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2018年03月29日

ウキウキメイトに『石けん洗顔』をおすすめしない理由

こんにちは、アースケアの下田梨絵です。

この数週間、洗顔やメイク落としのお話をしています。

そのためか、ウキウキメイトの皆さまから『石けん』についてのご質問をいくつかいただきました。

石けんと言えば、一番身近な洗顔料です。

昔から存在し、多くの人に愛用されてきたためか、『自然』『安全』『肌にやさしい』というイメージをお持ちの方が多いようです。

でも、実は、前々回に少しお話したように、固形石けんの性質は『肌にやさしい』とは言えません。

しかも、肌にやさしそうなイメージがある『純粋な石けん』『余計なものが入っていない無添加の石けん』ほど、敏感肌・乾燥肌の方にとっては、キケンをはらんでいます。

そこで、今回は、『固形石けん』の性質について、詳しくお話したいと思います。

『石けん』は、自然?安全?

石けん。すごく身近な洗浄剤ですよね。知らない方はいらっしゃらないと思います^^

顔はもちろん、体や衣服・食器など、さまざまなものを洗うために使用します。

結構カンタンに作れます。必要なのは、次の2つの成分です。

油脂
牛脂・豚脂・ヤシ油・パーム油・オリーブ油など

アルカリ性の成分
水酸化ナトリウム(=苛性ソーダ)

 
この2つを混ぜて化学的に反応させると、石けんができます。

まさに『混ざり気のない純粋な石けん』ですね。ちなみに、これを『石けん素地』と呼びます。(『純石けん』という言い方もします)

石けんは、身近な存在であることに加えて、『自然』『ナチュラル』『やさしい』『安全』というイメージがあることでも、人気です。

でも、この作り方を見て分かる通り、化学的な反応(合成)によって作る界面活性剤です。『石けん=自然・ナチュラル』と思っていらっしゃる方にとっては、びっくりする事実かもしれません。

(ちなみに、『合成』成分であることも、『界面活性剤』であることも、肌や体にとって悪い影響を与える、ということではありません。界面活性剤に関するアースケアの考え方はこちらをご覧ください。https://www.earthcare-net.com/binkan-kasseizai-69.html

では、『やさしい』『安全』についてはどうでしょうか。

これが本当かどうかを知るためには、『ペーハー値(pH値)』について理解する必要があります。

「肌は弱酸性」って聞くけれど・・・

物質を水に溶かしたとき、その溶けたもの(水溶液)は、性質によって2種類に分けることができます。

『酸性』と『アルカリ性』です。

イメージしやすいように簡単に言うと、

『酸性』は、すっぱいもの。
『アルカリ性』は、苦いもの、です。

この酸性とアルカリ性の度合いを、0~14の値であらわしたものを『pH値(ペーハー値)』といいます。

酸性、アルカリ性の度合いをPH値で表した表

『酸性』も『アルカリ性』も、値が極端になるほど、その性質が強くなります。

『酸性』の一番強いものは、『塩酸』(pH値:0)。
『アルカリ性』の一番強いものは、『水酸化ナトリウム』(pH値:14)。

どちらも劇薬です。

ペーハー値の真ん中が、どちらにも傾かない『中性』で、水道の水はこれくらいになるように処理されています。

そして、「人の肌は、弱酸性」と言われる通り、健康な肌表面は、pH値4.5~6の弱酸性です。

「どうして弱酸性なのか?」というと、また細かい話になるので今回は省きますが、ポイントとなるのは『皮脂』です。肌から分泌される皮脂によって、『弱酸性』が保たれています。これは、この後の話でも出てくるので覚えておいてください^^

そして、もうひとつ覚えていただきたいのは、『アルカリ性は、酸性に強い』ということです。具体的には、『アルカリ剤(アルカリ性の成分)は、タンパク質(皮脂や垢など)を分解する力が強い』のです。

まとめ

肌は、皮脂によって弱酸性に保たれている
アルカリ性はタンパク質(皮脂や垢など)を分解する

 
この2つを踏まえて、石けんの話に戻りましょう。

石けん素地100%の固形石けんを
ウキウキメイトにおすすめしない理由

先ほどのペーハー値の話の途中で、「あれ?」と思われたかもしれないのですが・・・

ペーハー値の中で『アルカリ性』の一番強い値になっていた成分、覚えていらっしゃいますか?

水酸化ナトリウム。
これ、石けんを作るための材料でしたね。別名、『苛性ソーダ』とも言います。
手に触れるとやけどしてしまうほど刺激性の強い成分で、取り扱いには十分注意が必要です。
この『水酸化ナトリウム』と『油脂』を混ぜて作られた石けん(=石けん素地)は、『弱アルカリ性』の性質を持ちます。

ペーハー値でいうと、9~11くらい。

この石けんで肌を洗うと、どういうことが起こるか、想像できますか?

