を読み漁っていました。読む本がなくなったら、百科事典を片っ端から読んでいたぐらいです。その時よりも本を読んだのは起業した当初で、一日に3冊は読んでいました。若造でしたから、あらゆる知識が足りなかったので、読む種類も多岐に渡り、小説や専門書、ビジネス書など、目に留まったものは片っ端から読んでいました。だから、読むことも書くことも苦にはなりません。
過去に小説を書いていた方や、文章そのものが好きで好きでたまらない方や、いわば活字中毒の方は向いているかもしれません。
世の中に流布している『安定』を重視しない人
世の中の多くの人は『安定』を求めます。そのため、新卒者に人気の就職先ランキングには、大きくて有名な会社が並びます。公務員も大人気です。そして、そこを目指して採用活動に励みます。うまく就職できれば勝ち組、できなければ負け組といった具体です。
私が就職活動をしていた20年以上前、状況は今と同じで、みんな当時の大きくて有名な企業を目指して頑張っていました。当時は、氷河期で20社以上受けても決まらないのは当たり前。
そんな中、私はというと、人気の企業には目もくれていませんでした。理由は簡単で、人気のある所はみんなが目指すので競争率が高く、人が集まるために安い賃金、過酷な労働を課せられる可能性が高いと感じたのです。
そして、そういった企業は古い慣習(年功序列や終身雇用)に縛られており、「自分には合わないだろうな」と感じていました。また、大きな企業は、組織が縦割りになっており、任せられる仕事の幅も狭く、その企業のみでしか通用しない人間になるので、それも避けたい要素でした。
周りからは私は負け組に映ったと思いますが、今となっては正解だったなと思います。地元の同級生の大半は、事業規模の縮小によってリストラに合うか、良い待遇を目指して転職を繰り返しています。そして、年齢を重ねるほどに、給料は下がり、クビの通達に戦々恐々としています。私ぐらいの年齢になると、独自の能力がよっぽど高くない限り、条件が良くなる転職はほぼ不可能です。いざ、転職しても待遇も給料も悪くなるだけです。
私も転職を何度か繰り返しました。実は、会社を変えるたびに給料と待遇は上がりました。それは、会社に入るたびに、その会社の持っているノウハウを吸収していったからです。だから、そのノウハウを必要とする企業から、常にいい条件をもらって転職していました。
だから、就職活動をしたのは新卒の時だけで、それ以降は、先方から声をかけてもらいました。かっこよく言うとヘッドハンティングですね。
最後の就職先では、就社して1年半後には、系列子会社の社長をやっていました。(これは、会社の上司に大きなチャンスをもらえたというラッキーがありました。この経験からスタッフにもどんどんチャンスを与えていきたいと考えています。)
世間に流布している『安定』は、大きな有名企業に入って、そこで一生懸命頑張っていれば、一生安泰という考え方です。でも、実際は違います。ひとつのところで狭い範囲で限られた仕事を一生懸命しても、意味がないことがよくあります。実際に、定年間際になるとその企業のお荷物になり、早期退職を促される人が多くいます。私の父親もそうでした。
某大手都銀の営業マンも同じことを言っていました。その銀行は、早い人で40代で肩を叩かれるようです。いわゆる子会社や関連会社への出向です。定年まで本体で働ける人は数%らしいです。頑張りすぎて成果を出しすぎても、仕事ができなくても、肩をたたかれるので、「仕事ができすぎず、できなさすぎず、ちょうどいい塩梅にバランスをとるのが難しい」と言っていました。
銀行は専門職で、かつ報酬も高いため、AIに置き換わりやすく、つぶしが効きにくい業種の一種です。当時、その人は40代で、正直、これからかなり大変だろうなと思いました。
このようにそれまでいいと言われていた専門的な職種よりも、可能な限り広い範囲を網羅しつつ、少し先に必要とされるスキルを優先的に身に着けていくことが賢い処世術です。そのためには、スピード感があり、ある程度、自由度のきく企業で働くほうが有利です。
つまり、変化が当たり前で、次々に新しいことを吸収、習得、実践する必要があります。そして、このような人はこれからの企業に必要とされるため、これこそが本当の『安定』につながります。このような考えを持っている人はアースケアで活躍できる可能性が高いです。
