2017年06月15日
こんにちは、アースケアの下田梨絵です。
前回は、皮脂とキレイ肌の意外な関係性と、誤った皮脂対策についてお話しました。
皮脂は、健やかな肌にとってなくてはならないものですので、多すぎても、少なすぎてもいけません。皮脂の性質を知り、自分の肌状態をふまえて、皮脂と上手につきあうことが、キレイ肌作りのポイントです。といっても、難しいことはありません。
皮脂と上手に付き合う方法とは、誤った皮脂対策をやめて、その代わりに、正しい皮脂対策をする!
これだけのことです。
ではさっそく、正しい皮脂対策を学んでいきましょう。簡単にいうと、『誤った皮脂対策』と逆のことをするだけです。
1.皮脂を取るスキンケアから、皮脂を取りすぎないスキンケアへ
このような方法で皮脂を取りすぎると、返って皮脂が過剰に分泌される肌質になることがあります。 といっても、皮脂を一切取っちゃダメ!というわけではありません。取り方を少し変えてみましょう。
油取り紙から、ティッシュへ 1日に何度もから、2~3回へ
油取り紙は、その名の通り、油を取る効果の高い紙です。ですから、皮脂を取りすぎてしまいやすいんですね。また、パリパリした硬い素材のものが多いので、それが刺激となり、肌に負担を与えることもあります。これを、柔らかいティッシュに変えます。
1枚を広げてそっとあてるだけでOK。
肌にやさしく、過剰な皮脂のテカリを抑えることができます。また、ティッシュで皮脂を取る行為も、一日2~3回までとして、取りすぎないようにしましょう。
洗顔料を使った洗顔は、1日に何度も、から1日1~2回へ
洗顔料を使うと、皮脂が落ちてさっぱりします。 確かに気持ちがいいのですが、皮脂=潤い成分だと考えるとどうでしょうか?洗顔をするたびに、肌の潤いを失ってしまうことになります。ですから、洗顔料を使った洗顔は、1日1~2回を目安にしましょう。朝と夜、が基本です。
「でも、もっと洗顔したい!」という場合は、水かぬるま湯洗いをお試しください。人の肌から分泌する皮脂や汗は、水やぬるま湯でも落とすことができますので、気になったら、洗顔料を使わずに、洗い流しましょう。洗顔料を使った場合も、水洗いをした場合も、顔を洗った後は必ず保湿をしっかりしてくださいね。
洗浄力の強い洗顔料から、洗浄力がマイルドな洗顔料へ
先ほど、「洗顔料を使った洗顔は一日1~2回」とお伝えしましたが、これは、洗浄力がマイルドな洗顔料の場合です。洗浄力が強い洗顔料であれば、たとえ「一日1~2回」を守っていても、皮脂を取りすぎてしまう恐れは十分あります。
洗浄力が強い洗顔料とは・・・↓↓↓
石けん素地100%の固形石けん
界面活性剤のカタマリである固形石けんは、『皮脂を落としやすい』という性質を持っています。『敏感肌用』や『ベビー用』『乾燥肌用』であっても、この性質は変わりません。これは固形石けんの宿命です。ただ、そのほかに配合している成分によって、洗浄力は変わります。
「皮脂を取りすぎているかどうか」は、洗い上がりの感覚でチェックできます。顔を洗った後に、『キュッキュッ』と音が鳴りそうだったら、皮脂を取りすぎた証拠です。固形石けんをご使用の場合は、チェックしてみてください。
関連記事:石けんのメリット・デメリットがさらに分かります
すっきりタイプ・ニキビ用・オイリー肌用の洗顔料
皮脂や毛穴の汚れが気になる方、ニキビが気になる方は、洗い上がりが『すっきり』するのを好まれます。この『すっきり』の感覚こそ、先ほどの『キュッキュッ』という感覚です。また、ニキビは皮脂が毛穴に詰まることから起こるため、『オイリー肌用』や『ニキビ用』の洗顔料は、わざと皮脂を取りすぎる仕様で作られていることが多いです。
こちらも、過剰に落としていないか、洗い上がりの感覚をチェックしてみてください。
オイルクレンジング(オイル状のクレンジング)
オイルクレンジングは、その名の通り、油分を主な成分としたメイク落としです。『落ちにくい』『汗や水に強い』メイク料(油分)も、その粘着性でスッキリ落とすことができます。その反面、肌に必要な油分=皮脂まで落としてしまうことが問題です。ですから、オイルクレンジングも、選択したものによっては、皮脂の過剰分泌を促す可能性があります。
いかがでしょうか?