はい、そうです^^
アルカリ性の石けんが、肌表面のタンパク質を落とします。余分な皮脂や、垢(古い角質細胞)などです。

以前に、「石けん素地100%の固形石けんは、洗浄力が強い・皮脂を取る力が強い」とお話しました。あれは、こういうことです。アルカリ性だから、肌の汚れを取り除く力が強いのです。

そのため、固形石けんで洗った後の肌は、皮脂がごっそり取り除かれます。キュッキュっと音がしそうな洗い上がりになります。これは『皮脂を取りすぎた状態』です。

そして、このとき、肌はアルカリ性に傾きます。

健康な肌状態であれば、しばらくすると皮脂が分泌され、再び弱酸性の状態に戻ります。でも、乾燥肌や敏感肌だと、皮脂の分泌が少なくなっていることが多いです。これでは、洗顔後に『弱酸性』の状態になかなか戻ることができません。

これが、キケン。

アルカリ性に傾いた肌は無防備で、外部の刺激に対して弱くなります。そのため、赤みやかゆみ・さらなる肌の乾燥などを招くこともあるのです。

固形石けんで洗顔をした後に、

  • 肌が赤くなる
  • 顔がつっぱる
  • かゆみがでる

といった症状がある場合には、皮脂を落としすぎた結果、肌が過敏になっている可能性が高いです。

つまり、乾燥肌・敏感肌にとっては、純粋な石けん(石けん素地100%の石けん)であればあるほど、肌に負担をかけてしまうことがあるのです。

肌にやさしい石けんはないの?

石けん素地を使用している限り、『洗浄力が強い』という性質がゼロになることはありません。

では、すべての固形石けんが、乾燥肌・敏感肌の人に向かないか?というと、そうでもありません。

例えば、使用する油脂の種類を変えると、洗浄力を調節することができます。また、石けん素地に、その他の洗浄成分を混ぜることによって、洗浄力を弱めるという方法もあります。また、石けんの製造方法や、その他に配合する成分によっても、洗浄力が変わります。

例えば、アースケアの全身用石けん『やさしい石けん』は、石けん素地をベースにして、20種類の保湿成分を配合しています。

通常だとこんなにたくさんの保湿成分を石けんに用いることはないので、その分、製造方法が特殊だったりして、作る側としてはちょっと大変なのですが^^;、おかげで、固形石けんとしては、他ではありえないくらい洗浄力がマイルドです。特に、アトピー肌や体の乾燥でお悩みの方にご愛用いただいており、「他の石けんはもう使えない」といったお声をいただくことも多いです^^

『やさしい石けん』の詳しい情報はこちら
https://earthcare.co.jp/ukiuki/products/detail/13

 
でも!

そんな、固形石けんの中でも限りなく洗浄力をマイルドにしてある『やさしい石けん』でも!比べると、やっぱりダブルクレンジングゲルのほうが、洗浄力がマイルドなんですよね。

そもそも、必要な洗浄力は、洗う部位によっても異なります。顔は、体よりも肌が薄く、皮脂の分泌量も少ないです。そのため、体を洗うときほどの洗浄力は必要がありません。顔と体で洗浄剤を変える理由はここにあります。

ちなみに、ときどき、「やさしい石けんで顔を洗ってもいいですか?」というご質問をいただくことがあります。一般的な洗顔石けんよりも洗浄力はマイルドなので、正直、洗っていただけます。でも!肌へのやさしさを考えるのであれば、乾燥肌・敏感肌・大人ニキビでお悩みの方には、やっぱりベストはダブルクレンジングゲルです。

少し話が脱線してしまいました・・・^^;

いろいろお話したので、まとめますね。

『洗浄力』の強さ・強い順に

石けん素地100%の固形石けん

洗浄力を調整してある石けん

『やさしい石けん』

『ダブルクレンジングゲル』

 
洗浄力の強弱を、少しイメージしていただけたでしょうか?

現在、『石けん素地100%の固形石けん』で洗顔をされていて、乾燥肌や敏感肌・ニキビなどの肌トラブルでお悩みの場合には、ぜひ一度、『ダブルクレンジングゲル』をお試しください。

それだけで、洗い上がりや肌へのやさしさなど、大きな違いを感じられるのではないかと思います^^

皮脂を取りすぎない洗顔に替えることで、毎日行っているアクアテクトゲルの保湿効果を後押しすることになります。乾燥肌・敏感肌の改善が、一気に加速するかもしれませんね^^

『ダブルクレンジングゲル』の詳しい情報はこちら
https://earthcare.co.jp/ukiuki/products/detail/6

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