余談ですが、私のイメージでは、そろそろ氷河期に突入しているような気がしています。例え力があっても、体が大きく、動きが遅く、たくさんの食料が必要な恐竜にはつらい時代です。逆に、力はなくても、体が小さく、スピードが早く、少ない食料で生きていける哺乳類には適した時代です。
他責にしない人
私は、すべての責任は自分にあると考えています。自分の置かれている状況や環境への不満も、その人の責任だと思います。
例え、それがどんなに恵まれていなくても、どんなに理不尽でも、そこにいることを選んでいるのが自分だからです。だから、私はアースケアという理想の環境を自分で作りました。そして、今では、私の特異な考えに共感してもらっている仲間と一緒に作り上げています。
私の経験上、他責にする人は成長することなく、周りの人を不幸にする傾向があります。残念ですが、仲間として一緒に頑張ることができないと思います。
逆に、他責にしない人は困難に立ち向かう勇気を兼ね備えています。その勇気をもって、自分の人生は自分の力で切り開く覚悟を持っている人が理想です。まさに、これからの時代を生き抜くために必須の要素と言えるでしょう。
『権利』と『義務』を理解して、実践している人
多くの場合、世の中には『権利』と『義務』が発生します。
私が世間一般と比べ、スタッフに多くの報酬や良い環境を用意するのも、義務を果たしてくれているからです。逆に、スタッフがアースケアで働いてくれているのも、私が最低限の義務を果たしているからでしょう。このように、多くのことがらは、権利と義務によって成立しています。特に仕事はそうです。
『権利』と『義務』のバランスが取れているからこそ、お互いの関係は良好となり、仕事もうまくいきます。でも、『権利』ばかりを主張して『義務』を果たさない人もいます。これは、他責とセットになっています。
例えば、会社が悪い、給料が安い、くだらない仕事だ、だんな(嫁)が悪い、世の中が悪い、自分はこんなに頑張っているのに周りが分かってくれない、自分だけが苦労している、などと考えている人たちです。
どれも自分の責任です。今までそうなるように生きてきた結果です。『権利』ばかりを主張して、『義務』を果たさなかった結果です。
逆に、いい会社だ、給料が高い、楽しい仕事だ、結婚してよかった、少しでもいい世の中にしたい、自分の周りにはなんていい人ばかりなんだろう、自分は恵まれている、などと考えている人はしっかりと『義務』を果たしている人です。
給料を「貰うもの」ではなく、「稼ぐもの」という認識がある人
転職後、最初の給料は年俸で350万円でした。この時点では、自分は稼ぐことができないので、極論を言えばゼロでも仕方がないと思って、そう言いました。すると、上司は「「こんなことを言う奴は初めてだ。これは期待できる。チャンスをたくさんやろう」と思ったそうです。
私は、『給料は稼ぐもの』と考えているので、実際に自分がいくら会社に利益をもたらしているかも把握していましたし、利益の出しやすい業務を率先していたし、利益の出せる業務をみずから作っていました。そうして、会社の利益を積み上げ、自分の給料を設定していました。だから、常に自分の成果と与えられる給料を天秤にかけて、給料が多い場合のみ、その会社で働いていました。逆になると、転職していました。
でも、多くの人は、そんな考え方をしないでしょう。最低賃金や相場で要望額を出すのではないでしょうか。
多くの企業が欲している人材の要素は、『給料は稼ぐもの』と考えている人なのです。なぜなら、このような人は、自分の能力を客観的に把握していて、会社への貢献度も正確に認識していて、利益の出る仕事とそうでない仕事を理解していて、利益を生み出せるからです。
逆に、『給料をもらうもの』を考えている人は、自分が会社にどれだけ貢献しているかを把握していません。何が利益を生むかも知りません。新しいことなんて、考えもしません。むしろ拒絶する傾向にあります。言われたことだけを仕事だと考えがちです。
今後、このような仕事はAIやロボットにどんどん置き換わっていくでしょう。
つまり、企業には不必要になると思います。
その結果、ずっと一緒に働くことができません。
だからこそ、『給料を稼ぐもの』と考えている方と一緒に働きたいと考えています。
さて、長々と取り留めのないことを話してきましたが、いかがだったでしょうか?
私は、このような人と一緒にアースケアを作っていきたいと考えています。
もし、これまで読んだ内容に共感いただけ、「私が探していた会社だ」と感じていただけたなら、一緒に働くことでお互い幸せになれるかもしれません。ぜひ、こちらの募集要項から応募をお待ちしています。