当てはまることがあったら、お手入れ方法を変えてみてくださいね。皮脂と上手につきあうための洗顔料には、もちろん、アクシリオのダブルクレンジングゲルをおすすめします。なんといっても、ダブルクレンジングゲルは、『皮脂を落としすぎないこと』を目的に開発されたメイク落とし&洗顔料です。
乾燥肌の改善にも、過剰になった皮脂の分泌量を整えるためにも効果的ですよ♪
2.効果のない保湿ケアから、効果のある保湿ケアへ
皮脂を取りすぎると、水分が蒸発して、肌は乾燥します。乾燥すると、その乾燥を防ごうとして、皮脂が分泌されます。これが常態化してしまい、皮脂の過剰分泌につながっていきます。
実は、『皮脂の過剰分泌』と『肌の乾燥』には、切っても切れない関係があるのです。
このような場合は、皮脂の取りすぎによって肌が乾燥し、敏感になっているのかもしれませんし、反対に、乾燥し、敏感になっているために、これから皮脂が過剰分泌されてしまう恐れもあります。どちらにしても、保湿をしっかり行うことが、正しい皮脂対策です。
先程挙げた『皮脂を取りすぎない』ことも大切ですが、それだけでは不十分です。
それぞれにアクアテクトゲルを何度も重ね塗りして、保湿を併せて行ってください。
「アクアテクトゲルは皮脂が悪化する?」
ときどき、「アクアテクトゲルは油分が多いから皮脂を悪化させそう」という声を伺うことがあります。 でも、これは、2つの意味で心配ありません。
1つ目は、肌を保湿するためには適度な油分は欠かせないからです。
2つ目は、アクアテクトゲルに配合されている油分は、約20%程度だということ。
決して、油分が多いわけではありません。残りの80%は水分ですので、ほぼ水分の化粧品と言えます。
このようにたっぷりの水分と、その水分を維持するための油分と保湿成分をバランスよく配合して、肌になじみやすい『ゲル』という形状に仕上げたのがアクアテクトゲルです。
ゲルという形状も特長で、このおかげで、
といったキレイ肌につながるメリットがたくさんあります♪
潤い不足で皮脂過剰になっている肌には、ぜひこまめにたっぷり塗ってみてください。だんだん潤ってくると、肌が「もう皮脂をたくさん出さなくていいんだな」と判断できるようなっていきますよ。
以上が、皮脂でお悩みのウキウキメイトさんに、ぜひ行っていただきたい『正しい皮脂対策』です♪
皮脂の悩みというと、肌の乾燥や保湿とは、真逆の悩みのようなイメージがあります。だから、なかには「保湿が得意なアクシリオの化粧品じゃ、改善できないのでは?」と不安に思われる方もいらっしゃいます。
でも実は、今回ご覧いただいた通り、保湿が得意なアクシリオだからこそ、『正しい皮脂対策』も得意なんです♪皮脂でお悩みでしたら、ぜひアクシリオのケアに、肌を任せてくださいね。
それから、30代以上で皮脂にお悩みの方の場合は、もうひとつの対策にも目を向けてみてください。それがこちらです↓↓↓
3.ホルモンバランスを整える
皮脂の分泌量は、男女ともに10代後半~20代が一番多くなり、それ以降は、少しずつ減少を始めます。ですから、30代以降になって皮脂がたくさん分泌される、ということは、肌の機能がうまく働いていない証拠です。その原因の一つで、特に女性に多いのがホルモンバランスの乱れです。
女性ホルモンのひとつに『黄体ホルモン』というものがあります。妊娠や月経周期に大きく関わっており、同時に、皮脂の分泌を活発化させる働きを持っています。そのため、排卵されてから月経が始まる頃までの期間は、皮脂の分泌が活発になります。
また、加齢に伴い、女性ホルモンのバランスが乱れることで、黄体ホルモンの働きが強くなり、皮脂量が過剰になることもあります。皮脂を取りすぎないよう気をつけて、しっかりと保湿をしているにもかかわらず、皮脂の分泌が収まらない場合には、このような体の内部の働きにも目を向けてみましょう。
ホルモンバランスを整えるには、
など、日常生活を見直すことから始めます。
この方法をお話し始めると、かなり長くなってしまうので、今日はここまでとさせていただきます。
ただ、女性ホルモンは、女性が肌も体も健やかに過ごすために、重要なカギを握るものですので、また機会を改めてじっくりお話したいと思います。ひとまず今回は、上記で挙げた4つの点を意識していただいて「改善したほうがいいな」と思われる点があれば、できることから取り組んでみてくださいね。
これからの季節に気になる『皮脂』のこと、前回と今回のウキメルで、今までより少しでも深く知っていただければ嬉しいです。そして、正しい皮脂対策を行って、キレイで健やかな肌を作っていきましょう。
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