2018年05月31日
こんにちは、アースケアの下田梨絵です。
さまざまな美容効果が期待される『マッサージ』について。
今回は、『そもそもマッサージでは得られない効果』についてお話します。
まずは、おさらいです。
マッサージで得られる効果とは?
マッサージで得られる効果は、次の2つでした。
もちろん、これまでお話してきた『正しい方法』でマッサージを行った場合の話です^^
さて、ちまたで人気のマッサージ法の中で、一番人気があるのが『たるみやほうれい線の改善』をうたったものです。
この話の流れでもうお気づきだと思いますが・・・^^;
『マッサージでは得られない効果』のひとつがこれです。
たるみやほうれい線が、
マッサージでは改善しにくい理由
たるみやほうれい線が目立つ原因を知れば、その理由は明らかになります。たるみの原因は、大きく分けると2つあります。
ひとつは、『真皮の衰え』
大ジワを発生させる真皮の衰えは、たるみにも深く影響しています。
真皮が衰えることで、肌のハリがなくなってしまうからです。
ふたつめは、『筋肉の衰え』です
肌の構造を見てみましょう↓↓↓
1.表皮
2.真皮
3.皮下組織(脂肪)
4.筋肉
ご覧のように、表皮や真皮よりもさらに奥にあるのが筋肉です。
筋肉は、いわば肌の土台!
その上にある、表皮・真皮・皮下組織(脂肪)を支えています。
でも、使わないと、どんどん衰えていきます。
その結果、肌を支えることができなくなり、たるんでしまうのです。
つまり、たるみやほうれい線を改善するためには、【真皮】と【筋肉】、この2つの衰えを食い止めることが大切だ、ということです。
では、マッサージはどのように関わることができるでしょうか?
マッサージが『たるみ』にもたらす効果
冒頭で確認した『マッサージがもたらす効果』を思い出してみましょう。
このふたつでしたね。
血行やリンパの流れが良くなると、栄養や酸素を乗せた血液が体全体に行き渡ります。また、体内にたまった老廃物が排出されやすくなります。
どちらも、健康な肌を作るためには欠かせない体の動きです。
もちろん、真皮や筋肉を育てるためにも良い影響を与えます。
でも、ここでもうひとつ思い出したいことがあります。
それは、血行やリンパを促す効果は、あくまでも『正しい方法』でマッサージをした場合に限る、ということです。
こんなマッサージには要注意!
『たるみ改善』と銘打たれたマッサージの大半が、『顔の肉がゆれるほどの強いマッサージ』です。
マッサージ後には、「たるみが無くなった!」と嬉しくなる効果があるかもしれません。
しかし、こうした強い刺激を与えるマッサージは、肌に大きなダメージを与えます。
そうです。
肌はと~~~っても薄い!んでしたね。
その薄さ、なんと食品用のラップ1枚分です。
この薄い肌に、ぐいぐいと強い力を加えると、肌のうるおいを守る角質層を含めた表皮が傷ついてしまいます。
さらに、そのダメージは、表皮の下にある真皮に達する場合もあります。
真皮といえば、まさに、たるみやほうれい線を生み出しているあの真皮です。
つまり、強い力を加えるマッサージは、たるみやほうれい線を改善するどころか、作ってしまう場合もあるのです。
体にある脂肪は、マッサージなどの物理的な刺激で移動します。
また、リンパが刺激されることによって、むくみが解消されることがあります。
マッサージをして「たるみがなくなった!」と感じられるのは、こうした一時的な変化によるものです。
もちろん、衰えていた真皮や筋肉が鍛えられたわけではありません。
たるみ改善のために
マッサージはどんなふうに取り入れればいいの?
つまり、「人気のたるみ改善マッサージは、正しく行う必要があり、また、それが確実にたるみやほうれい線を無くすわけではない」ということです。
こんなことを知ってしまうと、残念な気持ちになってしまうかもしれませんが、大事なことは、自分が行うケアに期待できる効果を正しく把握しておくことです^^
今回の例で言うと 、次の3つの点を押さえておきましょう。
2.血行・リンパの流れが促されることで、顔のむくみが解消され、顔がすっきり見える効果は期待できます
3.この効果を得るためのマッサージは、『正しい方法』で行うマッサージです。朝晩、アクアテクトゲルを顔に塗る際に、丁寧にマッサージを行うことをおすすめします。
マッサージは、正しく行えば、キレイ肌づくりにはプラスになります。
今回の話を参考に、毎日のお手入れに、上手に取り入れてください。
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