2018年11月29日
こんにちは、アースケアの下田梨絵です。
普段、マスカラは使われますか?
私はほぼ毎日使っています。
『お湯で落ちるタイプ』のマスカラです。
ウキウキメイトの皆さまからも、このタイプを使用されているお話をよく伺います。
そこで、もしあなたも使われていたら、伺いたいのですが・・・↓↓↓
「お湯で落ちるタイプのマスカラなのに、ダブルクレンジングゲルで落ちにくい」
と思われたこと、ありませんか?
実は、これ、以前、私が思っていたことです ^^;
「 お湯で落ちるくらいなんだから、ダブルクレンジングゲルで十分落とせるはずなのに、なんでかな~?」と不思議に思っていました。
そして、ハッと、『勘違い』をしていたことに気が付きました。
しかも、この勘違い、そのままにしておくと、目元を老けさせることにつながります!
ちなみに、マスカラには『お湯で落とせるタイプ』以外にも種類があり、それぞれの性質をちゃんと知って使わないと、私の誤解と同じように、目元の老化を招きます。
そこで、今回から少し『マスカラ』のお話をしたいと思います。
マスカラを使用する人なら誰でも、知っておいて損のない話ですので、ぜひ最後までお付き合いください^^
水や汗で落ちないマスカラ
最近のマスカラは、『水や汗に強くてあたりまえ』になってきました。
これには、『水や汗に強いのに、お湯で落とせる』タイプのマスカラの登場が影響しています。
数年前に発売されて、今ではすっかり定番化しました。
それまでにも、『水や汗に強いマスカラ』はありましたし、今も人気です。
ただ、お湯では落ちません。
まずは、『水や汗に強い』マスカラのうち、『お湯で落ちる』タイプと、『お湯で落ちない』タイプの違いを整理していきましょう。
『お湯で落ちない』マスカラのしくみ
一昔前までは、『水や汗に強い』といえばこのタイプのマスカラでした。
シリコンなどの油溶性成分を主成分にして作ります。
つまり、そもそも『水に強い成分』でマスカラを構成するのです。
という利点があります。
そのため、
などに適しています。
このような機能を求める人にとっては、今も人気のマスカラです。
ただ、使い勝手がイマイチな面があります。
『お湯で落ちないマスカラ』のデメリット
それは、『落ちにくいこと』。
落ちにくく作ってあるんだから、当たり前なんですけどね^^;
その機能に特化してあるので、一般的なクレンジング剤でも落とせないことが多いです。
水や汗をはじく機能が強いほど、ダブルクレンジングゲルでも落ちにくくなります。
きちんと落とすためには、マスカラ専用のリムーバー(部分用クレンジング剤)や、洗浄力の強いクレンジング剤が必要です。
「このようなクレンジング剤だとどうして落ちるのか?」というと、界面活性剤の力です。
特に石油系界面活性剤の『くっつきやすい性質』を利用すれば、スルリと落ちます。
ただ、ご存知の通り、この『くっつきやすい性質』は、敏感肌・乾燥肌にはデメリットになることが多いです。
メイク汚れだけにくっついてくれればいいのですが、肌が持っている保湿成分などにもくっついて、汚れと一緒に落としてしまうことがあるからです。
また、洗い残しが起こりやすく、それが肌トラブルの原因になることもあります。
特に、目元は皮膚が薄く、皮脂分泌が少ないことから乾燥しやすい箇所なので、このような洗顔を続けると、乾燥や敏感肌、深いシワやたるみ、摩擦によるくすみなどを招きます。
ですから、ウキウキメイトの皆さまには、
このどちらも、 毎日使ったり、何年も使い続けることはおすすめしません。
特に、目元の乾燥・シワ・たるみが気になる場合は、今回の話を参考にマスカラやクレンジング剤を見直してみることをおすすめします。
例えば、「汗をかきやすい夏以外は使わない」などの、工夫をしてみるのも一つの方法です。
では、続いて、今度は『お湯で落ちるマスカラ』について見てみましょう。
『お湯で落ちるマスカラ』のしくみ
それまでの『水や汗に強いマスカラ』は、そもそも『水に強い油溶性の成分』でマスカラ液を作っていました。
ということですね。
『お湯で落ちるマスカラ』は、このマスカラ液の主成分がガラリと変わりました。
『塗って乾くと、表面に膜を形成する成分』で、マスカラ液を作るようになったのです。
この膜が、汗や皮脂をはじきます。
ではここで、私がお話した『誤解』について解明したいと思います^^
お湯で落ちるのに、
ダブルクレンジングゲルで落ちないのはなぜ?
日常的に『お湯で落ちるタイプ』のマスカラを使用していて、私が不思議に思っていたことはこうでした。
「お湯で落ちるタイプのマスカラなのに、ダブルクレンジングゲルで落ちにくいな~」
「お湯で落ちるくらいなんだから、ダブルクレンジングゲルで十分落とせるはずなのに、なんでかな~?」
なぜでしょうか?
もう気づいていらっしゃるかもしれません^^
ヒントは、『お湯で落ちるタイプ』の主成分にあります。
まつげの表面に張られた膜。
これ、実は、高温で溶けます。
だから、『お湯で落ちる』と謳われているわけです。
一方、『お湯で落ちないタイプ』のマスカラの成分、これらは、お湯を使っても溶けません。
油溶成分なので、洗浄成分である界面活性剤(油分と水分のなかをとりもつ成分)をなじませて、その後、水ですすぐことで、まつげから引き離します。
だから、クレンジング剤が必要となります。
つまり、
『落とす』ために必要なものが、
なわけです。
ついついしがちな『思い込み』
私は、いつもの『メイク落とし』の要領で、顔も手も濡らさない状態で、ダブルクレンジングゲルを目元になじませて、
「マスカラ、落ちないな~」
と思っていました。
『落ちるために必要なもの=お湯』を用いていないんですから、落ちなくて当たり前ですよね。
でも、「大は小を兼ねる」に似た思い込みで、「お湯で落ちるものは、クレンジング剤でも落ちる」と思っていたのです。
そのせいで、しばらくは、目元を必要以上にこすったり、ダブルクレンジングゲルをたくさん使ったりして、試行錯誤をしていました。
こんなことを続けていれば、目元の肌にダメージを与えてしまいます。
あぶない、あぶない(汗)
やはり何事も『思い込み』はキケンですね。
もし、『お湯で落ちるタイプ』のマスカラをご使用でしたら、この『マスカラのしくみ』を頭の隅に置いて、メイク落としをなさってください。
今回の話を踏まえて、次回は、肌にやさしい『マスカラの落とし方』を考えてみたいと思います。
どうぞお楽しみに!
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